― 4Gamer&EA共同企画 ―

スター・ウォーズ ギャラクシーズ

Text by 星原昭典

スター・ウォーズ ギャラクシーズ

 

 

 

スター・ウォーズ ギャラクシーズ

スター・ウォーズ ギャラクシーズ

 SWGのゲーム世界には,アイテムを無制限に仕入れ,それをいつまでも売り続ける"NPC商人"が一人も存在しない。また,ほかのMMORPGではモンスターを倒すことで良い装備を得られることが多いが,SWGではそれもほとんど期待できない。
 そのため,いま使っているものよりも性能の高い武器や防具が欲しい場合は,自分で作るか,ほかのプレイヤーが作ったものを買う必要がある。つまりこのゲーム世界では,有用なアイテムは,ほとんどがプレイヤー(=生産者)の手によって作られるのだ。

バザー・ターミナル
「全競売」のリスト
 良質なアイテムを購入したい場合にとても役立つのが,町に設置されている「バザー・ターミナル」である。すべてのプレイヤーは,このターミナルを通じて,パブリックな"バザー"にアイテムを出品したり,出品されているアイテムを購入したりできる。  売りたい側はそのアイテムを持ってターミナルへ赴き,値段を設定して出品する。するとアイテムは自分のインベントリーから消えてバザーの「全競売」リストに加わり,誰でも購入可能な状態になる。
 買いたい側はターミナルから「全競売」リストにアクセスして,欲しいものを探し,見つけたらクレジットを支払って購入すればよい。そのとき,購入したアイテムが現在いる地域で出品されたものであれば,物品はその場で受け取れる。イメージとしては,まるで「バザー・ターミナル」自体にアイテムが吸い込まれたり,逆にそこからポッと出てきたりといった感じだ。

 バザーにおけるアイテム出品形式は,「直売」と「競売」の2種類がある。「直売」はとてもシンプルで,出品者がそのアイテムにつけた額のクレジットを購入者が支払えば,即時に取引が成立する。出品物のリストを見て「欲しい!」と思った瞬間にそのアイテムを購入できるしくみだ。
 一方「競売」では,出品者はアイテムに対して最低売却価格と入札期間を設定する。購入者側はそれに対してより高い価格を入札する。そして入札期間終了時に,最も高い価格を提示していた購入者がそのアイテムを手にできる仕組みだ。

出品物をチェック
 気をつけたいのは,どの「バザー・ターミナル」からでも銀河中の出品物をチェック,購入,あるいは入札できるが,実際に受け取れるのは,そのアイテムが出品された地域(都市)のみだということ。
 クレジットを支払い,取引が確定した段階で,該当アイテムはバザーの「全競売」リストから外れ,「入手可能アイテム」画面へと移動する(ウインドウ上部のタブで切り替える)。購入アイテムの出品場所が,いまキャラクターがいる場所と同じだった場合は,アイテムは間をおかずにこちらのインベントリーの中へと収まる。
 しかし出品場所が異なっていた場合は,そのアイテムが出品された地域までこちらから移動して,現品を回収しなくてはならない。出品された場所は,「入手可能アイテム」画面や,購入が確定した段階で自動送信されてくるメールなどで確認できる。移動後,出品された地域内にあるバザー・ターミナルから「入手可能アイテム」画面にアクセスすれば,「アイテム回収」のボタンがアクティブになっている。アイテムを選択後,ボタンを押せば回収は完了だ。


 

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 バザーへの出品物につけられる値段は20000クレジットが上限だ。それよりも高価(≒高品質)なアイテムを買いたい場合は,郊外でプレイヤーが経営するショップを利用する必要がある。生産者プレイヤーが自分のショップに設置できる"ベンダー(売り子)"には,設定できるアイテム売却金額に上限がないからだ。

「ベンダーの場所」画面
 プレイヤーショップで売られているアイテムをチェックしたいときにも,「バザー・ターミナル」は便利に利用できる。まず「ベンダーの場所」タブを選択して,その後に,「全競売」を利用するときと同じ要領でアイテムを探す。このときに表示されるリストは「全競売」のものとはまったく異なり,指定したエリア内に存在するすべての(機能を有効にした)"ベンダー"が現在扱っている商品をリスト化したものだ。「全競売」の価格上限である20000クレジット以上の値がついた,良質なアイテムを見つけられるだろう。

