PCのベンチマークソフトといえば,「3D Mark」シリーズや「AquaMark」シリーズが定番。ただ日本国内では,「ファイナルファンタジーXI」のオフィシャルベンチマークをはじめ,MMORPGの世界を部分的に切り取ったようなベンチマークがいくつか登場している。
前者がPCの総合的なパフォーマンスを計測するのに対して,後者は対象タイトルの動作チェックを目的としているものが多く,大抵は無料だ。実際にゲーム内のマップやキャラクターが見られるとあって,プレイヤーのメリットは大きい。またタイトルのリリース後のサポート業務が軽減できるという意味では,メーカーにとっても非常に便利なコンテンツとなっている。
さて今回リリースされたのは,16世紀初頭の"大航海時代"を舞台にしたオンライン海洋冒険RPG「大航海時代 Online」のベンチマークだ。ちなみにリリース元のコーエーは,同社のMMORPG第1弾「信長の野望 Online」用にもベンチマークソフトを作っているが,「大航海〜」が現時点で唯一のPC専用タイトルということもあってか,本ベンチマークのほうが設定項目も多く,見せ方も芸が細かい。
本ベンチマークには,PCの環境に適したグラフィック設定を自動的に行う「ノーマル測定」と,使用するグラフィック機能を自由に設定できる「カスタム測定」という二つの測定モードが収録されている。前者は画面解像度と音量だけが変更可能で,後者はグラフィック設定としてフォグの量や,草木の揺れの有無,モデル表示数などを自由に変更できる。
また,ベンチマーク結果の表示方法も,Land(地上),Sea(洋上),Charactor(キャラクター)という三つのカテゴリに分かれているため,使用したPCがどのシチュエーションの描画で"もたつく"か,といった判断にも利用可能だ。
以下にコーエーが発表しているベンチマーク結果の見方と,編集部の平均的なPCで計測した参考値を掲載しておくので,気軽に試してみてほしい。
<スコア結果参照表(公式サイトより)> Total:300以上 非常に快適に『大航海時代 Online』を動作させることができる状況だと予想されます。 Total:299〜150 快適に『大航海時代 Online』を動作させることができる状況だと予想されます。 Total:149〜100 『大航海時代 Online』を動作させることができる状況だと予想されます。グラフィック設定などを調整すると状況が改善するかもしれませんので、適宜、カスタム測定をお試しください。 Total:99以下 『大航海時代 Online』のプレイにはあまり向かない状況か、最低動作環境を満たしていないマシンの可能性があります。 ノーマル測定でこのスコアになる場合 カスタム設定を用いて、各種設定を全て「低」「なし」等、最も負荷の下がる状態にして再測定してください。それでも同様のスコアが出る場合、以下をご検討ください。 ● 必須環境を満たしているのにこのスコアになる場合は、グラフィックドライバの更新や、常駐ソフトなどの調整を行ってみてください。 ● そうでない場合、マシンのお買い替えや、グラフィックボードの変更など、ご使用のマシンのパワーアップをご検討ください。 カスタム測定、かつ高負荷のパラメータをお試しの場合 各種設定を一段下げた状態で再測定してください。 <編集部PCでの計測値> OS:Windows XP CPU:AthlonXP 2800+ メモリ:1GB ビデオカード:RADEON 9800Pro モード:ノーマル測定(解像度800×600ドット) スコア:Land/301,Sea/181,Charactor/194,Total/676 |
■キー操作
■動作環境
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