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エンジェリック・ヴェール

 

 フルボイスのキャラクターが掛け合いを繰り広げるアニメライクなノリでありながら,しっかりした戦術要素を備えたファンタジーストラテジー"エンジェリック・ヴェール"シリーズ。その最新作「エンジェリック・ヴェール新伝 エフェメール島綺譚」のプレイが,途中で詰まってしまった人のために,攻略ノウハウをお送りする本記事,後編では「第3章 迷い子たち」をメインに解説していこう。


紹介ページは「こちら」

 

エンジェリック・ヴェール

 

第3章の攻略は,すでに第2章末尾に始まっている。第2章の最終ステージで,敵をあと一撃の状態に追い込んだら,先に装備を解除しよう
 「こちら」に掲載した前編では,SHOPの利用とインベントリアイテムの"受け渡し"を前提に,「第2章 剣戟の遺産」の攻略をお送りした。それを受けて,今回は第2章クリア後に第3章をプレイする場合のノウハウを,主として解説する。

 前回の記事を読んでくれた人ならおおよそ推測がついていると思うが,第3章攻略に向けた準備は第2章の最終ステージから始まる。このゲームでは全章/全キャラのアイテムインベントリが一元管理されている。このため,例えば第2章第8面(最終ステージ)をクリアするタイミングでインベントリに残ったアイテム/資金は,そのまま第3章スタート時に持ち越されるのだ。
 というわけで,第2章第8面では敵にトドメを刺す直前に全装備を解除し,インベントリに戻しておこう。また,これは第8面の特殊事情に属するが,このステージで戦うのはエリーゼ女王のみであり,一緒にいるエスパーダは出撃できない。第7面をクリアした時点,つまりまだマップ表示のうちにエスパーダの装備品をすべて解除しておかないと,持ち越せなくなるので気をつけたい。

 これら下準備が終わったところで,いよいよ第3章に入っていく。手に入った限りの「リッタークロイツ」("瀕死回復"効果あり)とポーション類を携えて事に当たれば,この章の攻略もある程度楽になるだろう。


エスパーダの武装解除(?)は,第2章第7面クリア直後のマップ画面が最後の機会。第8面に進む前に忘れずに実行したい とりあえずすべての装備を解除したエスパーダ。いや別に,オフィサーアーマーなどの初期装備まで剥ぎ取る必要はないのだが

 

 

エンジェリック・ヴェール

 

接近戦に強い配下を前面に立てつつ,後方から主要キャラクターが魔法を浴びせる戦い方が,第3章におけるセオリーだ
 第3章は第2章と逆に,魔法使い偏重のメンツになる。カタい敵揃いの本作でこれは好都合でもあるのだが,防御力やHPが低いぶん,敵の大技がよけいに痛いのも事実。接近戦系の配下ユニットを前に出して盾役を務めさせつつ,後方から繰り出す魔法で敵を沈めていくのが定石だろう。魔法使いの魔法はダメージソースとして申し分ないので,盾役を攻撃に使わず,「防御」に専念させるのも一案だ。防御中は敵の攻撃の多くをやり過ごしてくれるし,命中した場合もダメージが半分になるので,悪くない取り引きといえよう。

 すでに第2章をクリアしているなら,配下の候補にはドラゴンがいる場合も多いだろう。コトゥーカの両名はどちらも「得意兵科」がドラゴン系になっており,配下として使ったときはHPなどのステータスが大きく伸びる。幸いなことに第3章は全編通して野外戦闘になるため,どのステージでもドラゴンは配置可能だ。3×3マスとかさばるのは難点だが,逆に言えばそのぶん敵を遠ざけておけるし,高いHPと相まって多くの敵を食い止められる。


カニの強力な特殊技を浴びつつも,持ちこたえるダークドラゴン。ただし,「混乱」したりして,こちらが攻撃されると窮地に陥るが 特殊技を繰り出すサンダードラゴンの勇姿。さすがにドラゴンは攻防ともに優秀,電撃を伴う攻撃は,付帯効果として敵を「恐怖」状態にできることも