 しかし,この機能を使って欲しい商品が見つかっても,「全競売」のときのようにその場で購入することはできない。「バザー・ターミナル」で検索は可能だが,購入するには実際にそのベンダーのところまで行かなければならないのだ。

「ベンダーへのウェイポイント」
 そのためには,「ベンダーの場所」タブのリストで商品を選択した状態で,下部にある「ウェイポイントの...」をクリックする。するとデータパッドにそのベンダーのウェイポイントが生成される。Tキーなどでデータパッドを開き,「ウェイポイント」タブを選択すると「ベンダーへのウェイポイント」という名のウェイポイントが新たに追加されているはずだ。
 どこの星のウェイポイントなのかを確認したら,その星に移動して,このウェイポイントをラジアル・メニューを使って「起動」する。着陸地点から遠いようならより近いスターポート(もしくはシャトルポート)に移ってから,ビークルを出して目的地に向かうとよいだろう。ベンダーの使い方は,バザー・ターミナルの使い方とほぼ同じだ。
 なお,バザーで閲覧可能な「ベンダーの場所」へのベンダー登録/登録解除はショップのオーナーが任意で行えるので,"登録はしていないが,営業はしている"という店も存在する。そういった店のなかには,名品をこっそり販売する穴場的なショップもあるかもしれない。


 

 

 

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 "多くの高性能アイテムはプレイヤー生産者の手によって作られる"という仕組みのために,SWGでの生産活動は,非常に"やりがい"のあるものとなっている。銃を持っての戦いに疲れてきたら,クラフティング(生産)に手を出してみるのも面白いだろう。

 まず,モス・アイズリーでの一連の入門者用クエストの最後に紹介された,ガーラント市長(Mayor Mikdanyell Guh'rantt)を再び訪ねてみよう。アーティザンのスキルを学びたい旨を伝えると,アルダク・ベシーン(Alduq Besene)という人物を紹介してくれる。その場でアルダクの場所を示すウェイポイントがアクティブになるので,それを頼りに彼を探しだそう。モス・アイズリーのスターポート前にいるので,すぐに見つかるはずだ。

アルダク・ベシーン
 アルダク・ベシーンはさまざまな種類のサーベイ・ツールを作るように依頼してくる。サーベイ(Survey)は"調査"という意味で,「サーベイ・ツール」というのは,地面に埋まっている資源の"調査ツール"のことだ。
 アイテムを生産するには,まずその材料となるリソース(資源)が必要となる。さて,これらのツールを作るのに必要な資源はなんだろうか。それを確認するために,すべてのキャラクターが最初から持っている「汎用生産ツール」を起動してみよう。
 ツールは,インベントリー内のアイテムアイコンをダブルクリックすることで起動する。開いたウインドウを確認すると「MISC」カテゴリの中に「サーベイ・ツール」というサブカテゴリがあるのが分かる。いま製作を依頼されているツール類の設計図はすべてここで確認できる。いろいろと細かいことが書いてあるが,いま必要なのはとにかくこれらを作るのにどんな資源が必要かを知ることだ。

必要なリソースを確認
 7種類のサーベイ・ツール設計図をザッとチェックして足し算をすると,合計で127ユニットの「金属」と40ユニットの「鉱物」が必要なことが分かる。
 「金属」は「鉱物」の仲間だ。SWGの生産では原材料がおおざっぱに指定されている場合,その仲間であるリソースならばなんでも利用できる。「鉱物」を要求されている場合は「低級鉱石」でも「ジェム」でも,そして「金属」でも「鉱物」として使用できる。ということは,今は127+40=合計167ユニットの「金属」があれば,すべてのサーベイ・ツールを作成できるということになる。


 

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 それでは金属167ユニットを地面から掘り出そう。地中の金属の含有量を探知するには,やはりすべてのプレイヤーがはじめから持っている「鉱物サーベイ・ツール」を使用する。ツールをダブルクリックするとデバイスは探知範囲の指定を求めてくるが,今は一つしか選べないのでそのまま"OK"を押そう。その後再びダブルクリック。するとサーベイ(調査)のウインドウが開く。

