第六回 野外活動技能が凄い

 おむすびが! おむすびが大変です。
 信Onでは一定時間ごとにキャラクターが食事をとる。これは,所持している食料が自動的に減っていく仕組みだ。筆者の侍は,これまで1回の食事ごとにおにぎり1個ずつ消費していたのだが,ふとログを見てみると,なんだか2個ずつあんぐり大口開けて食べるようになっていた! 伐採した生産材料を売ってお金を稼ぐという方法を知らなかったころ,おむすびが買えなくなることに常におびえていた経験を持つ身としては,ゆゆしき事態である。
 ベンダーがさまざまな食料を扱っていることと合わせて考えると,レベルが上がっていくたびに,食料の消費量も上がっていくと考えるのが妥当だ。試しに詳細画面で"価値2"となっている「団子」を買い込んでみると,こちらは一個ずつ消費している。おにぎりは"価値1"だ。なるほどそういうことか。

 さて,先日なんの苦労もなくサックリと,とてもとても簡単に入手した「野外活動・壱」だが,これを使って使用可能になる技能は,かなり役に立つものばっかりだということが分かった! 具体的には以下の三つだ。

  • 食料作成之い:調理道具で簡単な食料を作成できる
  • 瞑想・壱:生命力と気合の回復が早くなる
  • 飛脚入門:移動速度が速くなる

 まず食料作成。食べ物が自分で作れるって,なんかいきなり食糧問題が解決しそうな気配すらするぞ!
 瞑想も素晴らしい。信Onではキャラクターの生命力と気合が比較的素早く回復するので,あまりこの手の"リジェネレーション"が欲しいという気持ちはなかったが,それは回復サポートもいる徒党での狩りをしているときの話。生産材料を集めているときは,気合回復待ち状態なんて日常茶飯事だ。それがこの技能で軽減できれば,これまでよりも効率良く採集作業が行える。つまり,お金がっ! お金が儲けやすくなるってことだ!
 そして飛脚の技能。"侍はきっと足が遅いもの"とキャラ作成時から覚悟していたのだが,こんな技能があるとは非常に嬉しい誤算といったところ。うーん,この目録は凄いな。よし,この目録の皆伝に全力を尽くそう!。

 徒党に参加して夜盗を狩り,草の者を狩り,間諜を狩り,とにかく狩る。予想以上に良いペースでどんどん修得度が溜まっていく。「しかし,最近ちょっとこの甲府で徒党を組んで,付近の敵を狩るというパターンにも飽きてきた気がする。今のメンバーにはレベル17の人もいるし,甲斐にいる限りこうなのかもしれない。そろそろほかの国に遠征する時期なのかもなー」などといった考えを頭によぎらせつつも,今は野外目録のためにがんがん狩る。いつもよりもがんばった結果,ついに目標達成! 「野外活動・壱」を皆伝まで持っていった!

 もちろん自分の今日の目的が達成されたからといってすぐに徒党を抜けたりはしない。キリのいいところまでプレイして,各自満足したところでメンバーにお礼を言って別れる。
 よし早速試してみたい! どの技能も戦闘向けではないので,狩りの最中に試す機会はなかったのだ。「飛脚入門」で早くなった足を使って伐採ポイントまで行き,「瞑想・壱」で気合を回復させながら生産材料をガッパガッパ集めようっと。
 せっかく足が速くなったのだから,今まで使っていた町付近のポイントではなくて,もっと遠くに行ってみることにする。ウワサではアクセスしづらい採集ポイントのほうが,良いものが採れる可能性が高いというし。

 情報をもとに北へ向かって走る。おおおおお! 足が速い! あー諦めていただけに嬉しいなぁ(涙)。マップを見ながらぐんぐんと目的地に近づいていく。確かこのへんだと思うんだけど……。お,人が集まっているポイント発見。ここに違いない。瞑想技能を忘れずに実装して伐採を開始。
 これまで時間を計って採集行動をしていたわけではないので断言はできないが,やはり効率は上がっているようだ。さらに上位の野外目録をいつか覚えれば,より効率が良くなるるに違いない。……うむ,かなり採れた! 遠出したかいあって,「沈香」「伽羅」という初めて見る材料も採れた。重量制限を超える程度まで伐採したら,すぐに町まで走って戻る。次は「食料作成之い」に挑戦だ。

 雑貨屋に赴き「調理道具」を購入。レシピを調べると「おむすび」と「竹筒飯」が作れるようだ。竹筒飯は"価値11"となっているので,もっとレベルが上がってから食べるものに違いない。
 おむすびを作るのに必要なのは,「水」×1 と 「米」×1。水は知っている。忍者や僧などが採れるもので,ほかのプレイヤーキャラクターが売りに出しているのをよく見かける。でも,米ってなんだろう……。農家のそばで採集とかすると採れるのかな。でも,それってドロボウっぽいよな……。
 調べてみたら,どうも米は採れるものではなく,お店で買うものらしい。

 それでは実験開始。筆者のキャラクターから見て,米は一つ23文,水は一つ5文(ベンダー販売価格)。とりあえず10個ずつ買って出費は280文。1回の生産で作れるおむすびの"期待個数"は8個。この値は器用さやランダムな要素によって毎回上下する。10回で80個のおむすびが出来れば,平均値達成というわけだ。
 実際に作ってみると……81個できた。期待値にほぼ近い。お店で81個のおむすびを買うのにかかるお金は324文。あ,作ったほうが得だ! うわーなんか大成功じゃん!
 さらに,さっき採れた「沈香」「伽羅」は店売り価格がそれぞれ1貫150文と2貫300文だから,プレイヤー相手ならかなりいい値段で売れそうだ。さらにさらに,賊狩りで得られる「賊のまげ」がある程度溜まったので寄合所に持っていったら,2貫760文もの報奨金をもらえた。すげえ! 今日はなんかいいことばっかりだ。……むう,この反動で次回何か変なことが起こらないといいけど……。

 

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