第一回 キャラクター作成:丈夫な人になりたい

 βテストでは,忍者をプレイしていた。
 自分の場合,MMORPGでキャラクターを作るとき,直接攻撃も魔法系も両方楽しみたいと考えて,そのどちらも使える器用なキャラクターを選んでしまう。だから術も直接攻撃も可能な忍者だったのだ。
 しかし,正式サービスでは,別の職業を選ぼうと思った。もちろん,忍者が弱いなんてことはまったくない。自分は割とオトクな性格なようで,どんなキャラクターをプレイしたときでも,その職業が一番カッコイイと思える。なので忍者もお気に入りだったが,まあ,ほかの職業にも興味が湧いてきたわけだ。
 せっかくMMORPGなのだから,やっぱりパーティプレイを楽しみたい。パーティの面白さはおのおのの持ち味を生かした分業にある。「何か一つは凄く得意だけど,ある分野ではすっごくダメ」というキャラクターにはなんだか愛着が持てそうだ。だから専門分野を絞った職業を考えた。
 そして,侍に決めた

 ボーナスポイントは"腕力"と"耐久力"をメインに割り振り,体を張って仲間を守るスタンダードな侍を目指す
 このボーナスの割り振りは,レベルが上がってからもひびいてくるかなり重要な作業。例え侍であっても,レベルが上がってきてからの技能スロット増加を見込んで"知力"を上げたり,物の値段や術の効果に影響する"魅力"を上げるという選択もあるそうだ。しかし,自分自身にそこまでのプレイ経験はないし,あまり数値にとらわれず,おおらかにプレイしたいという気持ちが大きいので,さほどこだわることなく,ちょいちょいと割り振って決めてしまった。
 結果,"器用さ"などが"すんごい低い"キャラになった。のちのちへこんだり,びっくりしたりすることになるかもしれないが,そのときはそのとき。いろんな苦境を楽しんでいきたいと思う。

 続いて容姿を決める。容姿にはちょっとコダワリがある。いや,しょうもないことなのだが,自分はどんなMMORPGをプレイするときでも,容姿をどこまで現実の自分に似せられるかにこだわってしまうのだ。今後ゲームがより進化していって,いつか「うわっ,これおれじゃん!」って言いながら指さして笑えるようなキャラクターが作れるゲームができたらいいなと思っている。
 そのため,新しいゲームに触れるたびに,進化のほどを確認する意味で(?)なるべく自分っぽい容姿を目指す。
 そんなわけでがりがりにやせさせて,茶色の髪っていうか金髪にして……完成。出来上がってみたら現実よりも顔がかなり精悍だが,うむ,こんなものだろう。所属勢力はβテストでもにぎやかだった武田にして,プレイを開始した

 NPCの話を聞きながら進める序盤の展開は,以前一度やっていることなのでスムースに進む(その様子はβテスト プレイレポート「こちら」を参照)。とりあえずはレベルを5程度に上げて,パーティプレイに挑むのが目標だ。
 とっととフィールドまで出てしまおうと城下を走り回っていたら,いきなり見慣れないものに遭遇した。町の中に鬼がいる。なんだか分からないが近づいてクリックしてみると,どうやら節分に合わせたイベントのようだ。今度時間があるときに試してみよう。

 町の外に出て,付近のネズミをしばき倒していく。レベルを上げると同時に"ネズミのしっぽ"を集め,それを寄合所に持っていき勲功値とお金に換えていく。
 こんな序盤の戦闘でも,以前プレイしていた忍者と,この侍の違いが感じられて面白い。忍者は高確率で敵の攻撃を避け,こちらの攻撃が外れることはあまりなかった。だが侍はあまり攻撃を避けられず,こちらの攻撃は3回に1回は外れているような印象だ。その代わり打撃を受けてもあまり体力を持っていかれず,さらにこちらの攻撃はダメージがとても大きい。うまく技能の"初撃"が決まれば,敵を一刀のもとに切り捨てることも可能なようだ
 だいたいイメージどおりで満足。がんばって,やせてるくせに丈夫な盾役をめざすのだ。

 途中自分よりもかなり強い"渡り透波"の集団に襲われて逃げる前に死んだりしたが,適当な武具も揃い,レベルも上がり,新しい技能"挑発"も覚えた。この挑発は敵の攻撃を一定時間自分にひきつける技能で,ソロでの戦闘ではまったく使い道がない。きっと,そろそろ徒党を組みなさいということだな,うん。

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