MoEセカンドテスト,詳細情報を入手#1
2004/07/30 23:18
新たに搭載された,NPCギルドシステム。単に楽しみながらSkillを上げるだけでなく,さまざまな特典が用意されるようだが……
 先日「こちら」で紹介したように,ハドソンの国産3D MMORPG「Master of Epic:The ResonanceAge Universe」は,現在セカンドテスター募集中。しかし"セカンド"のテストにもかかわらず,ファーストテストと何が変わったのか,どこをテストすればいいのか,どこを重点的に見るべきなのか,いままでまったく公開されておらず,「どのへんがセカンドなんだろう」と思っていた人も多いことだろう。筆者もその一人だ。

 しかし今回やっと,"変更点"がある程度把握できる情報を入手できたので,ここに掲載しよう。「ありません」「出せません」「作っていません」「許してください」という,どこまで本当なのか分からない悲鳴(?)の数々を押し切って奪いとった資料なのだが,どこまで出せるか,どこまでが確定事項なのかというのが,まだまだ流動的。セカンドテスト開始直前まで,新機能の実装に励むようだ。
 それはそれでテスターとしては嬉しいところなのだが,とりわけファーストテスト経験者などから見れば,まずは「どこが変わったのか」は大いに気になるところ。とりあえず,7月30日時点で出しても問題なさそうな情報から,出していくことにしよう。最も重要ポイントと思われる「キャラクター成長システムへの変更」については,現在確認中。明日以降の掲載となると思われるので,そちらもお楽しみに。

 なお当たり前だが,下記情報には実装途中のものやデバッグの済んでいないもの,セカンドテスト中に調整を行うものなどもあるので,それを理解したうえで読んでほしい。(Kazuhisa)

※セカンドテスト募集ページは「こちら」

■■■セカンドテストにおけるファーストテストとの相違点■■■

1)NPCギルドの実装

 「刀剣」や「料理」などスキルの習得ができる,NPCギルドが実装されたとのこと。プレイヤーは自分の育てたいスキルのギルドに加入し,クエストを受けながらスキルを磨いていけるというわけだ。魔法上げなどで使われがちな,ひたすらに同じ単調作業を繰り返す"マクロ"で上げるのもよいが,テスト時にはぜひNPCギルドを試してみよう。
 まずは次回スタートのセカンドテストのバージョンでは,

・闘技ギルド
・料理ギルド
・弓ギルド

などが実装されているとの話。セカンドテスト期間内かどうかは不明だが,今後も各スキルごとのギルドが導入されていくようだ。




なんとなく一般的なMMORPGらしくなってきたインタフェース。アイテムの装備などは,ダブルクリックでもできるようにしてほしいのは筆者だけだろうか

2)ユーザーインタフェースの向上

 ステータス画面やメインバーの追加アイコンなどに,より視覚的に分かりやすくなる変更が加えられている。ファーストテスターにはあまり重要ではないことかもしれないが,今後の来るべきオープンβなどでの初心者受け入れ体制という意味では,ゲームの完成度に大きく影響する部分だ。
 大きなものだけピックアップすると,以下のとおり。

・上部のMainメニューに,「カメラ視点切り替え」「fps/方位磁石表示のON/OFF」「各種ウインドウ呼び出しメニュー」のショートカットボタンを追加
・SPECIALITY(技)とSPELL(魔法)ウインドウが,TECHNICウインドウに統合
・Skillウインドウを4種類のタブで切り替えられるよう変更
・Statusウインドウのアイテム装備可能箇所の空き部分に,それぞれの部位に応じたアイコンを表示





3)初心者エリア3種(ビスク・ムトゥーム・ネオク高原)の変更

 初めて遊ぶときにつまづかないように,MoEの世界やシステムが,クエストや観光ガイド,NPCとの会話などで遊びながら把握できる作りに変更された。
 あの妙に長い一本道のチュートリアルも嫌いではなかったが,あまりにも"チュートリアル"的な作りに感じてしまったのも否めない。出来が気になるところではあるが,歓迎すべき変更点だといってもいいだろう。
 代表的な例を挙げてみると,

・チュートリアル終了後の初心者ゾーン3か所に,各地の案内をしてくれる観光ガイドを設置
・上級者と協力してクリアするミニダンジョンの実装

などとなっている。


チュートリアルで何を行うかを説明してくれたり(右),上級者と協力してクリアするミニダンジョンができたり(真中),初心者ゾーンに各地の案内をしてくれるNPCが配置されたり(左)。初心者が途方に暮れがちなMMORPGにおいては,それなりに機能を果たしてくれることが期待できる



4)マップ表示機能

 街やフィールド上にある立て札(Map Board)を調べることで,そのエリアのマップが表示されるようになった。自分の現在位置は赤い点で示される。セカンドテスト開始時には,おそらく
・ビスク城下町
・ネオク山
・ムトゥーム地下墓地
あたりに設置されていることと思うが,順次フィールドやWarAgeなど,さまざまな場所に実装されていく模様だ。
 MoEの街は(3D MMORPGに慣れた人ならいざ知らず)立体構造で妙に広く感じるので,これもまたありがたい機能の搭載。賛否両論あるだろうが,一歩進めてミニマップとして表示してくれてもよいかも。ちなみにダンジョン内にはMap立て札は設置されないので,悪しからず。



街中にあるMap表示の立て札。観光地の案内板のようなものだと思っていいだろう。MMORPGの"冒険感"を損なうとの意見も多いが,初心者にも楽しく遊んでもらうため,EverQuestやStar Wars Galaxiesのような「行き先までルートを表示してくれる機能」や,Ultima Onlineなどに搭載されているミニマップ機能なども,今後実装してほしいところだ



5)新規武器・防具の追加

 既存装備のグラフィックの変更や各シップの専用装備など,ファーストテスト時には実装されていなかった装備グラフィックの追加が行われている。いくつ入ったのかまではまだ把握できていないが,とりあえずもらえたサンプルとして,全身"シェフ"の装備を掲載しておこう。

6)成長システムの変更

 完全Skill制への移行(初期シップの廃止),ランク廃止,シップの変化,新シップの数々……など,キャラクター成長システムについても,根本的な部分で手が加えられている。これについてはまだ出せる情報が不確定なので,また次回ということでご容赦を。



特筆すべきは「シップ専用装備」。今回はシェフの専用装備しか画面をもらえなかったが,今後どんどん明らかになることに期待したい



友達にメールで教えよう!

この記事へのリンクはこちら
http://www.4gamer.net/news/history/2004.07/20040730231846detail.html