これまでの連載では「スター・ウォーズ」の主要人物や歴史的背景,星,種族を紹介してきたが,第4回では残りの知識的要素,クリーチャー,ドロイド,ビークル,スターシップをまとめて紹介する(全種類ではないが)。これでゲームを楽しむうえで押さえておきたい,スター・ウォーズの知識については一通り学んだことになるはずだ。
第5回以降は,実際にSWGをプレイするうえで役に立つゲーム内の知識を紹介していく。プレイの進め方については「こちら」のプレイガイドを参考にしつつ,次号以降をお楽しみに。
SWGには,プレイアブルな10種族とは別に多くのクリーチャーが登場する。「スター・ウォーズ」自体は野生動物と戦うことをテーマとした映画ではないが,ゲームの中では戦闘の技能を高めるために,またミッションを達成するために,クリーチャーとしばしば戦うことになる。しかしSWGのクリーチャー達は,ただうち倒されるだけの存在ではない。調教を施すことによってペットとして従えることも可能になるのだ。
生き物を調教できるのは,クリーチャーハンドラー(以下,CH)というプロフェッションだ。スキルが上がっていくにつれて,かなり多くの種類のクリーチャーがペットにできるようになる。より強力な相棒を探して星々を渡り歩くのは,とても楽しい経験となるだろう。
最強クラスのペットを連れ歩けるのはCHのみに限られるが,一般的な強さの生き物であれば,CHから譲り受けることで,CHスキルを持っていない人でもペットにできる。序盤のうちは力強いパートナーとして活躍してくれるはずだ。
さらに生物のうち何種類かは,騎乗用の調教を施すことも可能だ。騎乗可能クリーチャーには,グンガンの騎兵が乗っていたカードゥや,タスケン・レイダーの乗用動物として知られるバンサなども含まれている。これらにまたがって郊外に旅立てば,映画さながらの雰囲気を満喫できる。ただ,騎乗動物は速度の面でビークルに大きく劣るため,最近は日常の足として使用するプレイヤーは減っているようだ。
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バンサ |
タトゥイーンに生息する。仕草や外見に愛嬌があるためプレイヤー間での人気は高い。赤ちゃんバンサをつれたコロニーを目にして,つい心を奪われてしまう人は多いだろう。 |
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ランカー |
エピソードVIのジャバの宮殿で飼われていた,恐ろしいクリーチャー。最強クラスのクリーチャーの一種で,ダソミアに生息している。数匹が群れている様子は遠目にも迫力がある。 |
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カードゥ |
エピソードIに登場した鳥の仲間。ナブーの一都市,Kaadara周辺で多くの群れが見られるほか,グンガンのキャンプの中に1匹だけ混じっていることもある。手なずければ乗用化が可能。 |
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ファンバ |
エピソードIで通商連合のドロイド部隊と対峙したグンガンの軍勢の中に,シールド・ジェネレーターを背中に据え付けた巨大なクリーチャーが見られた。それがこのファンバだ。 |
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デューバック |
デススターの秘密情報を持ったR2-D2を追うトルーパー達が,捜索時にタトゥイーンで乗っていたクリーチャー。SWGでも飼い慣らすことで騎乗可能になる動物の一種。 |
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ウォンプ・ラット |
ルークがエピソードIVで,射撃で仕留めたことがあると自慢していたネズミがこれ。このような細かい部分まで作り込まれているのを発見すると,思わずニヤニヤしてしまう。 |
クリーチャーと並んでスター・ウォーズの世界に彩りを与えているのが,"ドロイド"と呼ばれるロボット達だ。中にはC-3POやR2-D2のように,主人公達に劣らない重要な役割を担わされたドロイドも存在する。SWGでも,プレイヤーはドロイドを所有し,使役することが可能だ。
ドロイドは,ドロイド・エンジニアのスキルを持つプレイヤーの手によって作られる。C-3POのようなプロトコル・ドロイド,R2-D2のようなアストロメク・ドロイドのほか,スクリーン上でよく見かける有名な形のドロイドが作成可能だ。
ドロイドの機能にはいろいろなものが用意されているが,すべてのドロイドがすべての目的に使用できるわけではない。組み立てたシャシーに対して機能モジュールを積み込んでいくことで,そのドロイドが行えることは決まっていく。
よく見かけるのは,メディカルモジュールが搭載された医療サポート用のドロイドだ。ドクターのスキルを持つプレイヤーが,治療や身体能力の増強を施すのに使用している。酒場に行けばエンターテイナー達が,ドロイドに照明エフェクトを出すように指示して,自分の演奏やダンスに彩りを加えている場面を目にできる。骨や皮といった生物資源の採取を,ドロイドに手伝わせているプレイヤーもいる。戦闘用のモジュールやアーマーパーツを組み込めば,一緒に戦わせることも可能だ。
さらに忘れてはいけないのが,宇宙での使用である。XウイングやYウイングにアストロメク・ドロイドを積み込めば,シールド・エネルギーの配分調整を行えるようになる。
現在のところ,クローン戦争時に活躍したバトルドロイドやスーパー・バトルドロイド,ドロイディカは作成できない。今後のアップデートに期待したい部分である。
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3POプロトコル・ドロイド |
ご存じプロトコル・ドロイド。搭載可能なモジュール数は意外と少ないため,外見にこだわる人向け。パーソナリティ・チップを組み込めば,対話によって命令を入力できるようになる。 |
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R2ドロイド |
