アメリカ連邦麻薬取締局（DEA）の南米捜査員が，次々と殺されるという事件が発生した。事件の背後に，南米コロンビアで急速に頭角を現してきた麻薬組織La Valedoraの関与を認めたDEAは，腕利きの捜査員Victor Corbettを派遣した。
　DEAきってのエージェントVictorとなって，現地コロンビアの捜査員と共に凶悪な犯罪組織に立ち向かって行くという三人称視点のハードボイルドアクションゲーム，それが「El Matador」だ。

　今回リリースされたデモ版は2種類あり，チュートリアル部分は同じものだがシングルプレイミッションの部分が異なる。
　チュートリアルではコスタリカにある訓練センターで，移動や武器の扱いなどを学ぶこととなる。チュートリアルで興味深いのは，本作には跳弾の概念があるという点だ。跳弾とは，銃弾がコンクリートなどの堅い壁や床などに跳ね返って飛ぶことで，本作では跳弾をうまく使うことで壁などの向こうに隠れた敵を撃つことが可能だ。また，もはや三人称視点アクションゲームにはなくてはならないともいえる，スローモーション機能を本作も持っており，この使い方もチュートリアルで学べる。

　シングルミッションは，先にも述べたとおり，デモ版＃1と＃2でそれぞれ別のミッションを楽しめる。
　デモ版＃1には，“Chapter 6 Fire On Water”というミッションが収録されており，警官隊とギャングとの銃撃戦の真っ只中からスタートする。造船所のような場所のあちらこちらに敵が潜んでいる気の抜けないミッションだが，スローモーションや味方警官隊の援護などをうまく使って切り抜けていこう。
　スラム街のような住宅密集地が舞台となっている，デモ版＃2の“Chapter 2 The City of Eternal Spring”というミッションも，いきなりの銃撃戦からスタートする。すぐ目の前に敵がいる状況から始まるので，スタートした瞬間から撃ちまくれるように心の準備をしておこう。

　どちらのミッションも敵の数が多く，気を抜くと主人公が割とあっけなく死んでしまう。スローモーションを積極的に使いつつ，こまめにセーブ＆ロードを繰り返して敵の配置を覚え，少しずつ進んでいくのがよさそうだ。
　両デモ版とも900MB以上とファイルサイズが大きいが，ハードボイルドアクションゲームが好きならプレイしてみよう。

■キー操作 前後左右移動　W / S / A / D ジャンプ　Spaceバー しゃがむ　左Ctrlキー / C スローモーションジャンプ　左Shiftキー スローモーション　Tabキー 武器発射　左マウスボタン 精密射撃　右マウスボタン パンチ　Q 手榴弾　マウスセンターボタン 使う　E リロード　R 武器選択　1〜6 オブジェクト表示　O メニュー　Escキー ■動作環境 OS：Windows XP CPU：Pentium III/1.50GHz以上［Pentium 4/3GHz以上推奨］ メインメモリ：512MB以上［1GB以上推奨］ グラフィックスチップ：GeForce 4またはRadeon 8500以上 グラフィックスメモリ：128MB以上［256MB以上推奨］ （デモ版＃1　965MB） （デモ版＃2　948MB） The names, images and logos identifying CENEGA PUBLISHING, PLASTIC REALITY TECHNOLOGIES, other companies of CENEGA GROUP or third parties and their products and services are subject to copyright, design rights and trade marks of CENEGA PUBLISHING, PLASTIC REALITY TECHNOLOGIES, other companies of CENEGA GROUP and/or third parties. Nothing contained in these terms shall be construed as any licence or right to use any trademark, patent, design right or copyright of CENEGA PUBLISHING, PLASTIC REALITY TECHNOLOGIES, other companies of CENEGA GROUP or any other third party.