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スター・ウォーズ ギャラクシーズ特集企画 第1弾「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」コンバット・アップグレードによる新生

Text by 安井 勉 


スター・ウォーズ ギャラクシーズが生まれ変わった!

映画「スター・ウォーズ」の世界で,自由気ままに暮らせる。それが,「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」の魅力だ。それはコンバット・アップグレードが導入されても,もちろん変わっていない
 映画「スター・ウォーズ」の世界観をいかしたオンラインRPG「スター・ウォーズ ギャラクシーズ 完全日本語版」(SWG)については,4Gamerの読者には今さら説明するまでもないだろう。
 ただ単に映画をゲーム化しただけの"原作もの"と思ったら,大間違いだ。SWGでは,一般的なオンラインRPGと同様にクリーチャー(モンスター)との戦闘が楽しめるのはもちろん,この世界で流通するアイテムを製作したり,宇宙空間でドッグファイトしたり,ダンサーとして人々を魅了したり,……と,とにかくなんでもできる巨大な世界が広がっているのだ。しかもその世界は,あの有名なスター・ウォーズの世界であり,ハン・ソロやルーク・スカイウォーカーも同時代の有名人として存在しているのだから,たまらない。帝国軍に所属して反乱同盟軍を駆逐することも可能ならば,さらにはジェダイを目指すことさえできてしまう,スター・ウォーズファンなら遊ばないと絶対に損と思えるほどのゲームなのである。

やりごたえがあるクエストが満載の惑星キャッシークは,ウーキー族の故郷である。風変わりな建物がいっぱいで,観光名所としても注目を集めている
 4Gamerでは,これまでさまざまな形でSWGを紹介してきた。例えば,まったくのオンラインRPG初心者でも,SWGの世界にすんなりと入れるようになるためのガイド記事として,「初心者講座」(「こちら」)や,「スターティングガイド」(「こちら」)を。また初心者や"少し興味がある"という人に対して,SWGの魅力を紹介する連載記事「SWGツアーガイド デススターより愛を込めて」(「こちら」)を用意してきた。
 しかし今,SWGに大きな変革が起きている。まず,新エキスパンション「エピソード3拡張版 ウーキーの咆哮」がすでに正式導入されている。詳細は「こちら」をお読みいただきたいが,映画版最新作「エピソード3 シスの復讐」をベースに,ウーキー族の母星"キャッシーク"とその周辺宙域,100以上のストーリークエストなどが追加されるなど,かなり大幅なアップデートが行われている(このエキスパンションとSWG本体がセットになった,6月23日発売の「エピソード3オールインパック」の紹介記事は「こちら」)。
 また,このウーキーの咆哮導入の直前には,大規模な改良「コンバット・アップグレード」(以下,CU)が実施されている。このCUが,本作にとっては非常に重要なターニングポイントとなっているのだ。

キャッシークに移動するためには,宇宙空間に離陸してハイパードライブによる旅行をしなければならない。
 これからSWGを始めようとしている人にとって,ウーキーの咆哮での拡張も気になるところだろうが,まずはこのコンバット・アップグレードの説明をしなければ,新しく生まれ変わった(つまり現行の)SWGの全容をつかみにくい。もはや「以前と全然違うゲーム」になったSWGは,まだCU施行後日が浅いことから情報も出回っておらず,今Webで情報を探しても(前述した当サイトの各情報を含め),古いシステムの情報しか入手できない。当サイトなどの各種ガイドを参考にいざプレイしてみたとき,「あれ?」ということがないように,ここでまずCUの大枠をまとめておこう。

 

 

 

CUとは:複雑だった戦闘システムが単純化され,より分かりやすく

攻撃モードに入ったら,ショートカットのアイコン点滅に合わせて,タイミング良く戦闘アクションを繰り出し,効果的なダメージを与えていこう
 さて,そのCUは,言葉どおり戦闘システムの改良と考えてよい。従来の戦闘システムもファン達を楽しませてきたが,より多くの人に楽しめるように作りかえられているのだ。それについては,公式サイトに掲載されている文面を引用してみよう。

