本作は,プレイヤーがNATO情報局特殊部隊員コール・サリバン中佐に扮し,レーダーやモーションセンサーなどのガジェットを使用して,数々の潜入ミッションを遂行するスニークアクション。スニークアクションとはいえ,スプリンターセルシリーズに比べると急襲の必要なシチュエーションも多いため,シューティングファンにもオススメできる。
デモ版に収録されているのは,簡単なトレーニングと製品版の序盤ミッション「最悪の二日酔い」。主人公のサリバン中佐が,ロシアの潜水艦にまつわる事件の調査と科学者の抹殺のため,極寒の地へと送り込まれる物語のプロローグ部分だ。このレベルでは,潜入と急襲,またスノーモービルによるちょっとしたアクションが楽しめる。
ザッとプレイした感触では,オブジェクトへの接触や接触メニュー(調べる,持ち歩くなど)の選択,移動速度変更など,アクションゲームとしてスムースに行えなければならない部分の操作がマウスホイールにまとめられており,非常にストレスが少ない。"移動速度最低(忍び足)を使うと敵キャラクターの真後ろを歩いていても気付かれない"などと多少演出過剰気味な部分もあるが,隠密行動のカタルシスは十分に味わえる。
逆に気になったのは,スニークアクションのキモといえる敵AI部分だ。
スプリンターセルでは"壁を一枚隔てる",さらには"ただ闇にまぎれる"だけでも敵の目を欺けたが,本作では敵AIの視界と死角がやや曖昧。うまく潜入したと思いきや,実はかなり遠くにいる敵キャラクターに見つかっていた,という場面にたびたび遭遇した。ほかにも,味方の死体を発見したにも関わらず,ある程度時間が経てば元の巡回ルートに戻ったりなど,AI部分にはいくつかアラが目立つ。
キャラクターモーションのなめらかさやスパイガジェットの種類の豊富さを考えると,忍び足で潜入すべき場所と急襲すべき場所のメリハリさえつけば,大バケけしそうなタイトルといえるだろう。
■キー操作
■動作環境(不明のため,製品版の動作環境を記載しています)
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