GMが伝授する各職業のおススメ育成方法

　コルムオンラインには5種類の職業が用意されているが，各職業ごとにレベルアップを重視するのか，対人戦を重視するのかでスキルチョイスが大きく変わってくる。
　どの職業にもレベル1から"必中スキル"（必ず命中するスキル）が用意されているので，これを習得して楽にレベルアップをしていくか，対人戦向けのスキルのみを習得して序盤を我慢するかの2択となるのが基本だ。この両タイプの中間的な，"バランス重視"の育成も一つの手ではあるが，なんにせよ主要スキルをはっきりさせておくことが重要となる。
　ここでは，各職業ごとに2タイプのおススメ育成方法を紹介していこう。

　高い物理攻撃力と体力が特徴的な職業。ステータスポイントの割り振り時のボーナス（1ポイントあたりの増加量）はトップクラスで，パッシブスキルの多様さも含めて考えると，数値的な能力でファイターを超える職業はない。
　マスタリー系のパッシブスキルが多く用意されていることから，スキル障害を発生させるスキル（スペルバインディングやターンオーバー）には驚異的な耐性がある。その半面，強さが装備に大きく依存するため，良い性能の装備品を入手していくことが重要となる。

バランス型 ステータス STR 3：DEX 1：VIT 1 スキル習得 バッシュ10レベル → オーラリチャージ25レベル → ウェポンマスタリー15レベル 　攻撃力（STR），命中率（DEX），体力（VIT）を平均的に上げることで，扱いやすく，どのような場面にでも対応できるキャラクターに成長する。弱点らしい弱点がとくに見当たらないのも魅力。とくに，必中スキルの"バッシュ"は非常に強力なスキルで，モンスターハンティングでは終盤まで欠かすことができないものとなる。   STR特化型 ステータス STR 5 スキル習得 オーラリチャージ15レベル → ライジング20レベル → ウェポンマスタリー15レベル 　高い攻撃力を誇るファイターだが，さらにその攻撃力に特化した育成方法もアリだ。命中率が高くないために攻撃は当たりにくいが，命中したときのダメージは甚大で，パーティの主軸となるキャラクターに成長する。命中率は，必中スキルの"ライトニングブレーク"で，その攻撃力を生かしながら成長させることも可能だ。

　対人戦が主となるコルムでは，支援職のプリーストも，ある程度戦える能力を有している。全職業中唯一範囲攻撃スキルがないが，支援スキルによる強化は，これを十分カバーできるほどのものだ。パーティを組んで，支援対象を多くするほど真価が発揮されるのが特徴だ。
　大器晩成型の職業のため，平均的にステータスを上げると育成が困難となる場合がある。序盤はSTRかINTに絞ってステータスを上昇させ，ある程度戦えるようになってからVITやINTなどのステータスを上昇させていくのがよいだろう。

攻撃特化型 ステータス STR 3：VIT 1：INT 1 スキル習得 リメージ25レベル → ブレシング10レベル → メイスマスタリー15レベル 　回復スキルと状態異常スキルの充実を生かせる育成方法。STRを伸ばして攻撃力を高くし，加えて攻撃力アップのスキルや回復スキルを併用することで，ソロ（一人でのハンティング）でも十分戦えるようになる。 　"スーツスラム"や"インクリジング"など強力なスキルを習得していけば，数万ダメージを与えることも可能。しかしその半面，攻撃スキルの少なさから，序盤の成長の遅さが目立ってしまう。このタイプの派生型としては，必中スキルの"バッシュ"を習得してDEXを補っていく育成方法もある。   支援特化型 ステータス INT 3：VIT 2 スキル習得 ヒール25レベル → リメージ10レベル → ウィンドテイルズ15レベル 　支援系スキルの豊富さを生かし，パーティメンバーの能力アップと回復に専念するタイプで，パーティプレイやバトルダンジョン内では，欠かすことのできない存在。ヒールは発動が早く広範囲に効果があるので，使い勝手が良いがSP消費量が多い。リメージはSP消費量に対する回復効率が高いが，発動が遅く乱戦では使用しづらいというメリット/デメリットを覚えておくといいだろう。 　また，回復系スキルのレベルを上げすぎるとSP消費量も多くなり，SPが尽きてしまいがちなので，キャラクターのレベルやステータスに応じて調整していくことが重要だ。ただし，パーティやギルドに所属しない場合は，攻撃手段がほとんどないために育成が非常に困難となるので，ヒールの代わりに"ラウンドレインジ"（必中の電撃属性攻撃スキル）を取得しておくのもいいだろう。