「今回、コンバット・システムに重点をおいて更新を行うのは、本ゲームをレベル・アップさせ,ゲームがよりスター・ウォーズらしくそして楽しくなるようにするためです」

 これまでも十分スター・ウォーズらしかったSWGだが,それをさらに改善するというのである。
 オンラインRPGのキモである戦闘システムを改良するCUは,スター・ウォーズファンにとっても,オンラインRPGファンにとっても,SWGを最高のゲームにグレードアップしてくれる可能性を持つアップデートと言えるだろう。

CU以降も,金稼ぎの手段としての宇宙戦は相変わらずで,地上での戦いとのバランス調整が必要だと思う。宇宙戦は操作が難しくてできない人もいるだろうし,地上での"安定したお金稼ぎ"の手段が登場していくことを望みたい
 SWGにおけるキャラクターの基本ステータスは三つ。それを示すHealth(ヘルス)−Action(アクション)−Mind(マインド)の頭文字をとって,HAMと略される。一般的なRPGのヒットポイント(生命力)に相当するヘルスは,従来のSWGにおいては基本ステータスの一つでしかなかった。アクションやマインドにダメージを与えてくる敵がいたし,プレイヤーキャラクターもプロフェッションのスキルで,任意のステータスを重点的に攻撃することができた。
 HAMのいずれかのステータスを0にすれば敵を倒せたため,アクションが低めの敵にはアクションへの攻撃を集中するという戦術も使えたわけだが,実際のところ,ダメージを与える基本ステータスを選択するためには,すべての武器に精通している必要があった。また防御面でも,三つの基本ステータスすべてに気を配る必要があったわけだ。

 CUでは,戦闘でダメージを受ける基本ステータスがヘルスに限定された。これで一般的なRPGのように,戦闘中に注意していなければならない基本ステータスは「ヘルスの赤いバー」だけとなり,直感的にプレイ可能となった。
 またキャラクターのヘルス値は,これまでキャラクターの種族によって多い少ないが決まっていたが(例えばウーキーは多く,モン・カラマリは低いというように),初期値には違いがあるものの,獲得したスキルによるコンバット・レベル(CL:詳細は後述)によって増減するようになった。経験を積んだキャラクターほどタフになることはRPGでは一般的なので,これも直感的なプレイにつながる改善である。
 グループやソロにかかわらず,戦闘でのダメージの考え方は単純化され,よりゲームプレイに集中しやすくなったといえそうだ。

グループの最大人数が8人に変更されたため,ペットやドロイドなどを使った戦闘はグループによる戦いでは影を潜めている 多人数が乗車できる乗り物が追加されたため,グループでの移動は楽になった。7人乗りなため,フルパーティだと一人は寂しく移動することになる

 

 

 

 

武器/防具の装備条件変更:キャラクターの特徴が際立つように

 CU以前からのプレイヤーにとっては,武器と防具の装備条件が変更されたことが大きな影響をもたらしたはずだ。ほとんどの武器や防具の装備条件が引き上げられたため,いくつか手持ちの武器/防具が装備できなくなっているだろうし,計画していた獲得スキルによる武器の持ち替えも,再検討しているのではないだろうか。

戦闘スキルのない初心者は,防具がなくても倒せる町の周囲のクリーチャーを倒していこう。防具は,ソロでは倒せないような強敵と戦うようになってから必要になる
 武器の装備条件には,従来の「スキル獲得」に加え,コンバット・レベルも必要になった。例えばCU以前の人気ライフル「T21 Rifle」の装備条件は,マスターライフルマンの資格とコンバット・レベルが54以上と,厳しくなっている(以前はノービスライフルマンであれば装備できた)。
 コンバット・レベルは,獲得した戦闘スキルの数など戦闘の経験によって増減するようになっており,戦闘を経験すれば経験するほど強くなるというRPGの基本に近い仕様となった。

