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「ときめきメモリアルONLINE」の魅力とは?

Text by midi with TeT

自分の分身となるアバターを作成し,架空の学園で楽しい学校生活を送ることが本作のだいご味だ

 コンシューマゲーム市場で伝説的ともいえるビッグヒットを記録した「ときめきメモリアル」のオンラインゲーム版が,「ときめきメモリアルONLINE」(以下,TMO)。9月26日から10月5日まで,5000名限定で実施されたβ1テストも盛況のうちに幕を閉じ,これから始まるβ2テスト,そして正式サービスに向けて盛り上がっている。
 そこで今回は,これからTMOをやろうと考えている人,またTMOをまったく知らない人に向けて,本作品の見所と魅力を語っていきたいと思う。最後までじっくり読んで,ほかのオンラインゲームにはない"TMOならではの楽しさ"に触れてほしい。

ほかのオンラインゲームにはない,独特な雰囲気

実際の学校と同様,ほかの生徒達とのコミュニケーションが重要なファクターとなっている

 細かな紹介に入る前に,まずこのTMOがどんなゲームなのかを紹介しておこう。
 まずはジャンル。コナミが正式にジャンル名として発表しているのは,"学園コミュニティゲーム"という呼び方だ。これはほかの生徒達とコミュニケーションを図りつつ,楽しい学園生活を送ろう! ということを端的に表したものである。運営サイドから与えられた"学園"という箱庭の中で,面白おかしく学園生活を楽しんじゃいましょうという,本作品の基本コンセプトをそのまま表現したものといってもいいだろう。
 基本的なゲーム内容としては,見下ろしタイプで描かれた学校(サーバーごとに学校名がついている)内で,自分の分身であるキャラクター(アバター)を操作し,授業を受けたり,ほかの生徒とおしゃべりしたり,クラブ活動に汗を流したりする。多くのMMORPGでルールの根幹になっているレベルの概念がないため(ステータスは存在する),"高レベルのプレイヤーが幅を利かせている"風潮もなく,初心者でもすんなりと入り込める雰囲気になっている。

 

友人達と力を合わせれば,どんな難敵にだって負けはしない!?

 また,当然のことながらゲーム中には"ダンジョンの奥にいる大ボスを倒せ!"といった大きな目標などなく,プレイヤーの数だけ遊び方が存在するのも特徴の一つだ。
 上記二つの要素から成り立つ"学校らしい自由で平和なまったり感"こそが,TMOでしか味わえない雰囲気といえる。
 ではここからは,ゲーム中の各要素の詳しい内容について触れていこう。

 

ほかのオンラインゲームにはない,独特な雰囲気

 現実の学校生活の中で,最も時間が割かれているものといえば,授業。もちろん本作でも授業は大きな柱として存在する。といっても堅苦しいものではなく,誰でも気軽に楽しめる四択や○×方式のクイズゲーム形式で,授業の雰囲気を再現しているのがミソだ。

 

こちらが授業風景。先生から出される問題に対し,二択 or 四択で解答していく

 クイズには,プレイヤーを含めて最大9人のクラスメイトが同時に参加する。実際には,自分が所属する「クラス」で「授業への参加」を選んでいるプレイヤー全員が同時に授業を受けているのだが,1画面に表示されるのは自分を含めて9人だけ。自分を中心に8方向のクラスメイトの姿が見えるというイメージだ。
 クイズにただ黙々と回答していくだけでなく,お助けコマンドを使ってクラスメイトと助け合うことも可能となっている。このあたりは,まさにオンラインならではの仕掛けといえよう。

 ちなみに,授業に参加すると,運が良ければアイテムが手に入る。キャラクターに装備できるものから消費アイテムまで,さまざまな種類が用意されているので,授業にはこまめに参加しよう。問題数も追加されていくようなので,同じ問題ばかりでうんざり……といったこともないはず。
 なお授業で出た問題は,学期ごとに行われる期末試験で試験問題として出題されるらしい。β1テストでは試験は未実装だったが,試験結果は校内で発表されるらしく,実装時には白熱した「学年一位」争いが展開されそうだ。

 

どうしても答えが分からない場合は,お助けコマンドを使って切り抜けよう(切り抜けられるかどうかは運次第だが……)

