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RF online オープンβテスト開始

 

数々の新作MMORPGが登場するものの,RF onlineのグラフィックス品質はいまだにトップクラスだ。おまけに動作はきわめて軽く,フルエフェクトでの戦闘も快適に楽しめる

ロボットの世界アクレシアは,本作のSF風味を最もストレートに出している部分だ

最もファンタジー寄りの世界であるコラの街。しかし,伝統的なファンタジーのモチーフはほとんどなく,エキセントリックな異世界を作り出している

 「RF online」は,セガがサービス中のSF MMORPGです。4Gamerでは,すでにプレビューや連載記事などで何度も紹介しているので,概略をご存じの人も多いでしょう。いくつか特徴のあるゲームですが,最大の特徴は,その世界観ではないでしょうか。

 
 現在,世の中には実に多くのMMORPGがあります。RPGといっても,別にファンタジーに限った話ではなく,実際にSF調のゲームなどもありますが,ベースはいわゆるファンタジーに置いて,文明的なメカも取り入れたようなものは少なくないように思われます。ちょうど,この作品の神聖同盟コラのような文明のあり方ですね。ただそれだと,ファンタジーの符丁をSF系に置き換えてみただけで,あまり代り映えはしません。もっとメカと人との関係を追求したベラート,さらに機械絶対主義というべきアクレシアまで加わることで,ようやく脱ファンタジーを果たしているのではないでしょうか。

 
 「SFのみ」の世界観では,残念ながら興味を持つプレイヤー層には限りがあります。ある意味,なんでもかんでも取り込んでおきながら,それを「種族」の差ということで丸め込んでしまったところが,RF onlineの良いところでしょう。一般的なRPGでの「種族」も同じようなものではありますが,世界観の違うものをごちゃ混ぜにせず,明確に分離しているので,序盤は実質3種類のゲームが入っているようなものとなっています。

 
 各種族で有利不利がないようにと,舞台設定などはゲームの都合が先行した部分も見え隠れしますが,それぞれの種族のデザインやグラフィックスクオリティでの質感の良さは出色のものといっていいでしょう。背景描写など,いろいろと芸の細かい部分もあり,遠くの空に飛ぶ鳥や,洞窟の中を群れ飛ぶコウモリ,空を横切る巨大な宇宙戦艦などが自然に出てきて,雰囲気を盛り上げます。
 

 そういった自分好みの「それぞれの世界」に浸りたい人にとって,RF onlineは良いゲームだといえます。3種族それぞれでいうと,

 

・ロボットの好きな人……アクレシア
・メカを操りたい人……ベラート
・美形キャラの好きな人……コラ

 

という感じです。結局のところ,このあたりの嗜好が一致している人のほうが長続きしているようです。

  

アクレシアはメカ軍団 アクレシアの特殊装備ランチャーとシージキット
ベラートは少年少女の集団 ベラートの特殊装備,機甲
美形な妖精集団コラ コラの特殊能力で召喚されたアニムス

初めてRF onlineをプレイする人のために

頭上を横切る巨大宇宙船。ゲーム進行とは関係はないが,雰囲気を盛り上げてくれる。しかし,余力ありまくりのゲームエンジンだ

  基本的に必要な知識を得たい人は,4Gamerの連載などをあらかじめ読んでおくことをお勧めします。ここでは,それ以降(正式サービス以降)の状況を踏まえた注意点を書いておきましょう。

 正式サービス開始と同時に,それまで34だったレベルキャップが外され,2次転職も可能になりました。
 このゲームの戦闘では,レベル差がかなり大きなウェイトを占めます。βテスト時には,聖戦に参加できるレベル(レベル25)と,最大レベル(レベル34)の差があまり開いていなかったので(それでもかなりの差ではありますが),とりあえず1次転職(レベル30)さえしていれば戦力にはなっていたのですが,現状では(レベル50に達したキャラクターはいないとしても),聖戦に出動命令が下る最初のレベルと,最高位のキャラクターレベルとでは,天と地ほどの差があります。

聖戦になれば最強装備の猛者がぶつかりあうことになる
 もちろん,先頭に立って攻め込んでくるのは,とびきり高レベルのキャラクター(かつ強化しまくり)ですので,2次転職前の新参キャラクターでは,まるで歯が立ちません。青銅聖闘士が黄金聖闘士に向かっていくようなもの(?)です。
 これからこのゲームを始める場合は,聖戦への参加はレベル40を目安にしたほうがよいでしょう。もちろん,それ以下でもまったく貢献できないというわけではありませんが(主にDebuff要員),最前線で華々しい活躍は見込み薄でしょう。
 正式サービス以降,本来ウリであるはずのRvRが,キャラレベル格差のために多くの人には楽しみにくいものになっていったように思われます。いわゆる「黒機甲」問題は,その最たるものかもしれません。