 防具については,エネルギーダメージの防御に優れたレコン・アーマー,衝撃ダメージに対する防御に優れたアサルト・アーマー,目に見える弱点のないバトル・アーマーの三つのカテゴリに分類され,それぞれ装備できるプロフェッションが限定されるようになった。
 例えば,CU以前にリーズナブルな点で初心者にも人気があったキチン・アーマーは,アサルト・アーマーにカテゴライズされるため,コマンドー,バウンティ・ハンター,スカッド・リーダーの3プロフェッションでしか装備は許されない。この三つは複合戦闘職で,それに就くためには,いくつかのスキルツリーをマスターしていく必要がある。

これはライフルの装備条件の例だが,コンバット・レベル54というのが,どうやら境界となるらしい。一つの戦闘系プロフェッションをマスターすれば,54になる
 これまでは防具装備によるステータス障害を許容できれば,誰でも好きな防具を着られたため,防具を選ぶ基準には経済性が優先されていた。初心者は安価で弱い防具,ベテランは高価で強い防具を装備するだけで,個性的なファッションが流行することはなかった。CU以降では戦闘を専業とするプロフェッションに就かなければ,いかなる防具も装備できない。
 強い防具を装備するためには,経済力だけではなく,戦闘スキルを極めていかなければならない。高度な戦闘スキルを獲得した歴戦の冒険者を彩る衣装として,防具の価値が付加されたことは注目できる。

 武器や防具などの装備品は,RPGではプレイヤーを熱中させる重要な要素であり,この部分を大胆に変更すると,ゲーム性の根本から変わってしまうことになる。しかしSWG開発者達は,慎重に装備品システム全体をグレードアップすることで,新規にSWGを始めようとするプレイヤーに「分かりやすさ」を与えつつ,以前からのプレイヤーには「プロフェッションの役割を際立たせる」ことを目指しているのだ。

 

 

 

 

仲間を誘って冒険に乗り出そう!

新規キャラクター用のチュートリアルの最後は,ライトセーバーによる戦闘を行うNPCとの会話になる。スター・ウォーズの世界にいることに,感動する
 CU導入後の,グループでの冒険を体験してみよう。このCUによる変更の目的は,多人数のプレイヤーによる戦闘を面白くするところにもあるからだ。
 グループ内での役割を「自己申告」できるアイコンとともに,クリーチャー/NPC/プレイヤーキャラクターにもコンバット・レベルが表示されるなど,戦闘に関わる情報はCUによって格段にシンプルで分かりやすくなっている。
 またグループでの戦闘は,高コンバット・レベルの戦闘プロフェッションだけで成立するものではなく,ドクターやコンバット・メディックのようなヒーラーも必要だし,大量のクリーチャーとの戦いにはスマグラーのようなクラウド・コントローラもグループでの戦闘に彩りを加える。
 そして,時には"コンバット・レベルこそ低いが有望な冒険者"を育成することも,グループ戦闘の醍醐味となっている。コンバット・レベルはグループで一番レベルの高いキャラクターの値に統一されるので,初心者プレイヤーは,高いCLの冒険者とグループを編成することで冒険のリスクを減らすことができるし,結果的にはグループの戦闘力も上がる。足を引っ張る可能性が減ったので,より気軽に,高レベルキャラクターとグループを組めるだろう。

 このほかにもモンスターのAIの強化(ヘイトシステムが導入され,一度攻撃を受けた対象を忘れないなど),攻撃対象との距離による命中率の変化の撤廃,戦闘アクションの整備やエフェクトの増加など,CUによって改善されたポイントは多岐にわたる。それもこれも,グループを組んでの戦闘がよりエキサイティングになることを狙った変更なのである。