授業終了後にアイテムがもらえることも。授業での正解率が高いともらえる確率も高いようだ

授業終了後,正解率などはこのようにグラフィカルに表示される。苦手科目も一目で分かる

授業は24時間制(!)。時間割をチェックして,受けたい授業があったら教室で待機しよう

クラブ活動ではデッキの内容が勝負の分かれ目

クラブ活動での戦いは,ターン制の戦闘で行われる。画面の左が自軍,右が敵軍だ

 授業と同じく,いや,人によっては授業そっちのけで没頭したであろうクラブ活動も,TMOにはしっかり導入されている。
 クラブ活動のシステムは,家庭用ゲーム機のRPGなどでよく見られる"ターン制の戦闘"をイメージしてもらうと理解しやすいだろう。各クラブの所属NPCと戦う"部活"と,プレイヤー同士が協力しあってその腕を競い合う"自主トレ"の2種類が用意されていて,鍛えた技を競い合えるのだ。
 部活はプレイヤー一人 vs. NPC(一人,もしくは複数)との対戦になっていて,自主トレは最大20人(10人対10人)のプレイヤーが敵味方に分かれての対戦する形だ。基本的には,自主トレで戦闘のテクニックを磨き,そこで培ったすべてを部活でNPCにぶつけるという流れになるだろう。
 この自主トレ&部活で勝利への鍵を握っているのが,"部活デッキ"と呼ばれるもの。これはカードゲームでいうところのデッキと同じで,プレイヤーが持っているキーワードや「奥義」(技に相当するもの)をあらかじめここにセットしておくのだ。そして実際の戦闘では,そのデッキに入っているキーワード/奥義から,使う技を選んで戦う。つまり,いかに強力なキーワードや奥義を多くデッキに組み込んでおくか,そしてどのタイミングでどのキーワードや奥義を使用するかが勝負の分かれ目ということになる。

 

あらかじめ収集したキーワードや奥義を使用して,攻撃/防御を行う

キーワードや奥義には,それぞれ攻撃力や防御力が個別に設定されている

奥義は複数のキーワードやアイテムを合成して作る。手間はかかるが威力は絶大

戦闘後には,アイテムやキーワードが手に入ることもある

 

 なお,キーワードは後述するドラマイベントでも入手できる。つまり,部活で強くなるには,部活以外もがんばらなければならない。プレイヤーに委ねられたこのあたりのさじ加減は,実際の学生生活にも似ている部分ではないだろうか。

 

各クラブのキャプテンは,かなりの個性派揃い。左から,バレー部キャプテンでシゴキの鬼・大珠裕美(おおたまひろみ),「美しく。そして速く」がモットーの超ナルシストな陸上部キャプテン・神野領一(かみのりょういち),汗と涙と血マメの野球部キャプテン・石打一郎(いしうちいちろう),水中と陸上で性格が一変する水泳部キャプテン・内海小鮎(うつみこあゆ)

学園内で巻き起こる数々のドラマを体験

カチンコのアイコンが,ドラマイベントのスタート地点の目印。校内にいるNPC(先生)をクリックしまくって探そう

 学園内で巻き起こるドラマの主人公になりきり,学園生活をアドベンチャーゲーム方式で体験できるのが,ドラマイベントだ。ドラマのジャンルは,恋愛ドラマ,熱血スポ根もの,ホロリと泣かせる物語,コメディ系など,さまざまなジャンルが用意されている。
 学校内のどこかにいるドラマイベントの起点となるNPC(先生)に話しかけて,ドラマイベント用のパーティを編成すれば,イベント開始だ。基本的にドラマイベントは,他プレイヤーとの協力プレイが前提となっているが,NPCを相手に一人で遊ぶことも可能だ。

 

 それなりにドラマチックな"思い出"なら,誰にでも一つや二つはあるだろうが,"ドラマの主人公になりきれる体験"など,一般人にはなかなかできないものだ。TMOのドラマイベントは,ゲームの中だけのお話だと分かっていても,実際に体験してみると,ついつい没頭してしまうシステムになっている。
 そういう意味では,実際のプレイフィールは,ドラマというよりも,以前ブームになったテレビ番組内の企画「未来日記」に近いものかもしれない。

