[TGS2004#22]コーエーブースレポート:PCは「トータルウォー」のみ出展。WP7の追加情報も
2004/09/25 04:44
 「真・三國無双BB(仮称)」「信長の野望 Online 〜飛龍の章〜」,そして「ローマ:トータルォー」など,最近立て続けに大きな発表があったコーエーだが,TGS2004では,PCゲーム系はトータルォーの英語版デモが出展されるのみとどまった。





■ローマ:トータルウォー
 公開されたバージョンは,既に一般公開されている英語版の体験版。チュートリアルと"トレビアの戦い"を収録した,当サイト内にある「こちら」と同じものとなる。大軍団によって演出される戦闘シーンに惹かれて,入れ替わり立ち替わりプレイを試みる人も少なくなかった様子だったが,英語版ということもあってか,チュートリアルでちょっと苦戦していた様子。慣れれば面白いゲームだけに,やはり日本語化による間口の拡大は嬉しいところだ。
 ローカライズチームを率いる担当者に聞くところによれば,ローカライズ作業は大体50%ほどまで来ているとのことだが,「まだまだ翻訳が甘いので,日本語版の画面をお見せできる段階ではありませんね。もう少しだけ待って下さい」とコメント。11月に発売予定ということもあり,日本語版の画面の公開も案外早い段階で行わるという話であった。



 また,先日発表されたばかりの「ローマ:トータルウォー」のコーエーによる販売権獲得の件についても,早速話を聞いてみることにした。というのも,トータルウォー云々に限らず,コーエーが海外ブランドのタイトルをローカライズして販売するというのは,恐らくは初めての試み。なぜ今回の契約に至ったのか,そして今後もほかのタイトルをローカライズしていくのかなど,いくつかの疑問が浮かんでくるからである。
 話を結論から言ってしまうと,もともとコーエーとして海外タイトルのローカライズは検討していたとのことで,トータルウォーに関しては「非常にポテンシャルを感じた。我々の海外タイトルのローカライズ事業の第一弾として申し分ないと思った」とのこと。ディストリビューター的な立ち位置を目指すのか? という質問に対しては,「さすがに今の段階でそこまでは考えていません」との返答。まだトータルウォーがどうなるか分からない段階で迂闊な発言もできないといった風ではあったが,「もしトータルウォーがうまくいけば,海外の優秀な作品を,ジャンル問わず積極的にローカライズできたらいいですね」とのコメントもあり,今後,シミュレーション以外のタイトルのローカライズの可能性も検討の範囲になっているように思われる。
 オンラインゲームがもてはやされる半面,日本のPCパッケージゲーム市場は年々縮小傾向にある昨今だが,並行輸入以外で海外タイトルが日本で遊べなくなってしまうのは,やはり避けたいところ。コーエーなどの大手に,なんとか頑張ってほしいところだ。



■Winning Post 7

 さて,ここで話は大きく変わるが,先日発表された「Winning Post 7」(以下,WP7)についての追加情報も聞くことができたので,併せて紹介しておきたい。
 話によると最新作であるWP7は,オグリキャップ,トウカイテイオー,ナリタブライアンなど,過去の実在名馬との競争が最大のポイント。スタンドアローンでのプレイのほかに,ネットワークモード「ウィポ7マルチリンク」機能を搭載しており,育てた馬を登録して競走に出せれるようになるという。
 本シリーズを遊んでいて,育てた名馬を自慢できれば,あるいはもっと気軽に他人の馬と競走できれば,とは誰もが思ったことだと思うが,それがようやく実現されるわけだ。かなり期待したい部分だが,まだ詳細は未定。コーエー曰く「来月には情報が出せるかも……」とのことなので,もうしばらく続報を待つことにしよう。(TAITAI)



→「ローマ:トータルウォー」の記事一覧ページは,「こちら」
→「Winning Post 7」の記事一覧ページは,「こちら」
→「東京ゲームショウ2004」の記事一覧ページは,「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2004.09/20040925044433detail.html