沖縄本島から南西約300kmに位置する下地島（しもじじま）に実在する，エアラインパイロット訓練専用空港を舞台としたフライトシミュレータ，「パイロットアカデミー〜下地島訓練飛行場〜」の体験版を紹介しよう。
　プレイヤーは"日本ジェットリンク"の訓練生として，下地島訓練飛行場での教習を受けることになる。教習は"単発機の地上操作"という初歩の初歩からスタートするが，教習が進んでいけば，もちろん飛行訓練も受けることになる。登場する機体としては小型機，中型機，大型機の合計6機種が用意されており，ゲームが進展すれば宮古空港，石垣空港，波照間空港，多良間空港での発着も可能になる。最初は操作の手順を追うことで精一杯だろうが，慣れてくれば沖縄の美しい海と空を眺めながらのフライトが楽しめるというわけだ。
　"教習"や"復習"といったお勉強モードだけではなく，"自由練習"や"ビデオ学習"などのモードも用意されているので，堅苦しい教習ばかりでは疲れてしまいそうな人でも，安心してプレイできるはずだ。

　今回紹介する体験版では，"復習"と"オプション"という二つのモードしか遊ぶことができず，復習でプレイできる教程も"地上操作"と"離陸"のみ。残念ながら自由に沖縄の空を飛び回ることはできないのだが，それでも，音声指示による教習（教官役の声優は，なんとあの玄田哲章氏！）の流れと，飛行機の初歩的な操作技術は学べる。
　飛行機の操縦に興味がある人，将来はパイロットになりたいという人，または単純に沖縄が好きだという人にもお勧めしたいフライトシミュレータなので，少しでも興味が湧いたら，ぜひ体験版をプレイしてみてほしい。

 

 

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