Duke Nukem Foreverムービーデモ徹底分析 3/4

2001/06/01

Text by Okutani

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場所不明：
管制塔にB2戦闘機が突っ込んでくるという，アクションパックなド迫力シーン。DNFでは，ハイレゾリューションテクスチャを使っており，看板やサインの文字までちゃんと読めるようになっているところが凄い。窓際にあるコントロールボードには，
B2 is currently being tracked by the rader system.
Incoming Message：
Requesting Clearance for emergency landing.
Sustained structural damage. Low on Fuel.
Hydraulic pressure is low
と表記されているのが確認できる。要するに，この戦闘機は管制塔によって異常が確認されていたが，緊急処置が間に合わずに激突してしまったのだと考えられる。
ホテル1：
エイリアンに操られた警備員がデュークに突っ込んできている。透明の盾を持っているのに注目。エイリアンが地球人に寄生するのか，タコの足のようなものが突き出してくるようだ。
場所不明：
DNFにもインタラクティブなオブジェクトが多く，自販機と同じようにデュークが実際にピンボール機を操作している。ちゃんと点数も表示され，インゲームでのミニゲームとして遊べるのだ。なお，ガラスにピンボール機のタイトルが映り込んでいて"Balls of Steel"と逆向きに読めるが，これは3D Realmsの過去の作品のタイトルと同じだ。
敵陣営1：
ここでは"Exact 25¢"というサインが見える。どうやら有料道路の料金所であるようだ。デュークが乗っているのが，ピンク色の改造されたアメ車であるのも確認できる。大きなヘッドフォンをつけたラテン系風の男が運転しているのに注意。おそらく，プレイヤーが方向キーで操作することにはなるだろうが，デューク以外にも敵の侵攻を快く思わない一般人が手助けしてくれるのは確かのようだ。デューク自身は，星条旗を手に巻いてマシンガンをぶっ放している。
場所不明：
Octobrainが，上空から浮遊してくる。武器は，DN3Dでも登場した"RPG"とも呼ばれるロケットランチャーだ。爆発効果がカッコいいシーンである。
場所不明：
「Half-Life」を思わせる背景だが，デュークがロバに乗ってエイリアンに乗り移られた兵士をショットガンで撃っているシーン。ロバは，アリゾナ西部の田舎町で野生化しているので，そのあたりが舞台になっているのだろうか。
ホテル2：
オカルト風味のある奇妙なシーンで，男女4人から突然触手が伸びてきている。ホテルらしい室内であるのは間違いないが，床が燃え盛っていて，手前の男が懐中電灯で何かを探していることからも，異変によって行き場をなくしたカジノ客たちだろう。
ラスベガスの街3：
人間が，ホテル上部から階下にある全面ガラス張りの屋根に落下。それに合わせて，ガラスが粉々になるアニメーションが見られる。
ホテル3：
先ほどの写真と同じホテルかはわからないが，Lady Killerと名付けられたホテルの衣装を着たウェイトレスが，デュークに助けを請うシーンだ。このキャラクターを含めた全てのNPCは，実際の人間に衣装を着せてデジタルカメラで撮影したデータを，テクスチャーとしてキャラクターモデルに貼り付けるという行程がふまれている。人間のキャラクターに関しては，全員モーションキャプチャーされたアニメーションを使用している。
場所不明：
警備員が，イノシシのようなモンスターの侵入を防ごうと必死でドアを押さえているシーン。 CyTeX Securityと呼ばれる会社に所属するようだが，ホテルに委託されている警備会社なのだろうか。先ほどのウェイトレスと同じように，眼球のテクスチャーがアニメートし，左右に動くようになっている。NPCは，セリフにあわせて唇を動かすが，感情に会わせて目尻や頬までを動かすことはないようだ。DirectX 8のProgrammable Vertex Shader機能に対応するのかどうかは，今後の開発作業の進展次第なのだろうか。
EDF基地1：
先ほどから何度か登場している施設のような場所は，このEDF（Earth Defence Force＝地球防衛軍）ネバダ基地の一部だろう。雨が降っているため，先ほどの写真のミサイル炉も同じ施設内にあるであろうことは想像できる。
EDF基地2：
このキャラクターは，EDFのコマンドセンターで指揮を取るGeneral Graves（グレイブス大佐）だ。EDFメンバーは，全員右目の下に認識用のバーコードのような刺青が施されているようだ。このシーンでは，グレイブス大佐がいったい何が起こっているのかを説明してくれる。DNFのストーリーでも，ターニングポイントとなるシーンであると思われる。葉巻の煙がくゆるパーティクル効果が見事で，雰囲気を良く出している。
場所不明：
後部のサインに"Restricted Area"（一般立ち入り禁止地区）と記されているが，それだけでは場所は特定できない。このシーンでは，EDF隊員がデュークに「お前1人で世界を救うつもりなのかい？」と悲観的に悪態をついている。壁の弾痕や後方の隊員の血のしたたりに注目。かなりの修羅場であるようだ。

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