― 体験版 ―
 
Cricket 2005[英](EA Sports)
Text by Gueed

 

 はっきりいって日本ではマイナーだが,ヨーロッパを中心に人気の高い紳士淑女のスポーツ"クリケット"を題材としたスポーツゲーム,「Cricket 2005」のデモ版がリリースされた。開発はカナダに本拠を構えるデベロッパhb studios,発売はEA Sportsが担当する。FIFAやNBAシリーズのようなTV放送ライクなカメラアングルが見られたり,バリエーション豊富なリプレイシーンが見られたりと,キチンとEAブランドを冠するだけのクオリティに仕上がっているのが印象的だ。

 Cricketは,投げる/打つ/走るという野球に似たルールに則って,サッカーと同じ1チーム11人で行うスポーツ。
 (自信はないが)一応説明しておくと,Cricketは,楕円形のフィールド中央にピッチと呼ばれる長方系のゾーンを設け,その両端にウィケットという三本の棒を設置した状態で行われる。
 守備側はボーラー(ピッチャー)とキーパー(キャッチャー),それ以外のフィールダーという構成で,まずボーラーが,ウィケットを倒すべくボールを投げる。攻撃側のバッツマン(バッター)は,ウィケットが倒されないように,ボールを打って反対側のウィケットへと走る。バッツマンが空振りするなどでウィケットが倒れる,打ったボールを守備側がフライで補る,またバッツマンが反対側のウィケットに到達する前に,返球でウィケットを倒した場合にアウトとなる。10アウトで攻撃側と守備側を交代し,これを繰り返して得点を競うスポーツである(らしい)。

 本デモ版では,Englandチームで,Australiaチームとのエキシビジョンマッチが楽しめる。といっても本来のCricketは競技時間が長い(かつては5日間かけてやっていたこともあるとか)ためか,ゲーム終盤のEngland229点,Australia252点と,プレイヤーがビハインドを背負った状態で始まる。三つアウトを取られる前に,24得点を決めねばならないため,難度は結構高い。
 バッツマンの空振り一つで喜んだボーラーがフィールドを駆け回るなど,Cricketを知らない人にとっては非常にシュールな光景が繰り広げられるが,これを機にルールを覚えつつ,遊んでみるといいだろう。

 

 

■キー操作

Escキー ゲームメニュー
LEAVE/Duck A
Front/Back Foot S / W
ADVANCE D
パワーブースト Shiftキー
スイング(スピン/カットなど) カーソルキー

■動作環境

OS:Windows 98 SE/Me/2000/XP
CPU:Pentium III/700MHz以上
メモリ: 128MB以上(2000/XPは256MB以上)
グラフィックスカード:グラフィックス 32MB以上
DirectX 9.0c以降


(283MB / WORTHPLAYING)


(283MB / 3D Gamers)


(c)2005 Electronic Arts Inc.

 

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