Dark Age of Camelot マーケティングディレクター 直撃インタビュー

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次なるβテスト。及び日本語版の展開について
  〜次のβテストフェーズに移行したら,200人程度のβテスターを投入しようと思っています

4G
 今後の予定も聞いておきたいのですが。次のステップのβテストなどは?

Evans
 それに関しても,やっと動きを見せられることになりました。9月第一週あたりを目処に次のβテストフェーズに移行する予定で,そこでは200人程度のβテスターを投入しようと思っています。様子を見つつ,そこから段階的に人数を増やしていこうかと。

4G
 オープンβテストとかってやりますか?

Evans
 ひょっとしたら負荷テストを兼ねて2週間くらいのオープンβテストをやるかもしれませんが,やるかどうかはまったく未知数です。なにせシステムそれ自体はUSで使っている実績のあるものなので,わざわざテストする必要性はないと思っているというのが正直なところです。

4G
 でもオープンβテストにはパブリシティという意味合いも強くないですか?

Evans
 そうですね,それは否定しません。でもインフラコストや手間を考えると,それに見合うだけの最終的課金人数に貢献できるかどうかというのは,いささか疑問です。

4G
 オープンβテストでくるような人は,おそらく大半残らないだろう,ということですね。それはそれで納得できます。そんな何度かのフェーズのテストを経て登場する日本語版は,英語版DAoCでいうところのどのあたりまで導入されますか? 拡張パックなどの扱いについて気になっているので,聞いてみたいのですが。

Evans
 日本語版には,「DAoC」,拡張パック第一弾の「Shrouded Isles」,拡張パック第二弾の「Trials of Atlantis」,プレイヤーが家を持てる「Foundations」,戦場を大きく変える「New Frontiers」まですべてを導入します。

4G
 ……それって全部じゃないですか?

Evans
 ええ。すべて,って言ったでしょ?(笑)

4G
 一つのパッケージでそれを全部っていうのは実に盛りだくさん,かつ予想より上ですね。でもまぁ確かに現状の日本語βも,Foundationまで入ってますしね。販売形態や課金方法はどうなるんですか?

Evans
 パッケージとダウンロードの二種類を考えています。ダウンロードだけっていう手法もありかな,と悩んだのですが,やはりパッケージには,告知媒体としての意味合いもまだまだ強いですし。課金に関しては,むろんカードだけではなく,日本でポピュラーなものがあるでしょうし,それを採用しようと思っているところです。

4G
 確かに日本では,対象年齢のことを考えても,カードOnlyではやや厳しいですからね。Webmoneyとかには対応しておかないと,かなり対象を狭めてしまいます。しかし,現状リリースされている拡張パックなどをすべて一つのパッケージでリリースというのはありがたいですね。ダウンロードは大変そうだけど。第三弾の拡張パックとなる「Catacombs」についてはどんな感じですか? 様子を見つつ入れるとか,もう入れることは決まってるとか。

Evans
 USでは「Catacombs」を2004年末にリリースし,それを追いかける形で日本語版もリリースします。「Catacombs」では,新しい冒険ができるのはもちろんですが,キャラクターのモデルが新しくなります。これはかなり必見ですよ(編注:「こちら」参照)。

Yvette
 4Gamerさん,E3で見て記事書いてますよね。

4G
 ええ,おかげさまで。

Evans
 あ,そうか。でも単にキレイになるだけじゃなくて,キャラクターは瞬きもするし,手の指までが動いたりするんですよ。それらを使っていろんなアクションもできるようになってます。

4G
 あのときも聞いたような気がするんですけど,必要スペックが上がりませんか?

Evans
 まったく上がりません。今と同等のスペックでできるようにはしています。

4G
 それはいいですね。「DAoC」のキャラクターモデルは日本では馴染みにくいデザインですが,このテクスチャなら,少しはそれも緩和されそうです。少なくとも,「Catacombs」までが,多少のタイムラグでリリースされると分かっただけでも嬉しいです。


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