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荘園システムと新エリア紹介

 

城主以外にもメリットがある荘園システム

 

 クロニクル2では,ゲーム内経済,攻城戦に大きく関わる荘園システムが導入された。
 荘園システムの簡単な流れは,収穫可能なアイテムをプレイヤーが集め,それを領主(城主)が買い取るというもの。買い取られた収穫アイテムからは,各領地ごとに設定されている特殊なアイテム(特産品)を作成することができ,それらの販売も行える。
 このシステムによって,モンスターを倒すことでしか得られなかった一部のアイテムが,多く流通することになり,領地を獲得(=城主)することが本作の重要なファクターとなった。また,各領地の特産物は異なっているので,需要の高いアイテムが生産できる城の価値は上がるということにもなる。つまり,荘園システムの導入で攻城戦がより活発化するという流れになるのだ。

 

・種の販売開始
 荘園システムのキーとなるのが「種」である。城主が城内にいる侍従長に話し掛け,「種と収穫物の売買開始」を行うと,領地の村にいる荘園管理人で種や収穫器の販売が開始される。種には数種類があり,種類によって価格が違うのみならず,収穫できる特産品も変わってくる。ちなみに,種の種類や数は,城の財政状態によって上限が決まる。城主だけでなく,血盟全体でしっかりと予算を捻出することが必要だ。

 

・種蒔きと収穫の方法
 荘園管理人から買った種は,モンスターに対して使うことになる。戦闘時に種を使うと,倒したときに発芽することがあるので,それを収穫器で回収するというわけだ。システム的に見ると種蒔きが成功すると効果音が鳴ったり,種蒔き行為が攻撃とみなされる部分など,ドワーフのスポイルと似ている。
 またモンスターと自分のレベル差が5以下の場合,収穫成功率が高くなるので,効率的に集めたい場合は,モンスターのレベルも考慮する必要があるだろう。ちなみに,1匹のモンスターに対して種蒔きとスポイルの両方を行うことができるが,どちらも成功した場合スウィーパーの前に収穫をしないと,死体が消えてしまうことを覚えておこう。

 

・収穫物の売却のメリット
 収穫物は荘園管理人が買い取ってくれるが,城主が報酬を設定できるため,場合によってはプレイヤーにとって不利益だったり,あまり魅力を感じられない場合もあるかもしれない。売却時には一定の確率でピューリファイストーンや型の接着剤などのアイテム(城主は報酬タイプの設定のみ)がもらえるので,報酬設定のよい城の領地で売却するのがいいだろう。

 

・アイテム作成
 さて,収穫物はすべて城の倉庫管理人に集められる。城主がこれらのアイテムを,城内にある鍛冶屋へ持って行くと,アイテムを作成できる(作成費は必要)。作成アイテムは城によって異なるが,武器・防具の「強化スクロール」や「瞬間体力回復剤」,「祝福された復活スクロール」,「二刀流製作の印紙」などだ。とくにアデンでは格段にいいアイテム(需要が高くなりそうなもの)が作れるようだ。

 プレイヤーがアイテムドロップや経験値獲得のために黙々と狩りをするだけでなく,種蒔きや収穫という新たな楽しみが追加された。また,これまで税金徴収くらいしかなかった城も,荘園システムによって新たな価値を出し,攻城戦の活性化に繋がるだろう。クロニクル2で導入された荘園システムをぜひ体験してもらいたい。

 

 

新しく追加されたエリアの詳細情報

 

クロコダイル族の巣窟「クロコダイル アイランド」
 ギランからハイネスへ向かう東側の街道を通ると,東側に海を隔ててクロコダイル アイランドが見える。遠目からは美しい景観の浜辺やヤシの木などで穏やかな場所に見えるが,1歩足を踏み入れるとそこには数多くのクロコダイルが巣食う混沌とした土地となっている。
 クロコダイル族の一部は,嘆きの草原などにも出現するが,クロコダイル アイランドでは,その数が比べものにならないほど多い。島内の街道沿いや草原,湿地帯などあらゆるところに密集しているので,無事に通過することは不可能に近いだろう。
 ここはレベル40台のキャラクターのハンティングポイントとして最適だ。イメージ的にはオーレン城から象牙の塔付近までと似たような狩場だが,出現数が非常に多いし,ギラン,ハイネスからも比較的近いのが便利といえる。レイドモンスターも出現するので,血盟でレイドの練習をしてみるのもいいだろう。

 


聖なる領域「エヴァの水中庭園」
 ハイネス遊覧船の遊覧ルートとなっている場所で,水中に入り口がある珍しいダンジョンが「エヴァの水中神殿」だ。場所的には,ハイネスの南西,嘆きの草原の南東部となる。
 入り口からしても水中にあるのだが,内部はさらに深く進んでいくようになっているので,キス オブ エヴァのスキルやハイネスで販売されているエヴァの祝福が必須といえる。また,アクティブモンスターも多いので,慎重かつ急いで進む必要がある。
 その奥には美しい水中庭園があるが,多数のモンスターが出現するわけではないので,ゆっくりと景色を楽しめるだろう。出現モンスターはクロコダイル族とスケルトンで,レベルは40台。ちなみに最奥は一方通行となっているようなので,帰還スクロールを携行していこう。また,プロフィットの新スキル魔法書も得られるようだ。

 


「海賊のトンネル」と「悪魔の島」
 嘆きの草原の西側に位置する悪魔の島に行くには,水中にある「海賊のトンネル」を抜けるしか移動手段がない。海賊のトンネル自体も存在が隠されるようになっていて,ギラン港の西側にある崩れた橋付近から水中を泳いでいく必要がある。トンネルの入り口付近には,アクティブなモンスターが徘徊しているので,水中戦闘になることを考えると,一人で進むのはやめたほうがいいかもしれない。
 トンネル内部を進んでいくと,古びた海賊船が横たわっており,その周囲には数々の財宝が置かれている。いかにも"海賊の住処"といった雰囲気だが,ここはすでに悪魔の島の領域だ。モンスターレベルは40〜54近辺といったところなので,簡単には進めないだろう。
 ちなみに,この悪魔の島には大海賊「ザケン」も出現する。ここへたどり着く方法や討伐方法は,ハイレベルプレイヤーで協力して解明してほしい。
海賊のトンネル
悪魔の島

 


大陸最大級の難度を誇る「傲慢の塔」
 ついに「傲慢の塔」が開放された。ここは10フロア以上からなる巨大な塔となっており,1階からレベル60台のモンスターがうろつくハイレベルプレイヤー向けのダンジョンとなっている。
 塔の形状をしているダンジョンにはありがちだが,上階ほど強力なモンスターが登場するようになる。出現したモンスターが溜まっているので,単に上を目指そうとするだけでも多くのモンスターを倒す必要がある。階層をつなぐ階段が唯一の休憩場所といえるほどで,上階へテレポートさせるNPCも用意されてはいるものの,そこまでたどり着くのも一苦労だ。
 ここにはレベル70のレイドモンスターも複数配置されている。ハイレベルプレイヤーが到達する目的の一つとして,目指していってほしい。

 

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