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キャラクター作成時に決めるジョブはメイン用のみ。RPGモードは,サブ用のジョブを決めるあたりまでが基本システムを理解するためのチュートリアルのようになっている |
それでは次に,実際のゲームがどのような流れで進んでいくのかを,RPGモードを用いて紹介していこう。まずキャラクターメイキングだが,本作では
6種類ある「ジョブ」の中から,最初にメイン用のものを選ぶ。そしてゲームの序盤で,サブ用のジョブを追加する流れだ。メインおよびサブジョブの組み合わせは30通りになる。最初に各ジョブの特性をざっと説明しておこう。
剣,斧,ハンマーといった近接武器の扱いに秀でたジョブ。同じ近接武器といえども,例えば,剣はダメージ強化スキルが多く,斧は状態異常を引き起こす,ハンマーはノックダウンさせるといった違いがある。これはほかのジョブにもいえることだが,専攻したスキル構成によって最前線で敵を食い止めるタンク役や,間断なくダメージを与え続けるアタッカー役などといった,さまざまな立ち回りが可能だ。
弓を用いた遠隔攻撃を得意とするジョブ。安全な位置から一方的にダメージを与え続けることが可能で,しかも本作では矢弾を消耗しないため扱いやすい。いろいろなタイプの矢を発射するのはもちろんのこと,ペットを使役してともに戦ったり,トラップを設置して敵を引き込むこともできる。敵にとって想定外のパターンから攻めていけるのがレンジャーの醍醐味だ。
仲間を癒し,そして守るためのサポート用スキルがぎっしりと詰まったジョブ。本作のモンクは,単純にヘルスを回復するだけでなく,状態異常から回復させたり,被ダメージを予測して未然に防いだりと,全ジョブ中もっとも忙しいジョブだ。しかも,サポート役であるにもかかわらず,攻撃関連に特化するようなプレイスタイルも選べる。
メスマーとはMesmerism,つまり敵に催眠術を仕掛けたり弱体させることを得意とするジョブ。敵のスキル使用を阻害したり,速度を遅くしたりといった,間接的な方法で戦闘を有利な展開に持っていくのだ。モンクが防御的なサポートであるのに対し,メスマーはいわば攻撃的なサポートに秀でたジョブといえよう。直接大ダメージを与えるのは苦手だが,キャスタータイプの敵に対しては最高のアンチジョブである。
自然界にある四大元素の力を引き出し,主として攻撃用途で活用できるジョブ。エレメンタリストのスキルは火,水,土,風の四系統に大別でき,それぞれ異なった性質が反映されているのが面白い。それらの中でも範囲系の攻撃分野に関してはほかのジョブを圧倒しており,消費MPは多いものの強烈なダメージを続々と叩き出していくのだ。
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遂行中のクエストは,次の目標を明確に指定されており,いつでも確認できるので,次に何を行うべきか迷うことはない |
クエストは,ミッションに直接関係ないエリアへ誘導するという意味もあるようで,クエストをクリアしていくだけでティリア全土を訪れられるようになっている。このクエストの報酬には,スキルが習得できるものもあるので,少しずつクリアしながら進むのがよい。スキル獲得のペースはそれなり速く,プレイ開始から数時間で,8個あるスロットに入りきらなくなってしまう。よって,このあたりからスキル構成を選ぶ必要が生じ,キャラクターの個性が芽生えてくるというわけだ。
普通にプレイしていくと,サブジョブの習得までに少なくとも2〜3時間は掛かるが,この間はチュートリアルのようなものだ。このあたりでは強力なモンスターも出現せず,本作のユニークなシステムの数々を,すんなりと理解させてくれるようになっている。そしてサブジョブ取得後に,RPGモードの軸となるミッションへと続く。
次回は,序盤から激動の展開を見せるミッション本編や,本作のキャラクター育成システムなどを紹介していこう。