マイクロソフト ライズ オブ ネイション 〜民族の興亡〜

マイクロソフト ライズ オブ ネイション 〜民族の興亡〜
forGamerスペシャル

 

 ライズ オブ ネイションは,かなりマルチプレイを意識した作品といえる。ライトゲーマーに配慮しながらも,コアゲーマーでさえ楽しめてしまう優れたゲームバランスを有する本作は,シングルプレイ以上にマルチプレイも楽しんでほしいタイトルである。
 今回は,そんな本作のマルチプレイユーザーを増やすべく,序盤における基本的な操作手順やちょっとしたコツなどを順序立てて解説していきたいと思う。ここで紹介されている内政の手順を読みながらゲームのツボを押さえ,自信を付けたところで,ぜひネットを介したマルチプレイの世界に足を踏み入れてほしい。
 ちなみに内政の練習は,「ここ」の体験版でも十分に事足りる。体験版で練習を積んだら,発売中の製品版にステップアップ,マルチプレイなどで存分に腕を奮ってみよう!

 

序盤の行動(原始〜中世)

 

始めの一手
 
1. 「市民」を生産しつつ,科学の技術レベルのアップグレードを行う
2. 市民で畑を二つ建設しながら,「伐採所」を定員一杯まで埋めていく
3. 「治世」の研究をし,町の増設に取りかかる。森林と山(鉄が採れる)のある地域 が理想的である
4. 「経済」を研究し,市場の建設/隊商の生産を行う
5. 市民を追加生産し,食料と木材の収入を100まで引き上げる

 

まずは畑を建設する。通常の文明では一つの都市で五つまで,エジプトでは七つまで畑を建設できる

 ゲーム開始直後にまず行うべきことは,「科学」の技術レベルのアップグレード「市民」の生産,そして「探索兵」への指示である。なぜ「図書館」で最初に研究する技術が科学なのかは,科学がその技術レベルを上昇させるごとに各種研究の開発コストを約10%軽減させるという効果に理由がある。順次研究していく技術の開発を見越して,早期に科学を研究しておき,少しでも資源の消費を抑えるやり方が効率的なのだ。加えて,科学レベルが上がるたびに「遺跡」を発見したときの資源取得ボーナスが25ずつ上昇するという効果も,序盤では非常に大きな要素。使用する文明の差異やマップの種類に関係なく,ほとんどの場合において,科学は最初に研究すべき技術といえるのである。

二つめの都市の建設位置は,戦略的にも戦術的にも重要。森や山(鉄が掘れる)の近くに建設したい

 科学の研究を終えたあと,すぐさま治世の開発を行って,二つめの「町」(村)の建設に取りかかる。資源の多い地域を確保すべく,なるべく首都から離れた地点に町を建設するようにしたい
 町を建設しながら経済のアップグレード(これで経済上限が100まで上昇し,「市場」の建設が可能になる)を行い,町が完成したところで市場をすぐさま建設する。市場が完成したら,「隊商」を一つ生産して,二つの町の間に交易路を築かせる。この時点で経済収入の状態は,食料70/木材70/財貨25前後。近場のよい森林に新たな伐採所を建設,二つめの町で農園を増設し,食料と木材の収入を100まで引き上げていこう。
 この先は,多少リスキーながらも内政の拡大を狙う方向性手堅く進化を早める方向性の,二通りの手順に分岐していく。

 ちなみに,遺跡から得られる資源は,現在所持している最も少ない資源を獲得することが多いようだ。序盤はとにかく食料が重要な資源となっているので,市民の生産予約をして手持ちの食料を減らしておき,積極的に遺跡から食料を獲得できるように配慮しておこう。

遺跡から得られる資源ボーナスは,序盤では非常に大切な要素だ。スペインならより多くの資源を獲得できる 都市を建設したら,すぐにでも隊商を作って交易を始めよう

 

ここまでで,あなたの選択した民族は,次のステップへ行くための準備を完了したこととなる。この後はプレイスタイルによって大きく二つに分けることができるので,自分に合っていると思われる方を選択し,更なる高みを目指そう!

 

進化優先タイプ 内政優先タイプ
どちらかと言えば軍事優先。敵が先制攻撃を仕掛けてきそうな場合には有効。ただし,総合的な国力不足は否めないか? 自領の開発を優先させ,経済力の差によって相手より優位に立つ。ただし,相手が速攻に出てきた場合はやや苦しい面も……