[GC#18]欧米では珍しいセクシーなライトゲーム「Leisure Suit Larry:Magna Cum Laude」
2004/08/26 19:03
 Sierra往年の名作「Leisure Suit Larry」シリーズは,1980年代から1990年代にかけてリリースされたちょっぴりセクシーなアドベンチャーゲームだ。最後の作品である第7作「Leisure Suit Larry 7:Love for Sail」のリリースが1996年だから,知らないゲーマーも多いことだろう。簡単に説明しておくと,自分を醜男だと気付いていないラリーが,必死で女性とのベッドインを目指すというゲームだ。日本でいう"恋愛アドベンチャー"と違ってグラフィカルな描写は皆無で,ギャグ満載のコメディとでもいったほうがよい。

 今回の「Leisure Suit Larry:Magna Cum Laude」は,シリーズ初の試みとなる3Dグラフィックスを擁して,9年ぶりの戦線復帰となる。"ラバーボーイ"を引退した初代ラリーに代わって登場するのが,彼の甥に当たるラリー・ラベッジという大学生である。彼の通う大学にデートゲームのテレビ番組が取材に来るというチャンスを活かし,彼自身が主役となって女性にモテモテになろうと奔走する。もちろん,究極はテレビ局の女性とベッドを共にすることだ。
 Vivendi Universal Gamesでは,11月を目標に全米での発売を予定しており,今回のデモ版はほぼ完成と思われる状態で展示されていた。

 デモでは,ラリーの寮がある大学構内を自由に歩き回れた。寮のラウンジには,Sally Maeという恐らくラリーの最初の"被害者"となるであろうカウボーイ風の女の子がいる。
 女の子には,さまざまなミニゲームをこなすことで良い印象を与えなければならない。Sally Maeの場合は,音楽に合わせて左右/上下のカーソルキーでダンスをする。「Sid Meier's Pirates!」のダンスとも似ているが,こちらはカーソルキー4方向とマウスの左クリックのみとなっており,習得するのは難しくない。もっとも,ストーリーが進んでほかの女の子とダンスする機会があれば,次第に難度が増していくのかもしれない。
 また,このとき重要なのが会話(?)で,精子のような形をしたアイコンを赤いオブジェクトに当たらないよう動かしていくという形で表現されている。緑色のオブジェクトに誘導すれば話に興味を示してくれる半面,赤いオブジェクトに当たると対象の女の子が機嫌を損ねてしまう。ハートのパラメータが満タンの状態で最後までプレイすれば,女の子からの好感度が上昇するという仕組みだ。



 このほかにも,ラウンジには画面の点滅に合わせてカーソルキーを押し,素早くカクテルをミックスするゲームや,Sally Maeと飲み比べをするゲームがあり,さらにラリーの部屋にはテーブルテニス風のゲームもあって,これは中央の棒が最大値に延びるまで失敗してはいけないルールになっている。また,外に出てみると胸の大きな女の子とトランポリンの技を競い合うゲームもあった。
 こうしたミニゲームは全体で10種類150パターンも用意されており,対象の女の子の心象を改善するばかりでなく,NPCの前で妙なポーズをとるために必要な特殊パワーとして使える。まあこのポーズが何の役に立つかはついに分からなかったのだが。

 3Dになると同時に,以前のシリーズに比べて格段に性的描写が増えている。対象年齢はまだ決まっていないが,Vivendi Universal GamesとしてはどうにかAO(Adult Only。18歳以下への販売禁止)でなくM(Mature。17歳以上向け)レーティングに抑えておきたいところだろう。ミニゲームが少々簡単すぎる気もするが,それでこの作品の魅力が減るわけではない。この手のゲームは欧米では少ないため,心待ちにしているプレイヤーもいるに違いない。(奥谷海人)

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