 

ドラマイベント中には何度か選択肢が出現。そこで選んだ答えによってストーリーが分岐する

ドラマイベントに参加できるキャラの組み合わせは,固定されている。これは男子生徒二人が参加できるもの

ドラマイベントをするのなら,パーティを作って参加者を募ろう。一人で遊ぶ場合は相手をNPCに設定すればいい

ドラマイベントが終わると,その結果によって★の数で評価が下る。いい評価ならキーワードが入手できることも

ツーショットチャットは表情変化で楽しく会話

ツーショットチャット中は,自分と相手のキャラが大きく表示され,吹き出しも大きくなる。会話に集中したいときには最適

 コミュニケーションが重視されている本作では,他プレイヤーと会話する機会が非常に多く,チャットが大きなポイントとなっている。既存のMMOタイトルで見られるチャット機能(フィールド全体や,パーティを対象としたもの)も当然実装しているが,本作ではそこにグラフィカルな要素が追加されている。相手が作ったアバターのバストアップショットを見ながら,二人きりでじっくり話ができる"ツーショットチャット"なる機能が装備されているのだ。
 このツーショットチャット,二人きりということで会話がスムースに行えるのは当然だが,もちろんそれだけが特徴というわけではない。自分のキャラの表情を,会話しながらクリック一つで変更できるのだ。表情による意思表示があるだけで,チャットの楽しさ,面白さが格段に向上する。これはオンラインゲームプレイヤーだけでなく,インスタントメッセンジャーなどでチャットを楽しんでいる人にも,味わってもらいたいところだ。ある意味で,"TMO=進化したチャットシステム"と定義づけることも可能かもしれない。

 

表情変化のバリエーションは,笑い/泣き/怒り/悲しみをはじめ10数種類用意されている。表情を変化させているだけでも楽しい

恋愛候補生NPCとの恋愛も可能に

 β1テスト時には実装されていなかったため,詳しいシステムは分かっていないが,NPCとの恋愛イベントも用意されているようだ。
 現在,公式サイトやコナミからのリリースでは,5人の恋愛候補生NPCが発表されている。

 

  • ・王道ヒロイン系の天宮小百合
  • ・「清く正しく明るく楽しく!」がモットーの生徒会長・桜井晴
  • ・ショートカットの元気娘・春日つかさ
  • ・控えめな性格の弥生水奈
  • ・束縛されることを嫌うアウトローの犬飼洸也

 

学園のマドンナ,天宮小百合(あまみやさゆり)。成績良し,性格良し,容姿良しの,校内で知らない人はいない超有名人。友達からはもちろん,先生からの信頼もとっても厚い優等生

 このバラエティ溢れる5人が,恋愛候補生のラインナップ第一弾とのこと。もちろん,正式サービス後のバージョンアップで追加も検討されているようだ。
 ゲーム中の恋愛要素で爆発的ヒットを生み出した"ときめきメモリアル"シリーズをもとに学園コミュティゲームとして生まれ変わった本作にも,その血は脈々と受け継がれている。これはシリーズのファンには嬉しいポイントだろう。

 

「清く正しく明るく楽しく!」がモットーの生徒会長,桜井晴(さくらいはる)。学校全体を明るく盛り上げるムードメーカー的存在。自由奔放な性格と,超パワフルな行動力で,大騒動を巻き起こす!?

勉強よりも体を動かすことが大好きな元気印の女の子,春日つかさ(かすがつかさ)。元気なだけじゃなく,恋愛に憧れを抱き,恋に恋する乙女な一面も。そんなギャップが魅力的

何ごとにも自信がなく,控え目な性格の弥生水奈(やよいみな)。弱いイメージがあるキャラだが,一つのことをやり抜こうとする,まっすぐな一面も

束縛されることを嫌い,いつも一人で行動する一匹狼,犬飼洸也(いぬかいこうや)。他人への接し方も不器用で,人とのつながりを面倒臭がっている

君は何派? タイプ別プレイ指南

 非常に自由度の高いTMOだけに,学園内でどのような生活を送るかはプレイヤー次第だ。しかしその自由度の高さゆえに「何をしていいのか分からない」と迷う人もいるかもしれない。そこで,以下にタイプ別のプレイ指南を用意してみた。
 自分で納得できるプレイスタイルを見つけ出し,β2テスト,そして正式サービスで楽しい学園生活を送ろう。