 ということで,新規に始める人は,いかにしてレベル40と2次転職を達成するかということを,まず目指していくことになります。少なくともレベル40になるまでは,RvRの真骨頂は味わえないと思いますので,ひたすらレベル上げに励みましょう。

 

 それではここから,初心者プレイヤーのための注意点をいくつか挙げていきましょう。

 

●サーバーと種族は,自分の目で確認して選ぶ 
 サーバーごとに微妙に情勢は違いますし,種族に至っては,まるで別のゲームであるかのように内容が異なる場合があります。キャラクターの外見で選ぶというのが基本ですが,その結果,プレイヤー層は種族ごとに見事に分離されているようで,ゲームの雰囲気自体もかなり変わってきます。見た目だけでなく,ゲーム内の雰囲気を考慮して選ぶといいでしょう。

 

●種族バランスは? 
 一時期物議を醸した黒機甲もすっかり軟らかくなり,現状は,とくにどの種族が優位とはいえない状況です。その意味では,どの種族を選んでも大丈夫です。今後どこかの勢力が力を伸ばしてきたら,また調整が行われるかもしれません。
 ベラートは,黒機甲の力を封じられて落ち込み気味ではありますが,全体が底上げされれば,その封印もやがては解除されるかもしれません。そういう意味では今後,どれが有利といったことはないと思われます。
 参考までに,正式サービスが始まってからの全サーバーでの聖戦勝率を種族ごとにまとめてみました。

正式サービス後の全サーバーでの,種族ごとの勝率推移グラフ(RF online Wikiより)


 正式サービス開始が10月18日で,10月末に向けて,だんだんとレベル40を達成し,2次転職する人も増えていき,10月末くらいから黒機甲が登場し始めます。黒機甲の2回目の修正が行われたのが12月6日なので,11月期は黒機甲が最も暴れ回っていた時期といえます。いろいろと同盟を組んでいたサーバーもありましたが,勝率はベラート優位でした。12月以降はベラートの突出もほぼ収まり,種族差が収束してきていることが分かります。
 
●職業は? 
 1次転職以降の職業選択はあとでリセット可能ですが,最初に選ぶ職業だけはリセットが利きませんので,将来的な展望を持って決めましょう。RF onlineは,
デュアルクラスといって,最初の職業から違う系統への転職も可能になっていますが,デュアルクラスには「クラススキルが使用できない」という制限もあり,最初のキャラで試すのはあまりお勧めしません。なお,スペシャリストは,ベラート以外では最初のキャラにするとつらいかもしれません。

 

●お金稼ぎは?
 RF onlineではモンスターからのドロップ率はかなり高めなので,とくに低レベル帯でも,お金に困ることはほとんどないでしょう(最初のリュックサックを買うまではマメに往復を)。当分は,きっちりクエストをこなしていくだけで,結構稼げます。
 また,鉱山エリアでいわゆる"寝掘り"ができるので,プレイ時間外に採掘した原石を売ってお金を貯めることもできます。以前は,低レベルキャラクターの寝掘りは,他種族のスナイパーに狙われ放題だったのですが,最近ではポータル付近にガードNPCが配置されるようになったため,ある程度安心して寝掘りできるようになりました。

 

最もお金が儲かるのは,聖戦に勝って鉱山中央で掘削をすること。加工すると赤字になるので注意 アイテム目当てで危険度の少ないモンスターを狩るのもよい 寝掘りはお金稼ぎの基本。ログオフ時には,電池を買い込んで寝掘り

レベル上げとスキル&熟練上げ

中盤でお世話になる「肉」と「カマキリ」

  新規プレイヤーにとって,このゲームでのレベル上げは,さほど楽なものではないでしょう。何かほかの韓国産MMORPGを経験した人なら分かると思いますが,基本的には同じノリです。それでも日本人用に若干は調整されているので,最初はサクサク進みますが,レベル20を超えてくると,だんだん苦しくなってくるはずです。25くらいになれば,基本マップを卒業して,ソロプレイ中心からパーティプレイ中心へと切り換える時期です。

