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テーマの「37564(ミナゴロシ)」に則って,中国大陸をバッサバッサと斬り進む我らが呂布。前回は頼もしき悪逆兄弟の陳宮・張遼を両腕として徐州と揚州を蹂躙し,その結果,孫策や劉備などといった主役クラスの首をポンポン刎ねるに至った。
とはいえ,まだまだ呂布の蹂躙すべき土地はベラボーに残っており,刎ねるべき首も多く残されている。当面は河北で勢力を張る袁紹軍と中原に覇を唱える曹操軍がライバルとなるが,この二強に人数で劣る呂布軍はどう戦うべきなのだろうか? |
力バカで人の心を持たないという,非情にして非常にすがすがしい生き様を送るオレ様,呂布。陳宮・張遼という悪の義兄弟も得て,いまや呂布一家は中国大陸でも侮れない勢力となった。前回まではオレ様を「弱小」と見下していたであろう連中も,今ごろはオレ様に首を千切られないかと,ビクビク怯えながら過ごしているに違いない。まさしく「ざまーかんかん」なのである。呵々,呵々。
現在の情勢を見ると,オレ様の目の前に立ちふさがるのは曹操,袁紹の二強。どっちを先に倒してもまぁ同じだろうと余裕ぶちかましていたが,悪の次兄・陳宮曰く「史実モードでは勢力は史実にしたがって行動する」ということなので,将来性のあるほうを先に倒しておいたほうがベターらしい。将来性の意味がいま一つよく分からなかったのだが,悪の末弟・張遼によれば「曹操は機敏で袁紹は愚図」だから,先に曹操を叩いておけってことらしい。陳宮も先にそう言えよな。
てなわけで,「先ずれば即ち人を制す」がモットーのオレ様は,まず曹操を倒すべく兵をボク陽に進めた。曹操には以前ここを追い出された恨みもあるし,手始めに奪回する都市としては手ごろであろうて。
ボク陽の守勢は曹仁率いる5万5千だが,オレ様が突騎兵で射撃を行い,張遼・陳宮に門を突破させる「悪逆コンボ」で曹仁を奥の城まで追い込む。やがて曹操自身が7万の援軍を率いて駆けつけてきたが,賢いオレ様は太守の曹仁ではなく君主の曹操を撤退させても勝利となることを知っていたので,全軍で援軍の曹操をブッ叩いて城を奪う。
こうして曹操・袁紹勢力のど真ん中に橋頭堡を築いたオレ様は,公孫サン戦に余念のない袁紹を尻目に対曹操戦に集中。陳留→許昌→洛陽と進軍し,大陸最大の敵である曹操軍をサックリ滅ぼした(長安は馬騰が落としていた)。曹操の首は刎ねられなかったが,まぁ首は次に会う日まで預けておこう。呵々,呵々。
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戦場で一騎討ちを受けて立つ武将は,ハッキリいってオレ様のカモ。曹操軍の許チョなどはその典型だな |
曹仁に籠城されっぱなしの曹操。本当は君主を守らないといけないはずなのに,バカな連中だ。呵々,呵々 |
対曹操戦で本拠の許昌を落としたとき,献帝が発見された。もちろん「廃帝」にするに決まっている |
豪傑コラム:持ってて損なし,名馬アイテム |
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名馬アイテムは「交易所」の「交易」で資金投資をすると入手可能だ。ただし入手できる確率は低い |
通常,勢力の最後の都市が陥落した場合,戦後に所属武将はすべて捕らえられることになっている。ところが,実際には今回の曹操のように敗戦後の捕縛を逃れるケースもある。これはなぜかというと,対象となる武将が名馬アイテムを持っているからなのだ。
名馬アイテムにはいくつかの種類があり,呂布の持つ「赤兎馬」や曹操の持つ「絶影」と「爪黄飛電」,劉備の持つ「的盧」などがとくに有名だが,このほかにも「交易所」の「交易」で入手できる「白馬」や「大宛馬」,「涼州馬」などもある。
なお,「赤兎馬」や「的盧」のように所有武将の決まっている名馬アイテムは,その武将が死亡した場合,都市の「大商家」で売られることもある。所有武将が死んだときは,速攻で「大商家」に駆け込もう。 |
操軍を滅ぼしてホッとひと息ついたオレ様だが,目を袁紹のいる北に向けたところ,なんとヤツはまだ公孫サンとチンタラ戦っている真っ最中。なるほど,陳宮・張遼が「愚図」というわけだな,こりゃ。
もともと内政をしないオレ様軍は,いつでも出撃できるフットワークの軽さがウリ。袁紹が公孫サンと戦っているなら,その間にヤツの領土をいただいてしまうのが天下のため,ひいてはオレ様のためというものだな。呵々,呵々。
