― 体験版 ―
 
DRIV3R(Atari)
Text by Gueed

 

 "Grand Theft Autoのビークル特化版"とも形容できるドライブアクション「DRIV3R」のデモ版が登場。700MBという巨大なファイルサイズで,長めのムービーとミッション二つという少しアンバランスな収録内容だが,本作は"DRIVERシリーズ","Destruction Derbyシリーズ"と,レースをテーマとしないドライブゲームにこだわってきた開発元Reflectionsの真骨頂ともいえる作品である。両シリーズの開発で培われた,クルマやオブジェクトの物理処理に舌を巻きつつ,ぜひプレイしてみてほしい。
 余談だが,日本公式サイトには「開発のために2000曲以上の音楽を聞いた」「開発中に制作スタッフは5200食以上の中華料理を食べた」といった,圧巻だったり気が抜けたりするエピソードが本作のフィーチャーと共に紹介されているので,そちらもチラっと覗いてみよう。

 DRIV3Rは,プレイヤーがFBIのエージェント「Tanner」を操作して,国際的な自動車窃盗団「South Beach」の潜入捜査を行うハードボイルドタッチのアクションゲーム。セダンやスポーツカー,時にはバスやフォークリフト,クルーザーを駆って強盗や運び屋として悪の片棒をかたぎつつ,実はこっそりと組織の摘発を目指すわけだ。
 基本的なゲームプレイは,GTAシリーズと同様のミッションクリア型。ミッションによってはギャングを相手取ったシューティングを余儀なくされるが,移動,追跡,逃走と,ほぼ必ず何かしらの乗り物を扱うことになるのが,本作の特徴である。

 デモ版に収録されているのは,時速50マイル(約80km/h)を維時しないと爆発する車でひたすら郊外を走り回るという,どこかで聞いたような展開の「Booby Trap」と,仲間が運転するトラックの荷台から,追跡してくるパトカーに銃撃を浴びせる「Tanner Escapes」の2ミッション。
 実はこの両ミッションは,いずれも製品版の"中盤以降"にあたる高難度ミッションとなっている。"今更GTA風なアクションシーンを遊ばせてもしょうがない"と判断されたのか,本作の特徴的なシーンをピックアップした贅沢な作りだ。
 ミッションはそれぞれドライビングとシューティングに特化しているため,極端に言えばミニゲームライクにトライ&エラーを繰り返して遊べる。一見RPG風でもある本作に尻込みしていた人も,気軽に試してみるといいだろう。

 

 

■キー操作

【共通】
ゲームメニュー Escキー
ムービー省略 Spaceバー
一/三人称視点変更 C

【通常時】
移動 W / S / A / D
ジャンプ Spaceバー
しゃがみ Ctrlキー
乗降 E
武器装備 Tabキー
射撃 Numパッド 5
リロード R
武器変更 Q

【車両操作時】
アクセル/ブレーキ(リバース) スラッシュ / バックスラッシュ
ステアリング Z / X
ハンドブレーキ Spaceバー
乗降 E
ホーン H
スリルカメラ T
カメラ位置変更 W / S / A / D
アクション Numパッド 0

■動作環境

OS:Windows 2000/XP(+DirectX 9.0c以上)
CPU:Pentium 4/1.5GHz以上
メインメモリ:256MB以上[512MB以上推奨]
HDD空き容量:5.5GB以上
グラフィックスメモリ:64MB以上


(700MB)


DRIV3R (c)2004 Atari, Inc. All Rights Reserved. Created and developed by REFLECTIONS interactive Limited, an Atari studio. All copyrights and trademarks and logos are the property of their respective owners.

 

<<免責事項>> ■本記事の内容および攻略,インストール,操作方法などについての質問は,一切お受けしておりません ■体験版ファイルを使用したことによる損害やトラブルに関しては,一切責任を負いません。取り扱いは,自己の責任の範囲内で行ってください ■当サイトに掲載したゲーム画面および文章の,無許諾での転載は固くお断りいたします