 

 

エンジェリック・ヴェール

 

特殊技はMP節約の意味でも積極的に使いたい。画面はスピカが特殊技「クリムゾンローズ」を繰り出した瞬間で,「混乱」の付帯効果がある
 火属性の魔法使いと水属性の魔法使いが揃っている以上,魔法の効力に死角はない。敵の属性を見究めつつ,より有効なほうの魔法を繰り出していけばOKなのだが,ここでとくに強調しておきたいのが,今作では「特殊技」(広域魔法だったり必殺の攻撃だったりする)に比較的使いでがあるということ。
 前作,前々作と異なり,今作における特殊技のチャージはMP(マジックポイント)でなく「スピリットゲージ」で管理されるようになった。つまり,魔法使いであるがゆえ毎ターンのように魔法を使い,結果としてMPゲージが一向に溜まらなくても,特殊技はきちんと繰り出せるということだ。少なくとも,併用することでMPを節約できる点は明確なメリットである。
 攻撃力の高い特殊技はいくつも用意されているが,むしろ注目したいのは,前々作以来ルシアンが持つ「ブランカ・パライーソ」だ。直接の攻撃力こそないものの,すべての敵に適用され,50%の確率で相手を眠らせるというこの技,味方の人数が少ない第3章では有用だ。当面向かってくる敵を減らして集中攻撃を心がければ,効率よく各個撃破に持ち込めるだろう。ただし,これを使った後にうっかり別の広域魔法/特殊技を使って,"寝た子を起こす"ハメにならないよう,くれぐれも気をつけたい。

 以上,第2章クリア後の着手を前提に第3章を語ってきたが,腕に覚えがあるのなら,いきなり第3章に入るのも面白い。水属性の魔法使いであるルシアンは,HP回復魔法の「ナーシング」と「エンジェリックキュア」を持っているため,ある程度は持ちこたえられるが,この場合序章から第3章の終わりまで,SHOPはまったく利用不能。ステータス異常への対処は,手持ちのポーションと,敵がドロップするアイテムで間に合わせるほかなく,もちろん配下にドラゴンがいるはずもない。なかなかスリリングな展開になるはずだ。


こちらはソレイユの特殊技「フラッシュスナイプ」。第3章でソレイユはほとんど戦力外だが,特殊技だけは使える。敵の属性によっては有効だ ルシアンの持つ「ブランカ・パライーソ」はすべての敵を50%の確率で眠らせる特殊技。脱出ステージや敵の多いステージでは大いに役立つ

 

 

 第2章,第3章と続けてクリアしたら,残るは最終章のみ。物語もツメの段階に入るが,登場キャラクターがようやく一堂に会するため,戦い方のバリエーションは一気に広がる。ここまで限られたメンバーで戦ってきた経験を活かせば,それほど難しくはない。ストーリー上のキーとなりそうな人物の装備を優先して充実させ,必要とあらば出撃のたびにアイテムを持ち替えさせつつ,着実に進めていこう。
 サブクエストもいくつか用意され,ユニークなドロップアイテムが多数隠された本作は,一度ストーリーを見てしまったら終わりではなく,出撃メンバーとアイテム/スキルの組み合わせを入れ替えつつ,さまざまな戦い方・育て方を試せる作品だ。記事の性格上,効率を優先した記述になってしまったが,この記事を足がかりにしつつ,お気に入りのキャラクターやアイテムにこだわった,個性的なプレイをぜひ楽しんでほしい。


 

 今回の記事内容とは直接関係ないが,クロムシックスより秘蔵の(?)音声ファイル1点の提供を受けた。なんと,まだどこでも使われていない,プロモーション用キャラクターボイスだ。主要キャラのキャストが勢揃いしているので,「こちら」からダウンロード(882KB・1分45秒・mp3)して,ぜひ聴いてみてほしい。

 

 

 

「エンジェリック・ヴェール新伝 エフェメール島綺譚」
 →公式サイトは「こちら」
 →紹介ページは「こちら」

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