　サマナーは非常に特殊な職業で，育成やプレイに特徴がある。その半面，操作が煩雑で，少々テクニカルな職業といえる。
　序盤ではエレメンタル（ペットのようなもの）を用いた戦いが主となるが，中盤以降はそのエレメンタルの"扱い方"で育成方法が異なってくる。その一例を挙げると，"レイジ"や"サモンアクセレーター"を用いてエレメンタルを強化していく育成方法，"ターンオーバー"や"ドミネーション"を習得して対人戦に特化していく育成方法などだ。

ブルーエレメンタル系スキル型 ステータス INT 2：VIT 3 スキル習得 ソウルブラスター20レベル → グリーンエレメンタル5レベル → ブルーエレメンタル25レベル 　複数のエレメンタルを召喚し，複数のモンスターと同時に戦っていく育成方法。ただし，ブルーエレメンタルは耐久力が低いので，タフネスの高いグリーンエレメンタルを同時召喚してモンスターのターゲットを分散しつつ戦うのがコツ。このタイプのサマナーは，ほとんど移動や攻撃を行う必要がないので，育成は比較的楽だ。   レッドエレメンタル系スキル型 ステータス INT 3：VIT 2 スキル習得 ソウルブラスター24レベル → スリープ1レベル → レッドエレメンタル25レベル 　モンスターを眠らせながら，強力なレッドエレメンタルの攻撃とサマナーの"ソウルブラスター"でモンスターを各個撃破するタイプの育成方法。ブルーエレメンタルタイプよりも操作量が多くなるので育成は少々困難となるが，エレメンタルとの連係が非常に面白いのが特徴だ。

　ソーサレスの攻撃スキルは，遠距離攻撃可能な必中スキルなので，戦い方次第では序盤から自分より高いレベルのモンスターを相手に戦える。ただし，体力の少なさ，移動速度の遅さを操作でどう補っていくかが重要となり，またSPの効率も考えた育成が必須となるため，テクニカルな職業だ。
　とくに，高威力のファイア系スキル，効率の良いアイス系スキル，詠唱速度の速いライトニング系スキルと3種類の系統があり，序盤では系統選択が非常に重要となる。さらにソーサレスのすべてのスキルは，スキルレベルで攻撃力が決定するので，どのスキルを伸ばしていくか計画を立てておくことが肝要となる。

ライトニング系スキル型 ステータス INT 5 スキル習得 ライトニング15レベル → メディテーション25レベル → ライトニングマスタリー10レベル 　ライトニング系統の特徴である攻撃速度の速さを生かすために，早めに"メディテーション"を上昇させることが重要。この系統の育成の場合は，"ライトニング"をメインの攻撃スキルにするよりも，より威力の高い"フラッシュショック"か"アースクエイク"を伸ばしていくほうがいいだろう。   ファイア系スキル型 ステータス INT 5 スキル習得 ファイアミサイル25レベル → メディテーション15レベル → ファイアマスタリー10レベル 　現状で最強の攻撃力を誇る，"メテオ"を覚えることを前提とした育成方法。その目的のメテオを覚えるまでは非常に苦労が伴うのがネックだ。ただし，ファイア系統のスキルは全般的にSP消費が多いので，序盤は"ファイアミサイル"をメインの攻撃スキルとして伸ばしておくのがコツとなる。 　ファイア系統は常にSPのやりくりに悩まされ続けるので，体力の低さをプレイテクニックでどうカバーしていくかが難しくなるだろう。

　レンジャーの育成は，難しさも簡単さも同居しているのが特徴。単純に攻撃力だけを考えた場合は，状態異常系スキルを習得していかなければ対人戦にもハンティングにも十分対応できる能力を持てる。"バインド"や"ポイゾニング"などの対人戦用の特殊スキルは，使い方次第で非常に効果的だ。
　いずれを伸ばすにせよレンジャーは序盤の育成が難しい職業で，プリーストと同じく大器晩成型といえるだろう。

バランス型 ステータス STR 3：DEX 2 スキル習得 ブラストクエイク24レベル → ハイディング1レベル → チェインアタッカー25レベル 　攻撃力，回避力，命中力を平均的に伸ばしていくことで，ハンティングでも対人戦でもバランス良く戦えるタイプの育成方法。範囲攻撃がメイン攻撃で，必中スキルも絡めていけば序盤からサクサクとハンティングできるが，装備によってSPの少なさをカバーしていくことが重要となる。   対人戦特化型 ステータス DEX 5 スキル習得 ポイゾニング24レベル → ハイディング1レベル → バインド25レベル 　DEXにすべてのステータスポイントを割り振って，回避力と命中率を徹底的に伸ばし，攻撃スキルは状態異常系に頼るという対人戦特化タイプ。この育成の場合，通常のハンティングが非常に難しいうえ，プレイヤースキルに大きく依存するのが難点といえる。 　片手剣を装備し，スキル攻撃力に重点を置いて毒攻撃に特化していくタイプや，爪を装備して攻撃速度，移動速度，スキル妨害を行うタイプなどの派生が存在する。

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