 

パターンA まったり友達とチャット派

 ゲーム内で見つけた友人とチャットしたい人は,オプションで授業をオフに設定し,教室で心ゆくまで会話を楽しもう(場所は学校の屋上や広場でも構わないが……)。他愛のない会話なら全員に聞こえるチャット,内緒話なら相談相手を誘ってツーショットチャット,といった使い分けも重要だ。

 

パターンB クラス一の秀才派

 知識に自信がある人は,授業のクイズで高得点を叩き出し,さらに試験で上位成績を残して他生徒にインパクトを与えてみてはいかがだろうか。"クラス一の秀才"に続く道はつらく険しいが,予習と復習をきっちりやれば,不可能ではないはずだ。

 

パターンC 熱血クラブ活動派

 通常のMMORPGでレベル上げに喜びを見出しているという人には,クラブ活動をお勧めしたい。NPCとの戦闘,そして他プレイヤーとの対戦。鍵を握るのは己の戦略と,部活デッキに入ったキーワード&奥義のみ。さらにキーワードと奥義は種類が豊富なので,収集という意味でのやり込み度も高い。

 

パターンD 学園での恋愛を体験派

 学生ならではの甘い恋愛を楽しみたいのなら,恋愛候補生NPCとの恋愛イベントを遊んでみよう。さまざまなタイプの男子&女子生徒がいるので,きっと君好みの生徒が見つかるはず。どんなイベントが巻き起こるのか,そして二人の恋の結末は……?

 

パターンE ドラマの主役を演じたい派

 自分の人生の主役は自分自身だと頭では分かっていても,ドラマやアニメ,映画の主人公になってみたいと思ったことのある人は多いはず。実際に演じる側に立てるのは限られた人達だが,TMOでなら,ドラマイベントの主役を体験できる。他プレイヤーと一緒にシナリオの展開を追って選択肢を選んでいくだけでも,普段とは違う自分を見つけられるかもしれない。

 

パターンF イベントやりたい派

 この作品では,オンラインゲームならではの季節的なイベントも,運営側の手によって随時開催される予定だ。だがもし,「コナミが運営するイベントだけじゃモノ足りない」というならば,プレイヤー自身でゲーム内イベントを企画してみよう。実際,β1テストのときは何人かのプレイヤーが率先して記念撮影会やかくれんぼといったイベントを開催し,多くの生徒を楽しませていた。TMOは,与えられたものをこなすだけの空間ではなく,その気と行動力さえあれば誰かに何かを与えられる空間でもあるのだ。

 

 というわけで,今回は基本的なゲーム紹介と遊び方指南で,TMOの魅力を紹介してきた。
 TMOが持つ,多くのプレイヤー達と関わり合っていくことの楽しさは,インターネット上に数あるコミュニティのそれと近いものがある。だが,"学園"という枠組みが用意され,その中では誰もが等しく学生であるという設定が加わっていることで,既存のコミュニティとは一線を画した"何か"が生まれている。
 その"何か"はきっと,人それぞれだろう。ある種の郷愁かもしれないし,向上心かもしれない。ただまったりと会話ができる心地よさかもしれない。でもその何かが,ほかのプレイヤー達と"つながる"ことの喜びを増幅させてくれるのだ。
 この"何か"を見つけるためにも,β2テスト(はすでに募集が締め切られているが)と正式サービスにぜひ参加してほしい。きっと費やした時間に見合うだけの"何か"を見つけられるはずだ。

 

 

タイトル ときめきメモリアルONLINE
開発元 コナミデジタルエンタテインメント 発売元 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 2006/03/23 価格 パッケージ版:1980円(税込)〜,プレイ料金:税込み1200円/30日〜
 
動作環境 OS:Windows 98SE/Me/2000/XP,CPU:Pentium III/650MHz以上,メインメモリ:256MB以上,グラフィックスメモリ32MB以上

(C)2005 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.