[TGS2004#17]2004年9月24日「R.O.S.E Online」のオープンβ開始!
2004/09/25 03:38
 東京ゲームショウ2004には,「ラグナロクオンライン」を世に送り出したGRAVITYの最新作「R.O.S.E Online」が展示されていた。とにかくブースは賑やかで,「R.O.S.E Online」に登場するメカのオブジェや体験コーナーだけではなく,「R.O.S.E Online」をテーマにしたダンスやTGSボランティアサポーターズの任命式,制作発表会など,イベントが目白押し。ちょっと気になったのでチェックしてみたら,なんと開催されるイベント数は13種も。この数は東京ゲームショウでも最多といえる数で,全部見ようと思ったら一日がかりでも無理という,なんとも気合の入ったブースであった。というか,メディアでも専属でもないと回りきれない。

 ブースにはラグナロクオンラインのアニメーションなどの展示もあったが,やはり注目したいのは"ラグナロクオンラインの後継"と名高い,新作のMMORPG「R.O.S.E Online」だ。R.O.S.Eという語はRush On Seven Episodeの略で,魔法,冒険,恋愛,祭り,伝説,黄金,怒りをテーマにした7つ惑星を舞台に冒険することになるらしい。世界観は剣と魔法というよりもスチームパンクを髣髴させるものとなっており,放映されていたムービーではメカなども登場していた。ちなみにムービーに関しては当サイトの「こちら」に同じものがUpされているので,ぜひともチェックしてもらいたい。



 韓国のタイトルというと攻城戦が定番の要素だが,本作ではそんな小さいスケール(?)ではなく,なんと惑星戦や惑星間の同盟といったことまで可能。攻城戦だけのタイトルとは一線を画す構想になっている。詳細はまだ不明であるものの,韓国のMMORPGでは初の"惑星戦"には大きく期待したい。

 ちなみに体験コーナーでは,なんと日本語版が稼動していた。スタッフの話では剣や魔法による攻撃だけではなく,飛行艇/四輪駆動のカート/キャッスルギアといったメカも登場し,幅広い戦闘が楽しめるという。カートやキャッスルギアはプレイスタイルに応じてカスタマイズできるそうで,筆者は勝手に大量のキャッスルギアを用いた惑星戦を想像して,ちょっとだけ興奮してしまった。
 同ブースでは数々のイベントが開催されたが,金正律(キム・ジョンユル)会長による「R.O.S.E Online」制作発表会は,かなり刺激的なものとなった。発表会の中で氏は,「日本のプレイヤーの熱い声援のおかげで「ラグナロクオンライン」は大成功を収めることができた。「R.O.S.E Online」は日本のプレイヤーへのプレゼントにしたい……」と日本プレイヤーへの特別な想いを語ったかと思うと,「実は今この場で「R.O.S.E Online」のオープンβのスタートを発表したい」と高らかに宣言。会場の人々に一緒にカウントダウンを行い,なんと製作発表会は急遽オープンβの開会式になってしまった
 併せて日本語公式サイトの開設もアナウンスされ,会場はちょっとした興奮に包まれた。その影響のためかオープンβに関するプレスリリースは一瞬にしてなくなってしまい,資料が手に入らなくて困っているプレスもいたほどである。恐るべき人気である。

 東京ゲームショウに取材をしていて,「ラグナロクオンライン」はガンホーが運営しているが,どうやら本作にはからんでいないようである。東京ゲームショウでもGRAVITYが初出展となったことで,ひょっとすると日本での運営も本家GRAVITYが行うことになるのだろうか? 幸いにも明日にインタビューを申し込んでいるので,会社の方針や国内での今後の展開などをじっくり聞いてきたいと思う。(Murayama)

「R.O.S.E. Online」のオープンβテスト参加は「こちら」から
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