[韓国ゲーム事情#241]「Granado Espada」,βテストさえ始まっていないのに中国でのサービスが決定
2004/09/22 23:04
Kimの韓国最新PCゲーム事情#241

「Granado Espada」,βテストさえ始まっておないのに中国でのサービスが決定(2004/9/22)

Text by Kim Dong Wook特派員

 「Ragnarok Online」(ラグナロクオンライン)の父と呼ばれるKim,Hakkyu氏の新作MMORPG「Granado Espada」が,正式に中国市場に進出することになった。
 本作の販売を担当しているHanbit Soft社は9月20日,香港のGameNow社および中国のThe 9社と,手付け金600万ドル,正式サービス後のロイヤリティ32%の条件で,本作の中国でのライセンス契約を締結した。

 The 9社は,会員数1億人を誇る中国のエンターテイメントポータルサイト「ザ・ナインドットコム」の運営元で,また韓国で人気の「Mu Online」(ミュー 〜奇蹟の大地〜)やBlizzard Entertainment社の「World Of Warcraft」の中国でのサービスを行う会社。一方のGameNow社は,The 9社の株式を100%保有する持ち株会社だ。

 この中国でのライセンス契約は,韓国のオンラインゲームとしては初めてクローズドβテスト開始以前の締結となり,海外でも"ラグナロクオンラインの父"Kim氏の新作に対する期待感が非常に高く,同氏がオンラインゲームのヒットメーカーとして認められていることが証明された形となった。

 GameNow社の副社長であるTeddy Sun氏は,「Ragnarok Onlineをプレイしてからというもの,いつか必ずKim, Hakkyu氏が開発するオンラインゲームを中国市場でサービスしたいと思っていた」と語り,また「彼の開発力と名声を信じているため,Granado Espadaはクローズドβテストさえ始まっていない段階だが,ライセンス契約に踏み切った」と説明した。
 Hanbit Soft社の社長Kim, Young Man氏は,「今回の契約締結は,Granado Espadaに対する諸外国の高い期待感を証明する意味を持っている。現在,日本や台湾を含めた世界各国のオンラインゲーム会社から,ひっきりなしにライセンス交渉の話が来ている」とコメントしている。すでに日本の代理店も決まりつつあるという噂もあるが,事実関係は未確認。早く日本でも正式発表してくれることに期待しよう。

「Granado Espada」の公式サイトは,「こちら」
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