声優陣も来場した「ラグナロク ジ・アニメーション」の製作発表会の模様を掲載 - 2004/03/10 20:06


 というわけで,本日都内のテレビ東京本館にて"TVアニメ版"「ラグナロクオンライン」,「ラグナロク ジ・アニメーション」の制作発表会が行われた。
 これまでも当サイトの「こちら」「こちら」に情報を掲載してきたが,テレビ東京からの4月6日の封切りを前にして,本日正式にプレス向けに発表されたわけだ。

 さて本日の発表会は,(当たり前だけど)基本的にはアニメがメイン。壇上には,総監督のリー・ミョンジン氏,監督の岸誠ニ氏ほか,「ラグナロクオンライン」でお馴染みの堀誠一氏,そして水樹 奈々嬢桃井はるこ嬢といった声優陣も駆けつけた。
 今回の主役は監督や声優人といったスタッフのため,プレス席の前列はごついカメラをかついだ人達に占有された感じだ。それでもなんとか分け入って,ゲームに関する話題に注意して聞いてみた。

 ラグナロク ジ・アニメーションは,「ラグナロクオンライン」の開発元である韓国Gravity社と,同作の日本での運営元ガンホー・オンライン・エンターテイメントの合同出資会社ROプロダクションが制作を行う。より正確には,ROプロダクションが設立したRAGNAROK THE ANIMATION制作委員会による制作となっており,原作「Ragnarok」作者のリー・ミンジョン氏が総監督を務める。
 ちなみにリー氏は,今回のアニメーション制作に伴い,キャラクターデザインを担当する篠原健二氏と"絵"を書きながら構想を煮詰めていったとのことで,幼いころに夢想したRagnarokの世界が,ゲーム,そしてアニメへと拡大していくことに感慨深げな様子だった。

 一方,この日来場した水樹 奈々嬢,桃井はるこ嬢の両声優も"ゲーマー"として知られた人達だ。桃井嬢は,子供の頃に見たアニメを最近見直すと,今になってその隠されたテーマを発見することが多いそうで,ラグナロク ジ・アニメーションも同じような存在になってほしいと発言していた。ゲーム上でアニメの感想を交換するような光景にも期待しているようだ。
 今回のアニメ版「ラグナロク」は,総監督のリー氏曰く,世界観以外はあまり原作と関連性はないとのことだ。監督の岸氏も口を揃えるようにいっていた本作のテーマは,"愛"や"人間"とのことで,まぁ主人公は少年/少女という構成だし,ラグナロクオンラインの世界観を生かした別のストーリーが楽しめる冒険活劇と考えてよさそうだ。
 ただガンホーの堀氏は,ゲームとの連携は"若干ある"としており,アニメの展開に合わせてなにかしらのイベントを毎週行うとしていた。おそらくは,マップの外観がちょっぴり変わったり,アニメと同名のNPCが配置されたり,アニメに合わせて特別モンスターが配置されたりといった感じだろうか。放送時間が午前1時30分からと,ゲームの"ゴールデンタイム"ともいえる時間帯を利用しているだけに,結構期待していいのかもしれない。放送開始直後なんかは,アニメを見るモチベーションを上げる仕掛けが多数盛り込まれるに違いない。

 さてそんなこんなで,結構短めの制作発表会は終了。
 ネットカフェ,グッズ,ラグフェスといったゲーム以外の要素を絡めてROのプロジェクトを推し進めていくガンホーが,今回ついにTVアニメにも乗り出した。"メディアミックス"と言葉で言うのは簡単だが,着実にファン層を捉えた展開はやはりうまいといえる。この先,全26話のアニメ再放送やDVDボックスの発売など,パッと考えただけでも"お金を生む"多くのビジネスが展開できそうだ。まぁやはり"RO強し"といった感じで,当面は国内の"MMORPGキング"の座は,ファイナルファンタジー XIと共に揺るがないのだろう。

 まぁなにはともあれ,ファンは4月6日(25:30,つまり7日の午前1時30分)の放送を心待ちにしてほしい。テレビ東京が見られない人も,過去Newsの「こちら」でお伝えしたとおりSKY PerfecTV!やケーブルテレビといったメディアでも視聴可能なので,ご心配なく。(Gueed)

「ラグナロクオンライン」の当サイト内の特設ページは,「こちら」

(c)2004 RO Production/RAGNAROK THE ANIMATION 製作委員会


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