「天下無双」は，中世の中国をテーマにした武侠MMORPGで，現在オープン試遊会（オープンβテスト）の真っ最中だ。プレイヤーは剣宗（けんそう），戟門（げきもん），詭流（きりゅう），幻道（げんどう）といった4種類の武門（クラス）から一つを選んで，蓬莱中土と呼ばれる架空の世界を冒険する。
仙人が暮らし魑魅魍魎が跋扈する世界観は，日本でも馴染み深い「西遊記」や「封神演義」と通じる興味深いものとなっているので，中世ヨーロッパを舞台としたRPGに食傷気味な人にもオススメできるだろう。連載第一回では，この手のRPGでは定番ともいえるキャラクターメイキングについて紹介していこう。
「天下無双」におけるキャラクターメイキングは，武門（クラス），名前/別称（あだ名），五行，顔のグラフィックス，そしてキャラクターの色を選ぶだけで完了する。とくに数値を割り振ったり，ランダム性があったりするわけではないので，気楽/気軽にキャラクターメイキングを行える。
ちょっと面白いのが，"別称"の存在だ。これは"名前"と違って，サーバー内に複数存在できる。例えば自分のキャラクターの別称をすべて同じにすることで，キャラクターを換えても，いつも一緒にプレイする友人達から分かりやすいというわけだ。
とまぁ，武門さえ決めれば，キャラクターメイキングではさほど悩む必要はない。あえて一つ注意点を挙げるとすれば，五行の選択だ。これは後々のゲーム展開に影響を与えるので，一緒にプレイする友人があらかじめ分かっている場合は，先に話し合って決めるようにしよう（それぞれが弱点を補い合えるよう，バラバラにするのが基本）。五行については後述するとして，まずは基本パラメータの解説と各武門の特徴，さらに全顔CGを掲載しよう。
五行というのは東洋思想の考え方の一つで，万物には「火」「木」「土」「金」「水」の属性があり，互いに支え合う相生（そうじょう）と，逆に反発しあう相剋（そうこく）という関係がある。これを五行相生相剋論といい，「天下無双」においても，そうした考え方が導入されている。
本作に登場するキャラクターには，「火」「木」「土」「金」「水」の属性が設定されていて（例外的に「五行なし」もいるらしい），その関係によって戦闘や回復時に修正値が適応される。例えば自分が火の属性であった場合，土属性のキャラクターを回復してあげればより大きな効果を生み，金の属性を攻撃するとより大きなダメージを与えられるという感じだ。攻撃には相剋を，回復には相生をと覚えておこう。相生や相剋の関係は，上の図を見てもらいたい。
なおキャラクターの五行は，宝閣で護符を購入すれば変更可能だ。
五行は，実は招式や連招にも大きく関わっているが，このあたりは複雑なので，次回以降に詳細を公開しよう。
どの武門を選んでもゲームは楽しめるが，それだけに，どれを選んでいいのか分からないという人もいるだろうから，簡単にアドバイスしておこう。ソロプレイを前提とするなら，戟門か剣宗がお勧めである。両者とも近接戦闘のエキスパートであり，多少の無茶をしても，簡単には死なない。とくに戟門はタフであり，長期戦になっても安心して戦えるはずだ。
次に選択する五行についてだが，最初の「桃花の森」に登場する敵を見ると，狐，白狐，人面蜘蛛，白狐精の4種類で，それぞれ五行は火，木，水，木となっている。つまり序盤を切り抜けることを優先で考えるなら，"木"が多いことから"金"を選んでおけば問題はなさそうだ。
というわけでキャラクターメイキングと五行について紹介してきたが，次回はゲーム序盤の桃花村を中心に紹介しよう。
「天下無双」
→オープン試遊会（オープンβ）参加登録は「こちら」
→公式サイトは「こちら」
→紹介ページは「こちら」
| Copyright (C)Wayi International Digital Entertainment Co.inc., All Rights Reserved |