 
 できれば,早めにどこかのギルドに入って,経験値キャンプをサポートしてもらうのがよいと思います。既存プレイヤーも,無印のプレイヤーを見かけたら,ギルドに誘っていくのがよいでしょう。
 効率の良いパーティプレイには,十分に強化されたタンク役が重要です。周りに同じレベル帯のプレイヤーが少なそうな場合は,とくにギルドの人脈がものをいいます。自国の戦力を増強するという意味でも,またプレイヤーを確保するという意味でも,味気ないレベリングをできるだけ補助していくことが,お互いの幸せのためによいことだと思われます。初心者の人は,まず自分にあったギルドを見つけましょう。

 

 RF onlineの面倒なところ(?)の一つが,熟練上げの作業です。
 近接攻撃,遠隔攻撃,フォースのそれぞれは,使えば使うほど「熟練度」が上がっていきます。また,熟練度とは別に,近接スキル,遠隔スキル,それぞれのフォースで,それぞれの「熟練度」が上がっていきます。基本熟練度とスキルごとの熟練度があって間違えやすいので,ここでは,スキルや魔法一つずつの熟練度を「スキル」,近接,遠隔,フォース全体の熟練度を「熟練」と呼びます。

 近接,遠隔,フォースのそれぞれの装備は,装備するのに一定の熟練度を必要とします。熟練を上げていなければ装備できません。逆に,熟練さえ上げておけば,どの職業でも,すべてのほかの職業用の鎧が着られます。
 スキルは,該当スキルやフォースを使うことで,だんだんと上がっていきます。最初は初級で次が中級,さらに上級,最上級と続きます。初級全体の熟練を30以上にしないと中級スキルが使えないので,まず,初級スキルをむらなくこなしておきましょう。似たようなものが並んでいたりと,多少無駄がある感じですが,満遍なくこなしておくほうが楽です。
 スキルやフォースを使用する際に消費されるFPは,フォースを使用していくことでだんだん最大量が増えていきます。フォースを持たないアクレシアの場合は,全体的にスキルを多く取っておくと,使用できるフォース量の上限が増えていきます。

 

 さて,レベル40になったからといって,すぐに第一線で活躍できるというわけではありません。とはいえ,ある程度は通用するようになっているはずです。
 もちろん,それでも攻撃の多くが当たらず,圧倒的な火力に悩まされることになるでしょう。装備の強化が必要だと切実に感じるかもしれません。

 キャラクターは,攻撃方法で大きく分けて,近接系,遠隔系,フォース系に分類できますが,対モンスター戦とは違った考え方が必要になります。

 

●近接系 

 基本防御力は,種類に限らず鎧をアップグレードしていくだけで上がっていきますが,属性抵抗力は意識的に上げないといつまで経ってもゼロ(もしくはマイナス)のままです。これは,大抵の物理攻撃に対して防御力が上がっていっても,フォース攻撃に対してはほぼ無力であることを示しています。前衛職は,敵陣に向かって,先頭に立って突っ込んでいきます。そこにDebuffで耐性下げが飛んできて,続いて一斉に高レベルフォースが飛んでくるわけです。高レベルのフォース攻撃は凄まじい破壊力を持っていますし,耐性は40以上引き下げられることもあるので,まずその対策を立てねばなりません。
 抵抗値を高くすれば,フォース攻撃で受けるダメージ値は確実に下がっていきます。では,どれくらい属性抵抗力を上げるかですが,すべてについて100以上にしておくのが無難です。
 これには,アミュレットやリングによる強化だけでは十分ではないかもしれません。タリックを用いて強化してもよいのですが,むしろ遠隔系装備を用いるほうが有効といえるでしょう。物理攻撃は痛くてもたかが知れており,ポーションの連打で軽くしのげますが,一撃が大きく連射の利くフォース攻撃は要注意です。

 

●遠隔系 

 攻撃が主な役目のレンジャー系職業にとっては,レベル差のある相手に対しては,「当たらない」という問題に直面します。攻撃力を上げることも重要ですが,そもそも当たらなければ話になりません。では,命中率を上げるにはどうすればいいでしょうか? ファイン系の装備は命中率を上げますし,タリックによる強化もできます。
 近接系の鎧には,命中率を上げる属性が標準で付いていますが,攻撃速度がかなり下がるので,攻撃力増強目的ではお勧めできません。むしろ,フォース装備を使って,フォース併用や命中率アップ付きのランチャー装備のほうが良いこともあるかもしれません。もちろん,遠隔装備の耐性アップも捨てがたいのですが,前線に出ていかなければ,フォーサーから狙い撃ちされることはあまりありません。

