アメコミ調のヒーローを操って悪と戦うストラテジー風のRPG，「Freedom Force vs. The Third Reich」のデモ版が登場した。
　本作は，以前Electronic Artsが発売した「Freedom Force」の続編に当たるタイトル。基本的なゲーム性は前作とほぼ変わらず，俯瞰視点で1〜4人のヒーローキャラクターを操作して，各ミッションに設定されたオブジェクティブ（目標）をクリアしていくというもの。画面の印象とは裏腹にアクション性は低く，ゲームポーズを駆使しながらコマンドでキャラクターに指示を与えていくタイプのゲームだ。

　デモ版の舞台は，ナチスが"禁書"を発令している第二次世界大戦中のベルリン。使えるキャラクターは，BLACKJACK，GREEN GENIE，EL DIABLO，TOMB STONEという得意技の異なる四人となっており，最初から複数人を扱った戦略的な戦闘が楽しめる。

　本作の最大の特徴は，キャラクターが持つ個性的かつ超人的なフォース・パワーで，敵キャラクターを街や民間人もろとも吹き飛ばせる部分にある。前作と同様に，街灯や電話ボックスなど，基本的にはすべてのオブジェクトを武器として利用可能。また車両や家屋といった大きめのオブジェクトのほとんどにも"ヘルス"という形で耐久度が設定されており，攻撃し続けたり，近くで爆発を起こすなどして破壊できる。

　戦闘シーンは，ゲームをポーズして，一人一人を各敵キャラクターに割り当て，使うフォースパワーを選ぶという形で進める。つまり4人を同時に操作するのは大概移動のときだけで，ゲームプレイのイメージは"X-COMのリアルタイム版"といった感じがピッタリかもしれない。

　デモ版には，キャンペーンモードの1ミッション「THE VOICE OF DOOM!」と，プレイヤーが敵味方のキャラクターチームを編成して戦うバトルロイヤルモード「RUMBLE ROOM」（マップはベルリンのみ），そしてマルチプレイヤーモードが収録されている。
　キャンペーンモードでは，簡単なチュートリアルと共に，戦車との戦い，また"歌声"をフォース・パワーとする太っちょの悪キャラクターFortissimoとの戦いが楽しめる。ストーリーを進めるためのオブジェクティブは，画面上に表示される赤い矢印の方向へ進んでいけばなにかしらの事件が発生するというシンプルなもの。もちろん，前作同様サブのオブジェクティブも用意されており，メインストーリー"外"で善行を積むことで，ミッションクリア時に得られる名声ポイントを高められる。

　ちなみにRUMBLE ROOMモードでは，前述の悪玉キャラクターFortissimoをはじめ，キャンペーンモードでは操作できないキャラクター達をプレイヤーチームのキャラクターとして使用可能なので，ぜひ試してみてほしい。

 

 

■キー操作 ゲームメニュー　Escキー カメラ移動　カーソルキー（またはW/S/A/D） カメラ回転　Altキー＋マウス 一時的に三人称視点へ切り替え　Z デフォルトのフォース　F 選択キャラクターを追加　Shiftキー＋キャラクタークリック オーバーパワー　Ctrlキー＋フォース選択 クイックセーブ/ロード　F11 / F12キー チャット　T キャラクター選択　1〜4（5：全員） 前/次のパワー　］/ ［ オブジェクティブ表示　O ゲームポーズ　PまたはSpaceバー ゲームスピードUp/Down　＋ / − ■動作環境 OS：Windows 98/Me/2000/XP CPU：PentiumIIIまたはAthlon/733MHz以上 メモリ: 128MB以上 ビデオカード：VRAM32MB以上 DirectX 9.0c以降 （151MB） （C）2005 Irrational Games. Freedom Force and the Freedom Force logo and related characters, names, and distinctive likenesses thereof are trademarks or registered trademarks of Irrational Games unless otherwise noted. All Rights Reserved.

 

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