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― 体験版 ―
 
Project:Snowblind[英]
(Eidos Interactive)
Text by 大路政志

 

 ION Storm社の「Flashエンジン」を使用し,「Deus Exをアクション要素に特化させたらどのようなゲームに仕上がるか」というコンセプトのもと,ウォーレン・スペクター氏の了承を得て開発されたという「Project:Snowblind」。ある意味,「Deus Ex:Invisible War」のトリビュート作品とも言えるFPSで,とにかく痛快で派手な展開が楽しめるSF系ミリタリーアクションである。
 本作の主人公は,生物工学によって潜在能力を高められた男。プレイヤーは20種類以上の武器や"フレンドリー"と呼ばれる味方兵士をうまく利用しつつ,近未来の世界各国で勃発する紛争を鎮圧していく。
 ゲーム展開は,バリバリと敵をなぎ倒していく痛快アクションが基本なのだが,ミッションによってはステルスを駆使したり戦術手腕が要求されたりと,さまざまなシチュエーションが楽しめるようになっている。据え置き型の重火器やラダー,スイッチなどといった操作可能なオブジェクトは,カーソルを合わせることで操作キーの説明が表示されるので,説明書を読まずとも比較的スムースに遊べる。テンポが良く派手なゲーム展開,そして意外に親切な操作系統と,FPS初心者にもオススメしやすい作品だ。
 SF色が強い点に関しては好みの分かれるところだろうが,武器を改造することで特殊な弾丸が撃てるようになったり,主人公を強化することで透視能力やナイトビジョンといった特殊能力が身に付いたりと,純粋にゲームとして楽しめる要素に無理なく結びついている点は好印象。フィレチェットという,"輝く蜂の大群"のような弾丸を放つ兵器の格好良さ(そして強さ)も,SFという世界観がもたらす恩恵の一つといえるだろう。

 今回紹介する体験版では,"Opera House"というステージが楽しめる。遮蔽物が多く,高低差も激しいステージなので,手榴弾や,上でも触れたフィレチェットといった武器も有効に使えるはず。スイッチのオンオフやハシゴの上り下り,ジャンプといったアクションもステージ攻略に欠かせないので,操作可能なオブジェクトを見逃さないようにしたい。
 体験版としてのボリュームはやや物足りないものの,SnowBlindのさまざまな面白みを味わうことができるステージで遊べるので,SF系FPSが嫌いではない人なら,ぜひ遊んでみてほしい。サクッと遊べるので,3D酔いしやすい人でも,ギリギリ大丈夫かもしれない(筆者はギリギリ大丈夫だった)。

 

 

■キー操作

ゲームメニュー W / S / A / D
主/副射撃 左右クリック
補助攻撃 Shiftキー
リロード/アクション R
ジャンプ Spaceバー
しゃがみ C
ズーム Z
肉弾攻撃 Ctrlキー
目標表示 F
加速/ブレーキ・リバース W / S
昇降 R
インベントリー表示 Tabキー
主武器変更 0~10(またはマウスホイール)
副武器変更 F1~F7キー
補助武器変更 E
ボイスチャット T

■動作環境

OS:Windows 2000/XP
CPU:Pentium4またはAMD AthlonXP/1.5GHz以上
メモリ: 256MB以上
ビデオカード:VRAM 64MB以上
DirectX 9以降


(213MB)


Project: Snowblind (C) 2004 Eidos Inc. Developed by Crystal Dynamics, Inc. Published by Eidos, Inc. Project: Snowblind, the Project: Snowblind logo, Eidos and the Eidos logo, Crystal Dynamics and the Crystal Dynamics logo are all trademarks of the Eidos Group of Companies. The ratings icon is a registered trademark of the Entertainment Software Association.

 

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