 

●フォース系 

 フォース系は専用装備の性能が高いので,そのまま着用してよいでしょう。対人戦では,超射程の攻撃は絶大な威力を発揮します。
 非対人戦でソロの狩りをするときには,近接系の鎧を着られるとよい場合もありますが,パーティ戦中心で後衛専属でいけるなら,とくに必要はありません。
 近接鎧は,防御を鍛えたいといった場合には有効です。防御は攻撃を受けないと上がらないパラメータです。これが上がることで,HPの全体量も増えていきます。

 

 率直な感想としては,何をやるにも,防御力の高い近接系の鎧は便利です。スキル上げなどでは,非常に役に立ちます。
 遠隔系の装備は,脚が速くなるのが非常に便利です。耐性上げも侮れません。どの職業にもお勧めです。
 フォースが使える種族であれば,専門職でなくても,通常武器よりもフォース攻撃のほうが強力なことが多いので,できるだけ鍛えておくべきです。フォース装備はそれを大きく増幅させてくれます。

 

 ということで,考え方は二つあります。
 全熟練を上げていくのを理想とするか,割り切って専門職に徹するか。熟練やスキル上げはレベル上げよりもずっと厳しく,時間もかかります。しかし,レベルを先に上げてしまうと,攻撃系スキルは後から上げることがほとんど不可能なので,悩ましいところです。後で必要になる可能性があるなら,できるだけレベルアップと並行して上げておくべきでしょう。
 別に,自分の専門分野だけをひたすら鍛えていても,問題なくやっていけます。脚が遅いとか,耐性が足りないとか,防御力が低いとか,そういったものはいわば仕様ですので,仕様内でなんとか対処をしていけばいいだけです。これなら荷物も減って,効率も上がります。
 時間のある人には全部を,時間のない人には専門だけをお勧めしておきましょう。

 
 なお,スキル上げは,星一つのできるだけ弱いモンスターを見つけて,延々と攻撃していく方法と,熟練値が20くらい入るモンスターを相手にポーションをがぶ飲みしながら攻撃していく方法の二つに大別できます。予算や装備,好みに応じて使い分けましょう。
 

新エリアへ行こう

  正式サービス以降に公開されたマップが3種類ありますので,ここでついでに紹介しておきましょう。

 

●セット砂漠 

どこかで見たようなA級モンスターがいっぱいだ

 HQのポータルから移動できる狩り場です。マップ内にはさまざまなA級モンスターや,いろいろな種族の姿をしたモンスターが出てきます。マップはHQで買っておきましょう(商人は街の外にいます)。
 ここを通り抜けると,コールドロン火山地帯に到着します。各種族のポータルからコールドロンへ抜ける道は,中央からちょっと北を回って,西方向にまっすぐです。真っ先に覚えておきましょう。

 

 このエリアには,さまざまなモンスターのA級が集まっています。懐かしいモンスターもたくさん見かけることでしょう。また,あたりにはターンコートという強力な力を持った裏切り者が巣くっており,高レベルキャラクター用の経験値稼ぎの場となっています。

 

ポータル近くには各種族のNPCがいる。自種族は襲ってこない エリア中央にあるセット砂漠遺跡 強大な力を秘めたターンコートは,高レベルでの定番狩り場にもなっている


 
●コールドロン火山地帯 

現れるモンスターはもちろんA級。襲ってくるモンスターはほとんどいないので,ソロなども不可能ではない

 セット砂漠の奥に続く高レベル地帯です。地図は,セット砂漠と同様に,HQのあるマップにいる雑貨商から買えます。

 コールドロンとは,いわゆるカルデラで,火山内部がつぶれてできた地形のこと。そのためか,マグマの多い地形です。モンスターレベルも高めとなっており,大ボスが存在するといいます(現在は,その居城が確認できるのみ)。
 とはいえ,やろうと思えばソロでもいけますし,今後主力の狩り場となる場所の一つと思われます。
 出入り口が1か所しかないため,いろんな種族の人がかち合います。少し注意しましょう。

 

A級だけあって巨大なモンスターも数多くいる これまで出てきたA級をひと回り強力にした感じのモンスターがぞろぞろ 溶岩に囲まれた地形。奥地には大ボスの居城もある

 