てなわけで,進軍の邪魔となる河内の張楊を一蹴したオレ様軍は,「一筆描き」の要領でギョウ→晋陽→上党→ケイ→北平→襄平→南皮→平原→北海→ギョウ(袁紹に取り返されたのを再度奪回)と河北を蹂躙,押し潰すように袁紹軍を滅ぼした。ここまでくるともう戦略とか戦術とかは関係なく,「進めば勝てる」って感じで血沸き肉踊りもしやしねぇ。ただし捕らえた武将を首チョンパするときと,各地から輸送で金と兵糧を本拠に集めるときだけはちょっと口元がゆるんでしまう,お茶目なオレ様であった。
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オレ様が曹操を滅ぼした時点で,まだ公孫サンと遊んでいた袁紹。オレ様が強すぎるってのも考えモノだなぁ |
献帝を廃したことで「呂布一家に分裂の危機が!」と少し期待したが,裏切ったヤツはこいつしかいなかった。ちとつまらん |
袁紹を滅ぼしたあとで宛の張繍も攻略。残るは劉表,馬騰,劉焉,士燮だが,もう敵じゃないって感じ |
豪傑コラム:一騎討ちで敵の大軍を一網打尽 |
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通常は一騎討ちなど受けない武将も,部隊が制御できなくなっているときは一騎討ちを受けることもある |
寡兵で大軍に勝つのは戦争の醍醐味といえるが,「三國志X」でも自軍に倍する敵を破る戦術は存在する。もっとも手っ取り早いのは,一騎討ちで敵の武将を倒す方法だ。というのも,一騎討ちで敵武将に勝つと,その武将が率いる本隊がまるまる壊滅するうえに,その武将が支隊を率いている場合は合わせて壊滅させられるからである。
一騎討ちは,相手の武将の性格が好戦的でなければ,なかなか受けてはもらえない。しかし,計略などで「混乱」や「暴走」の状態になった部隊では,武将の性格に関わらず一騎討ちを受けやすくなるようになっている。これを利用して相手を一騎討ちに引き込めば,戦局を一転させることが可能になるのだ。 |
操・袁紹の二強を倒すと,残るは地方の田舎モノばかり。こいつらは外交関係が悪くても,自分の領土以外にはなかなか踏み込んでこないチキンばかり(ただし「仮想モード」の場合は,どの君主も隙があるとどんどん領地を広げてくるので注意)。
「首都」と呼べるものを持たないオレ様軍は,勢いだけで大南下作戦を計画し,新野→襄陽→江陵→江夏→柴桑→長沙→武陵→零陵と踏み進んでいった。もはや敵と呼べる勢力ともいえない劉表軍は,オレ様軍の畑の肥やしとなっていくばかり。
劉表軍を滅ぼしたオレ様軍は,そのまま南海→交シと進んで,最南端の士燮も殲滅。そこからブーメランのごとく西の劉焉→馬騰を撃破したオレ様軍は,ついに201年6月,敵対勢力の首をことごとく斬り落とすことに成功したのだった。
194年3月の河内の放浪から始まって,全勢力の殲滅に費やした期間は7年3カ月。この間に挙げた「181個」の首で,とりあえずオレ様のポンポンはいっぱいなり。呵々,呵々。
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このころになると,どこに行っても「仇敵」呼ばわりするヤツがいてケンカをふっかけられる。困った連中だ |
最後のエサとなったのは馬騰軍。そして息子の馬超が一騎討ちの最後の相手。なかなか歯ごたえがあったぞ |
わずか11人の武将と5万弱の戦力で,中国全土を首で埋め尽くしたオレ様軍。我ながら天晴れなり。呵々,呵々 |
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曹操・袁紹の二強との激突と思われたが,どちらも戦力を十分に整えていなかったのか,予想以上に簡単な攻略となってしまった。オレ様軍が強すぎるというよりも,ほかの連中が弱すぎ。袁紹滅亡後は,中国大陸を南北に往復するブーメラン進行であっさりと全勢力を殲滅。やはり呂布は最強だな。 |
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■■岩尾ゴワス(戦国武将)■■
30ン年の人生の中で,日本や中国や世界を統一した回数たるや300は下らないという,ナチュラルボーン天下人。将来の夢は独裁者。その昔,ガラス張りのエレベーターの中で眼下を眺めつつ「ふふふ,愚かな愚民どもめ」という名ゼリフを残して,同乗していた皆に爆笑された経験を持つ。 |
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