試合に勝つには,自分のポジションの特徴を理解し,そのうえでチームメイトとの連携を意識してプレイすることが重要。単独で攻めまくったり,ポジションに合ったプレイスタイルを無視した戦い方をすると,味方からの信用を失ってしまうことも……。
そこでここでは,ポジション別にスタンダードなプレイ方法を紹介しよう。チームはプレイヤーのためにあるのではなく,プレイヤーがチームのためにあるということを肝に銘じて試合に挑もう。
フォワードはミドルシュートとジャンプの能力が高く,ほかのパラメータもバランスがいい。状況に応じた戦い方ができるのもフォワードの魅力の一つだ
フォワードは,ミドルシュートが得意でジャンプ力がある。パラメータには偏りがなく,非常にバランスに優れている。ゲーム中には得点を稼ぐことに集中する,点取り屋として活躍することだろう。
オフェンス時は,とにかく自分で点を入れるんだという心構えでコート内を駆け回ろう。常にフリーになることを意識して動き,ボールを持っていないときは敵プレイヤーが自分をマークする前に,シュートを打てる地点へできるだけ急ごう。
試合開始時に自分がボールを持っているときは,ドリブルやパスが得意なガードに早めにパスを送り,ゲームを組み立ててもらうのがお勧めだ。これは自分一人で切り込んだり,足の遅いセンターにパスをすると,あっという間に得点のチャンスを逃してしまうからである。
ノーマークからのシュートは成功率が高い。味方にフリーの場面を作ってもらい,得点をバンバン稼ごう!
攻撃時にフォワードがしてはいけないことは,不用意なロングパス。フォワードはパスを苦手としているわけではないが,それでもパスの距離が長いとカットされる危険性が増す。極力ロングパスは避け,近い場所にいる味方にボールを渡すようにしよう。
ゴール付近でいよいよシュート! という場面では,敵も気合を入れてディフェンスしてくるだろう。こんなときは,味方のいる位置を確認して,シュートを打つ振り(ボールを持った状態でDキーを一瞬押す)でフェイントをかけ,相手がブロックするために飛んだのを見計らって味方にパスして,シュートを打ってもらったり,あるいは相手が着地した瞬間にシュートを打ったりすればいい。
ちなみにFSのワンハンドパワースラム(2000BP)を購入すれば,通常はレイアップシュートが出る場面に,一定の確率でワンハンドパワースラムが出るようになる。パワースラムは敵にブロックされにくいので,入手しておくといいだろう。
ディフェンス時は,敵をしっかりマークして自由に動かさないことに留意したい。パスカットやスティールを積極的に狙いつつ,攻めのディフェンスを展開し,得点されないようにゴールを死守しよう。
フォワード特有のFSやスキルを購入していけば,戦いをより有利に進められる。プレイに必要なスキルがあったら迷わず手に入れよう
なお,フォワードはレベルが16になると,「パワーフォワード」と「スモールフォワード」の2種類の専門的なポジションに進化する。パワーフォワードはオフェンス系のパラメータがさらに上昇し,リバウンドやブロックといったセンターの役割もこなせるようになる。スモールフォワードは全能力が平均的に上昇し,コート内のどの場所でも活躍できるオールラウンダーとなる。どちらかを選ぶと変更はできないので,自分のプレイに合ったほうを見極め,慎重に選択しよう。
ガードの特性は足の速さを生かした機動力,パスカットされない高速パス,スリーポイントライン付近から放つスリーポイントシュートの三つ。その半面,小柄なキャラクターになるため,ジャンプ力やあたり強さといったパラメータが低いといったデメリットもあり,とても極端なパラメータ能力を持つポジションといえる。要するに,使いこなすのが比較的難しいポジションなのである。
しかし,ゲームを組み立てる司令塔としての役割を持つため,プレイしていて非常にやりがいを感じるはず。チームリーダーになって味方をグイグイ引っ張っていくことに快感を覚える人は,迷わずガードを選ぼう。
スリーポイントシュートで得られる3点は魅力的だが,外してリバウンドでボールを取られるのが怖い。フリーのとき以外,乱発は禁物
