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本作は,「Serious Sam」に代表される発奮系のシューティングタイトル。何千ものゾンビとスケルトンに制圧された地球で,プレイヤーは人類の生き残りとして,ただ"生き長らえること"のみを目的に戦いに臨む。
銃器のディテールは細かいしレティクルはキビキビ動くしで,最初はじっくり遊べるリアル系シューティングかとも思ったが,実際には,常に数十体のアンデッドに追い回されるかなり忙しいゲームだ。
本作のゲームシステムは,数十体単位でフィールド上の敵を倒していくと,次々と上位のモンスターが登場するというもの。クラスが上がれば上がるほど,敵の武器は剣から斧,大鎌へとグレードアップし,さらにずいぶんと高級そうなアーマーを着込んだゾンビまで出てくる。アーマーを着せて難度をコントロールするとは実にベタな発想だが,ワッーとプレイヤーを取り囲んでいたみすぼらしいゾンビが,気がつくと全身に鎧をまとったアンデッド軍団になっていたりして,意外にゾッとする瞬間もある。
とはいえ,基本的にシンプルなゲームシステムの本作。ここに唯一ゲーム性を与えているのが,"ルーン"の存在だ。
これは,敵を倒すとしばしば出現するキャラクター強化用のオブジェクトで,スピードアップや攻撃力アップといった効果を持つものが存在する。プレイヤーは常に,マップ上の敵のいない方向を目指して走りながら,振り向きざまに射撃,再び前を向いてリロードという行動を繰り返すわけだが,敵の群れの中にルーンを発見したなら,イチかバチか突撃してルーンの力を使って脱出するといった選択肢もある。
実際は,難度が上がっていくにつれてルーンの使用はほぼ必須となってくるわけだが,キャラクター強化のおかげで,ノンストップの銃撃のなかにもちょっとした戦略を立てられる点が面白い。
デモ版には,中央に遺跡のようなオブジェクトを配置した円形のマップが収録されており,円周に沿ってニョキニョキと地面から湧くアンデッドをショットガンとアサルトライフルでひたすら撃つという,ストレスとは無縁なプレイが楽しめる。
10MB弱という極小サイズの割には,チュートリアルとキャンペーンモードの序盤5レベルまでもが収録されていたりとお得感もあるので,FPSでストレスを発散したいという人はぜひどうぞ。
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