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同じスキルでも,特性ポイントを注ぎ込まないとその効果は微々たるものだ。戦術の基本コンセプトとなる特性を決め,それに応じたスキルを選ぶ必要がある |
キャラクターは合計480あるスキルの中から,状況に応じて8種類を選び出すことは前回の記事で述べた。ただし,これらのスキルは誰が使っても全部同じ効果,というわけではない。すべてのスキルは,何らかの「特性」と呼ばれる系統に属しており,この特性のレベルを上げることで効果はさらにアップしていくのだ。
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特性に注ぎ込むためのポイントは,レベルアップによって獲得できる。ポイントは有限のため,多くのプレイヤーは2〜3種類の特性を重視してるようだ |
具体的な手順としては,まずキャラクターがレベルアップすると,上記の特性に割り振るためのポイントを獲得できる。そして,これらにポイントを注ぎ込むと特性レベルが上がっていくが,同時に次に必要となるポイント量も次第に増えていく。キャラクターが獲得できるポイントには上限があるので,すべての特性レベルを高くするのは事実上不可能で,2種類前後に集中して注ぎ込むのが現実的といえるだろう。特性ポイントの割り振りによって,スキルを選ぶための方向性がある程度定まるというわけだ。
例えば,「ソード
マスタリー」を集中的に上げているキャラクターは,自然と剣を用いたスキルに特化し,戦い方も変わっていくのである。特性ポイントの割り振りが,キャラクター育成の非常に大切な要素になってくるのだ。
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拠点エリアでは特性ポイントの再割り振りを行える。移り変わる状況に適応させるために,キャラクターのスペックを煮詰める作業が面白いのだ |
とはいえ,本作では(「Diablo2」などとは異なり),拠点エリアで
特性ポイントの振り直しが可能だ。なので新たなスキルを習得したら,とりあえず特性ポイントを割り振ったうえで実際に使ってみて,自分に向いているかどうかをチェックするとよい。このように,仮に選んだスキルの構成が同じキャラクターでも,特性レベルの配分によって微妙な性能差が生じることになる。これも本作ならではの奥深いシステムである。
厳密には,細かい部分でメインジョブの優遇措置はいくつか設けられているが,ここではとりあえずスキル選択の幅広さを,大まかに掴み取ってもらえればよい。メインとサブ用のスキルが絡み合うことで,コンボ技をはじめとした戦術の幅は大きく広がっていくのだ。