まず,オフェンス時にボールを持ったら,機動力を生かしてスリーポイントライン付近までドリブルし,ある程度場をかき回してから,味方がフリーになるのを見計らってパスを出すといった感じでいこう。味方が攻めだしたら自分も中へ攻めていく……のではなく,外側から味方をサポートしつつ,いつでも得意のロングシュートを打つ準備をし,パスをもらおう。FSのワンハンドジャンプシュート(2000BP)を購入すれば,左手一本で打つスリーポイントシュートをランダム発動でき,敵チームにスリーポイントの恐怖を存分に味わわせることができる。
ディフェンスでは,守備に切り替わった瞬間にマークについて,相手がボールを持ったら後ろからスティールを狙っていこう。落ちたルーズボールに対してはスキルのダイビングキャッチ(5000BP)が有効だ。使用方法は,ボールが地面に落ちてからSキーを押すだけ。ボールがワンバウンドしたくらいのタイミングでボールの方向へ取りに行けば,キャッチしやすいだろう。リバウンドに参加できない分,地面に転がったボールを拾うのはガードの役目。落ちたボールは何が何でも拾う! ぐらいの勢いで行動しよう。
ガードもレベル16になるとシューティングガードとポイントガードの2種類の専門的なポジションが選択可能となる。ミドルシュートの能力が大きく上昇するシューティングガードは,これまでのガードの役目に加え,フォワードのように中距離からのシュートも打てるようになる。一方のポイントガードは,ラン,スティール,ドリブル,スリーポイントシュートといった本来のガードの能力がさらに向上。ゲームメイキングの妙を味わいたいならこちらを選ぶといいだろう。
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ゴールからボールが跳ね返ったり,相手とぶつかったりして落ちたボールをダイビングキャッチ。ボールが地面に落ちたらとにかくキャッチ! と頭に叩き込もう |
ディフェンス時はとにかく相手をゴールの近くに寄らせないように。足の速さやスティールといったガード特有の能力を生かした守りを心がけよう |
センターはゴール下シュートが得意で,その成功確率は非常に高い。センターがフリーになったら,積極的にパスを求めよう
センターはゴール下シュート,リバウンド,ブロックなど,ゴール下で役立つパラメータの数値が高い。そのため,活躍する場面も必然的にゴール下が多くなる。オフェンス時はすぐにゴール下に移動して,ポストプレイを狙っていこう。自分をマークしている相手が,ガード,フォワードであれば強引に打っても入るが,同じセンターの場合はシュートをブロックされる可能性がある。そんなときにはシュートフェイントを使うか,シュートと見せかけて味方にパスを出すなどして,確実に得点していこう。
奪ったボールをラインの外に早く出したい場合,ラインの外にいる味方にパスすればそこまで走らずに済む
センターでプレーする人は,最初にボックスアウトのスキルを購入しおくといいだろう
ディフェンス時も,センターはゴール付近を中心に守っていく。ゴール下にセンターがいるだけで,相手はゴール下シュートを狙いにくくなるのだ。苦手なスティールはあまり狙わずに,高いブロック能力,リバウンド能力を生かしてゴールを死守しよう。
とくにリバウンドは,「リバウンドを制する者は試合を制す」という言葉あるほどに重要。リバウンドが強ければ,相手は攻撃のチャンスが少なくなる。そのうえ,オフェンス時に味方が安心してシュートを打てるなど,攻守のどちらでも大活躍できる。センターでプレイする人は,リバウンドを確実に取れるようにしよう。
リバウンドを確実に取るためには,ゴール下のポジション取りが大事。ボールを取りやすい場所を確保できれば,リバウンドを取れる確率がより高くなる。それは相手も同じなので,相手も必死でいいポジションを取ろうとしてくる。「ゴール下は戦場だ」,といわれるほどポジション取りは大変なのだ。しかし,センターにはそのポジション取りを有利にするスキルがある。そのスキルとはズバリ,ボックスアウト(5000BP)。このスキルを使うと,相手を自分の前に来させないようにして,ポジションを確保できる。センターでプレイしている人は,このスキルを購入してリバウンドを確実に取っていこう。