ブラウザゲーム「自動車王」が大きくパワーアップし,グランプリレースが開催中
2004/08/27 22:44
 スクウェア・エニックスが運営中の「自動車王」は,Webブラウザ上で動作する会社経営シミュレーションゲーム。一日2回のターンで,簡単な指示を出すことで自動車を開発/生産するのが目的だ(結果はメールで送られてくる)。会社同士(プレイヤー同士)でグループを組むこともでき,グループ内でノウハウの共有などが行えるというオンラインゲームならではのコミュニケーション手段もある。開発できる車は,ホンダ,トヨタ,三菱,スズキ,マツダ,ダイハツなど1000車種以上(国内自動車メーカー8社の実名車種)が用意され,自分が好きな車を開発したり,生産したりできるのが魅力といえるだろう。もちろん,自分でもそれらのクルマを所有できる。

 さて,その自動車王が2004年8月26日に大きくパワーアップ(アップデート)し,自分の会社で製作したエンジンや車体を持ち寄って,開催されている"グランプリレース"(自動車王GP)に参加できるようになった。いままでは会社経営に重点が置かれていたが,このアップデートによって,速さやレーステクニックでも競えるようになったのだ。
 その自動車王GPは,五つのサーキット(霞の森サーキット,筑紫サーキット,東海スピードウェイなど)を転戦し,マシン調整や作戦指示を出しながら優勝を目指すというもの。レースの勝敗は,契約可能な18人のレーサーの能力が大きく影響するようで,高い能力を持つレーサーほど契約金は高く(2億タッカを超えるレーサーも!)なるという仕組みだ。つまり会社が軌道に乗って,資金的に余裕がなければGPで勝つこともままならないという感じだ。ある意味,すごくリアル。1戦の内容は予選と本選に分かれているので,ここでもオーナーとなるプレイヤーの作戦次第でレース結果は変わってくる。アツイ戦いを制するには,優れたマシン(チューニングも)と優れたレーサー,そして優れた戦略が必要というわけだ。
 ちなみに,サーキットの華ともいえるレースクイーンも実装され,5人のレースクイーンから契約することも可能。ほかの会社に余裕を見せるもよし,サーキットを華やかにするもよしということ(?)だ。具体的にどのような効果があるのか,明らかではないのだが。

 本作は1日2ターンで進んでいるので,社会人などあまり時間が取れない人でも十分プレイ可能。切迫した状態(会社経営も,レース状況も)ではさくっと指示を出して……ということはできなくなるが,それでもほかのゲームよりはゆったりと楽しめるだろう。現在は,10日間無料キャンペーン中(公式サイトの「こちら」)なので,車好きなら一回プレイしてみよう。(Seal)

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