 次に探知する鉱物を指定する。ウインドウ右側にはたくさんの名前が並んでいて最初は戸惑うかもしれないが,いくつかカテゴリを閉じたり開いたりしていると,これがツリー上に分類されたリソースのリストであることが分かるはずだ。灰色の文字はカテゴリを表しており,水色の文字がリソース自体の名前を表している。
 必要なのは金属なので,「金属」と表示されたツリーを展開しよう。このツリーの中にあるものは「鉄」も「鋼鉄」も「銅」も「アルミニウム」もすべて「金属」として見なされる。どれでもいいので「金属」の下位にあるリソース名(水色の文字)を選んで,「サーベイ(調査)」のボタンを押そう。エフェクトと共に調査が一瞬で終了する。

鉱物サーベイ・ツール サーベイのウインドウ

 サーベイの結果はウインドウの左側に表示される。いまの調査で選択していた鉱物が付近に存在した場合は,マップ上に「○○%」といった数字が現れているはずだ。サーベイ・マップの中心に数字が表示されていない場合は,その資源がキャラクターの真下の地中にはないということなので,移動……ではなく,ほかの項目を選んで同じ場所で再度サーベイしよう。
 これを,マップ中央の数字がなるべく高い鉱物を特定できるまで繰り返す。とりあえず今のところは,60%以上のものが発見できればよいだろう。いま一つ数値が低いときは,少し移動してより含有量が多いポイントを探そう。サーベイをするたびに,範囲内でより含有量の多い地点にウェイポイントが現れるので,それを頼りにするとよい。ちなみに,サーベイ・マップは常に北が上になっている。


 

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「サンプルを入手」中
 良いポイントを発見したら,次はその鉱物を地面から掘り出す。そのためにはインタフェースの「サンプルを入手」ボタンをクリックすればよい。キャラクターは膝をつき,エフェクトが現れて,成功すれば数単位の金属が入手できる。
 サンプル入手作業は一度開始すれば自動的に継続されるので,たとえ失敗してもそのまま続けよう。あとは167ユニットを取り終わるまで待つだけだ。掘り出したリソースはコンテナの形でインベントリーに溜まっていく。

リソース・コンテナ
 なお,サーベイ用のウインドウでリストアップされるのは,その時点でその惑星に存在する資源のみだ。採集可能なリソースは時間の経過と共に変化するので,"惑星○○○○では現在○○資源がまったく採れない"といった状況になることもある。さらにレアなリソースになると,"現時点ではすべての惑星で採集不可能"という事態も発生する。
 クラフティング修行の初期段階ではあまり気にならないが,のちにレアリソースを使用した高度なアイテムを作りたくなってきたときには,これがきいてくる。その頃には"レアリソースがどこかに湧出したら,当面使う目的がなくても確保しておく"といった戦略的思考も必要になってくるのだ。


 

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 リソースが揃ったら,七つのサーベイ・ツールを作る。先ほどやったようにインベントリーを開いて「汎用生産ツール」をダブルクリック。MISCのカテゴリの「サーベイ・ツール」という項目の下に各種サーベイ・デバイスのリストがあるので,そこから進めよう。
 「組み立て」の工程では,開いているスロットにリソースをドラッグ&ドロップやダブルクリックで当てはめていく。すべてのスロットが埋まったら「組み立て」ボタンを押す。あとは画面の指示に従って進めていけば「汎用生産ツール」が作動して,アイテムの生産が開始されるのだ。
 インベントリー内の汎用生産ツールのアイコンの右上にはカウントダウンの数値が現れ,これが0になったらアイテムが完成する。完成アイテムはインベントリーの中に現れる。
 いくつか作成して,何をまだ作り終えていないのか分からなくなってしまったときは,クエスト・ジャーナルで確認しよう。七つのサーベイ・デバイスすべてを作り終えたら,アルダク・ベシーンのもとへ戻る。報酬として2000クレジットを入手できるはずだ。

「組み立て」 クエスト・ジャーナル


 

「スター・ウォーズ ギャラクシーズ 完全日本語版」
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