― 連載 ―

ちゃーらららーらーちゃーらららっらっらっらー
ちゃららっちゃっちゃっちゃ ちゃららら〜

中京第3レース,3歳未勝利戦ダート1700メートルをお送りします。

1回中京12日目 3R
3歳未勝利 ダ1700m
一着賞金500万
1 1 ホンダ 牝3 53 岡部
2 ケイユーボスコ 牝3 55 高鵬一輝
2 3 ネイティブダンス 牝3 55 マサムネ
4 メジロジオン 牝3 53
3 5 フレジュニア 牝3 22 ぶなん
6 サザン 牝3 22 ダイスケ
4 7 キレアジスエアシ 牝3 53 黒谷友香
8 エンドレスダンス 牝3 55 ペロエ
5 9 プリアットウォー 牝3 55 メビウス
10 オチョボグチ 牝3 55 十勝花子
6 11 カロドーリーム 牝3 53 おっさん
12 アシタヘカケルハシ 牝3 55 八丁堀
7 13 ラストノート 牝3 55 あんどう
14 サッカーガール 牝3 53 松山雅
8 15 ベーシック 牝3 55 田中
16 コタハドローベル 牝3 55 ハロ

 各馬,態勢が整いました。揃ったスタートです。さぁ,先手を窺うのはどの馬か。2番ケイユーボスコがハナを奪いました。外に12番アシタヘカケルハシ,内に3番ネイティブダンス,外に6番サザン,内に1番ホンダ,外に5番フレジュニア,外に16番コハタドローベル,内に7番キレアジスエアシ,内に4番メジロジオン,外に8番エンドレスダンス,外に11番カロドーリーム,外に14番サッカーガール,外に15番ベーシック,内に9番プリアットウォー,外に13番ラストノート,最後方から10番オチョボグチが追走します。



 先頭からしんがりまで約19馬身,最後方から10番オチョボグチが追走します。昨日の雨の影響により馬場状態は重。この若干の悪条件は,どの馬にとって吉となりどの馬にとって凶となるのでしょうか。本日3レースめということで,それほどまだ馬場は荒れておりません。
 残り1000メートルの標識を通過しました。もう一度先頭から見ていきましょう。先頭は変わらず,6番サザン,内に1番ホンダ,外に12番アシタヘカケルハシ,続いて3番ネイティブダンス,続いて2番ケイユーボスコ,続いて16番小田ハロドーベル,続いて5番フレジュニア,内に7番キレアジスエアシ,続い4番メジロジオン,続いて8番エンドレスダンス,外に11番カロドーリーム。



 さぁ,4コーナーを回って最後の直線勝負となりました! 先頭サザンとホンダが競っています。残り200メートルの標識を通過しました。先頭変わらずサザンとホンダが競っています。おっと,ここで4番メジロジオンが凄い切れ味で迫ってきました。届くか,届くのか。届いてしまうと,残りの連載で息切れネタ切れアノネノネが心配されるが,大丈夫なのか。赤とんぼはアブラムシにならないと思うが,そこのところはどう考えればよいのか。でも,こんな70年代ネタを書くのはライターとしてどうなのか。そもそも,筆者だってその曲が出たときにはまだ2歳,いわば人生の未勝利戦を走っている時期じゃないのか! だから残りの人生2ハロンとか書かれるんじゃないのか!


 ぜーはーぜーはー。そんなこんなで,うれし恥ずかし初勝利!(初レースで初勝利ではありません)




 レースに勝つと,こんなメールが手元に届いたりする。でもそれより何より嬉しいのが,施設の拡張権利だ。詳細はまとめて先週の記事で紹介したけど,Lv2になると各3000万で「坂路」「プール」「ウッドチップ」の調教を行うための施設が購入可能。
 実際の競馬世界でも,関西のトレーニングセンターがこういった調教施設を,関東に先行して導入することで実績を残したのは有名な話。その効力は「競馬伝説Live!」だって,きっと同じはずだ。確かに3000万の出費ってのは,現在の財政状況を考えると決して安い買い物ではないけど,きっと嬉しい結果をもたらしてくれるはずだ。芝に比べて,こういった新設備は馬の脚に負担が少ないのも見逃せないセールスポイント。


 いざ購入!



 しかし,すべてが上手く運ぶわけじゃない。見事な末脚爆発で予想外の初勝利をもたらしてくれたメジロジオンだが,牡馬に混ざってもぎ取った勝利の代償は,想像以上に大きかった。調子は急降下し,厩務員のコメントも冷ややか。さすがにここで無理は出来ない。せっかく買った坂路だけれど,ここは焦らず騒がずじっくりと体調の回復を待つことにしよう。
 公式サイトに最近掲載された情報によれば,「"併せ一杯"などの激しい調教を行うと調子の変動が激しく,"単走馬なり"などの軽い調教だとあまり変化しません」ってことらしい。少し軽めの調教で体重を増やしたら,一気に併せをかけて調子を上げていくってあたりの作戦がよさそうだ。
 残念ながら,春のクラシックを狙うには,ちとまったりすぎる計画だけど,「無事これ名馬」って言葉があるように,できるだけ息の長い活躍を目標にするとしよう。

 ただ,これでは少し暇気味。では残額約7500万の何割かを使って2頭めの育成に乗り出すとしようじゃないか!

 えーと,予算内で収められるのは,マーベラスサンデーかキングヘイローの子か。どっちもリアルでは,お世話になった記憶がないなぁ。厩務員のコメントも今一つピリッとしない。よし,ここはリストの更新を待つとしよう! ここに表示されている競走馬リストは1時間に一度,自動的に更新される。高い買い物だし,焦るこたぁ無い,納得のいく馬が出るまで待つとしようじゃないか。



 んで,更新された一覧がこれです。さっきと比べると随分と手の届きやすい価格帯の馬が増えているようです。って! 良く見たら凄い馬がいるじゃないですか!


 タイキブリザードは,マルガイ(外国産馬)であるが故にクラシック戦線こそ挑戦できなかったものの,菊花賞をじと目で見ながら颯爽と挑戦したジャパンカップを,僅か0.2秒差の4着に入賞。その翌年には,安田記念で当時マイラー戦線最強とも呼ばれたトロットサンダーの2着,そしてその翌年にはついに戴冠と相成った名馬。
 今でこそ,強豪馬の海外挑戦は珍しくなくなりましたが,その礎を作った馬の1頭でもあります。いやぁ強かったなぁ。
 そして母親ニシノフラワーも,これまた名馬。クラシックの一つ桜花賞を勝利し,距離の長さから続くオークス,エリザベスでは敗れるものの,暮れに行われたスプリンターズステークスでは数ある牡馬を薙ぎ払っての1着入選!
 この二頭の血が組み合わさったとなれば,素晴らしいスピードの馬ができるに間違いありませんぞ!



 というわけで,次回の目標。
 
 「タイキジオン,坂路で甘露な3ハロン!」
 
 では,また来週〜

■■真木孝一郎(ライター)■■
ここ数年,某カードゲームのカード名付けという作業を担当しているのだが,その立場を利用してコッソリと自分が好きな物をカード名に織り交ぜているらしい。割とチェックの段階で止められることも多いらしく,最近はクワイエット・ライオットを見つかりボツに。とても無念がっていた。


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