アストロメクタイプには,R2以外にもR3,R4,R5などの種類があり,頭部の形状や性能が少しずつ異なる。多くのモジュールを搭載でき,さまざまな用途に使用できるドロイドだ。 |
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プロボット |
エピソードVの冒頭で,氷の惑星ホスに送り込まれた帝国の調査ドロイドがこのプロボット。ドロイドの中では攻撃力が高めなので,ハンティングのお供に連れて行くと良さそうだ。 |
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サージカル・ドロイド |
ホスやベスピンで,傷ついたルークを治療していた医療用ドロイド。医療用モジュールを組み込んで,映画での印象通りに使用しているドクタープレイヤーも多い。 |
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MSEドロイド |
デス・スターの内部をピコピコいいながら移動していた小型のドロイド。作成コストが低いため売値も安く,駆け出しのDEでも作れるが,搭載可能なモジュール数は少ない。 |
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シーカー・ドロイド |
ダース・モールがクワイ=ガン達の居所を探るために使用していた偵察用ドロイド。SWGではバウンティー・ハンター専用で,ミッションターゲットの位置を特定するのに使われる。 |
SWGのマップはとにかく広く,ここで快適に生活するにはビークルが欠かせない。ミッションなどで比較的短距離を移動するときにも,自分の足だけでは結構面倒なので,ビークルを使うプレイヤーは多い。
ビークルは基本プロフェッションの一つ,アーティサンのスキルをマスターまで上昇させたプレイヤーの手によって作られる。日常の移動速度がアップすればプレイの効率は格段に上昇するので,なるべく早い段階で何か1台手に入れよう。
ゲーム内には,自然の地形を利用したレーシングコースも用意されているので,操縦の腕を磨いてタイムレコードを競うのも面白いだろう。
ビークルが"地上の足"なら,スターシップは"宇宙の足"だ。スターシップに乗るには,まずパイロットとして,どこかの勢力に所属する必要がある。帝国に所属すればTIEファイターに乗れるようになるし,反乱同盟軍に所属すればXウィングやYウィングに乗る許可が得られる。
どちらにも荷担したくない場合は,フリーランスのパイロットとしてナブーのRSF(Royal Security Forces)やコレリアのCorSec(Corellian
Security)のために飛ぶという手もある。その場合,序盤では映画に出てきた有名な機体に乗ることができないが,最終的にはあのミレニアム・ファルコン号の同型機YT-1300を操縦できるようになる。
SWGの宇宙船は好みのパーツを組み合わせて,自分の手で性能のカスタマイズができる。リアクターにシールド,エンジン,アーマー,武器など組み込めるパーツの種類は多いので,自分だけの機体を組み上げる喜びが存分に味わえるだろう。
また,宇宙船の中には大人数が同時に乗り込めて,さらに船内でくつろげるようなタイプも存在する(YT-1300もその中の一つ)。"船内で仲間達とパーティーをしながらのんびり宇宙遊覧"なんてこともSWGでは可能なのだ。
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スピーダーバイク |
エンドアでのチェイスシーンで使われたものと,同じタイプのスピーダーバイク。最高速度も悪路走破性も中程度の,標準的な性能を持つマシン。武器は装備されていない。 |
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X34ランドスピーダー |
タトゥイーンでアナキンが乗っていたものと,同型のランドスピーダー。最高速度は低いが悪路走破性は高い。修理コストが低いので,所持金に余裕のない序盤にはいいかもしれない。 |
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AV21ランドスピーダー |
高難度のダンジョンで入手できる,特別な設計図(schematic)と部品がないと作成できないレアなビークル。入手難度に見合った高い性能を持っている。 |
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Z-95ヘッドハンター |
旧三部作で最も活躍した反乱同盟軍側のスターファイター,Xウィングのプロトタイプとされている機体。同盟軍の新米パイロットにはこの機体が無料で支給される。 |
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Yウィング |
Xウイングの登場以前には,同盟軍の主力として活躍した戦闘機。複座式なので2名のプレイヤーが同時に乗り込める。その場合,二人目は上部銃座を担当する。 |
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TIEファイター |
独特なシルエットが印象的な,帝国軍の宇宙戦闘機。映画でしばしば登場し,主人公たちを苦しめたのがこの機体だ。帝国の新人パイロットにはこの機体の軽量バージョンが支給される。 |
■■星原昭典(ライター)■■
前回のここで,星原氏は「エバークエスト II」にどっぷり頭の皿まで浸かりきってしまったと書いたが,あれから氏は滅多に姿を現さなくなった。このSWG第4回原稿は,第3回と一緒に送られてきたものである。氏は本当にファンタジーの世界の住人になってしまったようだ。嗚呼。
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→「スター・ウォーズ ギャラクシーズ完全日本語版」紹介記事は,「こちら」
※スター・ウォーズ ギャラクシーズ完全日本語版βテストの模様は,エレクトロニック・アーツ株式会社の承認を得て掲載しています
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