●イダー 

イダーのモンスターはどれも強敵揃い。心して渡航しよう
 イダーは,レベル35制限のある新しい狩り場です。しかし,レベル35になったからといって,勇んでイダーに渡ると,ちょっと後悔するかもしれません。一番弱いモンスターのレベルさえ,レベル35のキャラクターから見てフルマークのエース級ですので,ソロでのレベリングなどは,(不可能ではありませんが)経済的に見合わないと思われます。渡航費も馬鹿になりませんので,グループで,ある程度腰を据えて狩りをする準備ができてから,移動したほうがいいでしょう。なお,帰りの船賃がないとHQには戻れませんので,くれぐれも注意してください。
 ざっと回ってみれば分かりますが,あまり広いエリアではありません。3種族のポータルがあるので,ほかの種族と鉢合わせすることもままあります。

 

雪に被われたイダー。かつては宇宙進出の拠点だったものと思われる。周囲は強敵だらけだ チューティもここでは敵? 襲ってはこないが,マップを落としてくれるので,心を鬼にして狩るべし ふと,,空を見上げれば,見慣れたものが浮かんでいるのが分かるだろう

RF worldに浸ってみよう

 RF onlineは,2005年10月に正式サービスが始まり,しばらくして「黒機甲問題」が表面化しました。まあ,2次転職での目玉の一つ,連邦の秘密兵器ともいうべきものですから,強いのは当然なのですが,ちょっとばかり強すぎたようです。黒機甲については,11月と12月頭に2回の修正が行われて,現在に至っています。聖戦の戦歴から見れば,現状はそれなりにバランスの取れた状態になっているといえるでしょう。

 

 さて,グラフィックスは綺麗で動作も軽く,音楽もいい,というのが本作に触れたことがある人なら誰でも感じた美点だと思います。
 RvR自体もかなり面白いのですが,それを楽しむレベルにまで達するのが一苦労です。もう少し手軽にRvRできるモードとかがあるとよいのですが。例えばレベル帯制限のある聖戦とか,システムに組み込むことは難しくても,イベントで行ってもいいんじゃないかという気がします。同種族で戦えるというギルド戦なども,早期の実装が望まれる項目ですね。

 

ほんの小道具で置いてある飛行艇だが,丁寧な作り込みがされている
 RvRを楽しむには,まずレベルをそれなりに上げる必要があります。RPGですので,多かれ少なかれ,経験値稼ぎやお金稼ぎは必要です。そのハードルさえ越えれば,現在のRF onlineは,RvRを楽しむ環境として申し分ありません。実際,かなり大規模な戦闘が毎日繰り広げられています。
 RF onlineが始まる前は,PvPとかRvRとかが日本のプレイヤーにどの程度受け入れられるのか,少し疑問もありましたが,βテストの初期からかなり自然に受け入れられたようで,敗戦時に反省会などで戦術を熱心に討議しているところもあります。また部隊の統制も,初期の聖戦とは比べ物にならないくらい洗練されてきています。
 とはいえ,敵種族でも顔見知りになれば,非聖戦時には和気あいあいとした語らい(?)の場面も見られます。
 また,RvRがウリのゲームですが,誰もがRvRをやっているというわけでもないというのが,ある意味面白いところです。まったりとゲーム自体の雰囲気を楽しんでいる人達もいます。
 現在は正式サービス開始時のゴタゴタも収まっており,冒頭にも書いたように,SFチックな世界に浸りたい,(とくに)ロボが好きといった人なら,一度プレイをしておいて損はないでしょう。

 

 

 
タイトル RF ONLINE Z
開発元 CCR 発売元 ゲームオン
発売日 2007/04月中旬 価格 基本プレイ料金無料(アイテム課金)
 
動作環境 OS:Windows 2000(SP2以上)/XP(SP1以上)(+DirectX 8.1以上),CPU:Pentium III/1GHz以上[Pentium 4/2.0GHz以上推奨],メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨],グラフィックスチップ:Direct3D対応,グラフィックスメモリ32MB以上搭載,GeForce3またはRadeon 7500以上[GeForce4 TiまたはRadeon 8500以上推奨],サウンド:DirectX 8.1互換,HDD空き容量:3.4GB以上(別途インストール時に約870MB,ゲームプレイ時に約2.5GB必須),ネットワーク環境:256kbps以上[1Mbps以上推奨],画面解像度:800×600,16bitカラー以上

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