クロニクル2では，フィールドに宝箱が出現する。宝箱には，アイテムやアデナが入っている"本物の宝箱"と，"宝箱に化けたモンスター"の2種類があり，本物の宝箱の場合は開けるためのカギが必要となる。モンスターの場合は，開けようとすると攻撃してくる。名前やグラフィックは同一なので，開けるまでは見分けることは不可能だ。
　また，宝箱にはランク（〜の宝箱となっている）があり，開錠にはそれに対応する「〜級の鍵」が必要。カギの説明欄を見てみると，どのランクの宝箱に対応しているかが書いてあるので，分かりやすい。モンスターの場合はランクによって強さも変わるようなので，高ランクの宝箱がモンスターだった場合は，相応の強さを持つことになる。
　いままではゲーム内に"盗賊の鍵"というアイテムがあったが，これはドアを開けるためだけに使われ，また使える職業も決まっていた。しかし，宝箱のためのカギは誰でも使えるようになっているのが大きく違う部分だ。使い方も簡単で，宝箱をターゲットしてから対応したカギをダブルクリックして使うだけだ。宝箱のカギは，モンスターを倒していればランダムでドロップするようだ。

　これまではPK（Player Killing）行為を行うと性向値が減少し，その数値によってキャラクターネームが赤くなってペナルティが発生していた。また，リネージュユーザーには分かると思うが，赤ネームのシンメトリに位置する"青ネーム"というものは本作には存在しなかった。しかし今回，クロニクル2で導入される推薦ポイントのシステムによって，青ネームのシステムが実装されたのだ。
　この推薦システムの詳細はまだ不明なのだが，キャラクターの成長によって推薦ポイントが増加（一次転職が終わると6ポイントなど）していく。そしてこの推薦ポイントをプレイヤーに使うと，キャラクターステータスウィンドウにある「評価値」が上昇し，一定の推薦を受けるとキャラクターネームが青くなるというシステムだ。

　推薦をするにはアクションボタンの"推薦ボタン"によって行え，一回押すことで1ポイントを与えることができる。消費したポイントは約1日ごと（復活のタイミングは不明）に復活するようだ。
　青ネームになっても，死亡時に装備品を落とす確率は減少しないとのこと。だがしかし，これだけのシステムなので，なにかしらの特典が存在するかもしれない。ほかのプレイヤーに認められるようになった証でもあるので，より多くの推薦をもらえるようにがんばってもらいたい。

　仲間との連携に便利な血盟。血盟コマンドは盟主のみが使えるものだったが，クロニクル2で実装された「権限委譲」を使うと，血盟コマンドの"血盟への勧誘" "タイトルを付ける" "アジトや城の管理"などを血盟員に委譲できるようになった。
　盟主とはいえ，いつもログインしているわけにもいかないので，プレイ時間が合わないという血盟員もでてくるだろう。そんなときに権限委譲機能を使えば，血盟員の登録やタイトル変更などがしやすくなるというわけだ。
　また，不正利用やバグなどで，血盟員や同盟以外のキャラクターが城やアジトへ進入してきたときにも，権限委譲によって対処を素早く行えるようになる。盟主のみしか行えなかった部分を分散することで盟主への負担を減らし，また血盟としての結束力を増すことができるありがたい機能といえるだろう。

　これまでクエストNPCを見つけ出すために，街中を走り回ったり視界内に入ったすべてのNPCに話掛けたりしてきた。
　クロニクル2ではクエストNPCの頭上に，スクリーンショットのような「！」マークが表示されて見つけやすくなる機能が追加された。Blizzard Entertainmentの「World of Warcraft」に見受けられる機能だ。このマークは条件を満たしているキャラクターからしか見えないようになっているらしいので，例えばクエスト発生のレベル条件を満たしていればマークが表示されるということだ。
　すべての村を巡って「！」が付いているNPCに話しかけてクエストをクリアしていけば，バックストーリーが分かってより深くプレイできるだろう。

　リネージュ2には，コミュニティとして掲示板システムが用意されていたが，いままで稼動していなかった。クロニクル2で掲示板がついに稼動し，使えるようになる。
　基本的にはプレイヤーならばだれでも書き込み/閲覧が出来るようになっているので，マナーを守ってうまく利用していこう。アイテムのドロップ情報や新しい狩場情報，イベント情報などの交換をゲーム内で行えるようになるのは，便利な機能だ。

Lineage (r) II and Lineage (r) II the Chaotic Chronicle are registered trademarks of NCsoft Corporation. 2004 (c) Copyright NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute, and transmit Lineage II the Chaotic Chronicle in Japan. All Rights Reserved.