CUによって,クリーチャーハンドラーが使役するペットは弱体化されたが,個々のプレイヤーキャラクターの戦闘力が向上したため,グループでの戦闘は活性化されている
 これまで見てきたように,CUは,SWGをより多くの人に遊んでもらうために用意されたアップグレードで,初心者にとっては多少ハードルが高いようにも見えたSWGが,CUによってずいぶんとプレイしやすくなっている。
 CUによる戦闘システムの改善は,まだまだ微調整が続くことと思うが,これによってSWGが生まれ変わったことは確かだ。とくに,複雑だった部分が簡素化され,初心者にもプレイしやすくなったのは,映画「エピソード3 シスの復讐」の公開を間近に控え,新たに本作に触れる人が増えるだろう今,歓迎すべき改善点である。
 SWGは,ひたすら戦闘を繰り返してレベルを上げることが目的のゲームではないため,もともと「初心者に優しい」といえるが,CUおよびウーキーの咆哮が導入されたばかりの今は,SWGをこれからプレイするには,最高のタイミングといえるだろう。6月23日発売の「エピソード3 オールインパック」を買えば,すぐにでもあの有名キャラクター達の待つ銀河へと旅立てるのだ。

 CUの導入は,既存のシステムに慣れきっていたプレイヤーにとっては賛否両論あるようだが(システムが大幅に変わるときには,当然賛同者も否定者もいるものだ),それでもSWGには,ほかのオンラインRPGにはない可能性が秘められており,プレイする価値のある数少ないゲームタイトルの一つだと信じている。CUはこれで終わりではなく,今後もSWG開発者とプレイヤーの挑戦は続ていくことだろう。

 

SWG特集企画は今後も続く!

 今回はコンバット・アップグレードに話を絞ってお届けしたスター・ウォーズ ギャラクシーズ特集企画。今後も,さまざまな企画を用意しているので,お楽しみに。
 もちろん,お馴染みのプレゼント企画も実施中だ。プレゼントするのは,6月23日の発売が決定したばかりの「スター・ウォーズ ギャラクシーズ エピソード3 オールインワンパック」(5名様)と,プレイステーション2用ソフト「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」(3名様)の2種類。応募は「こちら」から。



■■「スター・ウォーズ ギャラクシーズ」特集ページは「こちら」■■

 

タイトル スター・ウォーズ ギャラクシーズ
開発元 LucasArts 発売元 Sony Online Entertainment
発売日 2004/12/23 価格 通常版:オープンプライス,コマンダーBOX:1万1480円(税別)
 
動作環境 Windows 98SE/2000/XP,Pentium4/1.5GHz以上,メモリ 512MB以上(1GB以上推奨),HDD空き容量 3.0GB以上,DirectX 9.0c以降,56.6kbps以上のネット環境

LucasArts and the LucasArts Logo are trademarks of Lucasfilm Ltd. Star Wars Galaxies is a trademark of Lucasfilm Entertainment Company Ltd. (c) 2002-2004 Lucasfilm Entertainment Company Ltd. or Lucasfilm Ltd. & TM as indicated. All rights reserved.

 

タイトル スター・ウォーズ ギャラクシーズ エピソード3拡張版 ウーキーの咆哮
開発元 LucasArts 発売元 エレクトロニック・アーツ
発売日 2005/05/06 価格 2480円(税込)
 
動作環境 Windows 98SE/2000/XP,Pentium4/1.5GHz以上,メモリ 512MB以上(1GB以上推奨),HDD空き容量 3.0GB以上,DirectX 9.0c以降,56.6kbps以上のネット環境

LucasArts and the LucasArts logo are registered trademarks of Lucasfilm Ltd. Star Wars Galaxies is a registered trademark of Lucasfilm Entertainment Company Ltd. SOE and the SOE logo are registered trademarks of Sony Online Entertainment Inc.(C)2004 Lucasfilm Entertainment Company Ltd. or Lucasfilm Ltd. &(R)or TM as indicated. All rights reserved