徒党でのプレイ その2

 今日も仲間に入れてくれる徒党(パーティ)を探して,町の門前に赴く。自分を"勧誘希望状態"にして待機。
 待っているだけというのもなんなので,"検索"機能を使って,プレイヤー情報をチェックする。この検索というのは付近のプレイヤーの名前だけでなく,レベルや職業,状態まで一覧表示してくれる便利な機能だ。フィルターをかけることで,条件に合致するプレイヤーを探し出すこともできる。

 周囲を見回すと,"アイテム売却希望"状態のキャラクターも何人かいる。町の門前は両替商の近くと並んで人が集まりやすいので,商売をするにも都合がいいポイントなのだ。
 いくつか売り物を物色していると,ちょっと無理すれば手が届くほどの値段の刀を売っている人を発見した。しかし,このところ貧乏になってご飯が食べられなくなる恐怖にかなり敏感になっているので,なかなか決断できない。
 売却リストを覗いては離れ,覗いては離れしていたら,「刀,あげようか?」と声をかけられた。よほど物欲しそうな顔をしていたのだと思う。うう,恥ずかしい。でも非常に嬉しい。感謝の気持ちを伝えて,しっかりタダでいただいてしまった。

 ほどなくして徒党に入れてもらえて,狩りに出発した。
 平均レベルは10程度。これまでは蜘蛛や蛇といった動物相手の戦いばかりだったが,そろそろ"追い剥ぎ"や"野盗"といった人型の敵も相手にできるようになってきた。フィールド上では分からないが,戦闘に入ると術を使うサポート担当の敵もいたりして,あちらの戦術も多様になってきている。
 しかし,プレイヤー側も負けてはいない。このくらいのレベルから各職業の技能が揃い始め,それぞれの個性が目に見えて現れてくるのだ。ほかの職業が何を得意としているのかを理解し,おのおのが力を発揮できるように戦闘を組み上げていくのがとても楽しくなってきた。
 他プレイヤーの能力を理解することは,戦闘の効率を上げることにつながり,結果的に徒党の戦力をアップさせる。そのために自分以外の人が何をしているのか/何をしたいと思っているのかの観察にも力が入る。

 分かってきたのはまず"連携"のこと。どの職業でも連携の起点になれるが,このレベルでは僧や神職,陰陽師といった後衛タイプが発動し,前衛キャラクターがそれに乗るというスタイルが多いようだ。
 忍者は(どちらかといえば)前衛なので,なるべくタイミングを合わせられるように気を遣う。ここで大事なのは,起点となるプレイヤーが徒党のメンバーに連携技の発動を伝えること,そして前衛プレイヤーがあせってコマンドを連発しないことだ。
 連携技は2段階で発動する。まず使用者本人に行動順が回ってきたときに"準備"動作が入る。準備動作の間に連携に参加したいプレイヤーは"連携"コマンドを入力する必要がある。つまり,参加側プレイヤーは,うまく連携に乗るためには準備動作のタイミングでコマンド入力待ち状態でなくてはならないのだ。
 以前,ソロプレイではコマンドをなるべく素早く入れたほうがいいと書いたが,連携を中心とした徒党プレイの場合,これは当てはまらない。連携に乗るために,わざと入力を保留するといった作戦が必要になる。
 ただ,そのあとに連携技が来ないのに,入力を保留していてはまったく時間の無駄だ。そのような事態が起こらないように,連携起点のプレイヤーは,次に連携が来ることを事前にチャットなどで伝える必要があるわけ。コミュニケーションがスムースにとれて,連携が決まったときは非常に爽快。ここには,フィールド動作と戦闘がシームレスにつながっているMMORPGでは味わえない面白さがある。

 また,ようやく僧と薬師の違いも少しずつ分かってきた。どちらも徒党内では回復がメインの仕事となるのは,同様だ。薬師は回復に加えて,サポート系の技能を使った仲間のバックアップが得意なようである。
 そもそもこの時代,「薬師」という言葉は「医者」とほぼ同義だったようで,信Onでは術や薬を使って党員を支えるのが薬師の役割となっているようだ。
 僧は直接攻撃が不得意ではなく,防御に関しても自分に術をかけるなどすればかなりダメージに強いキャラクターになれる。連携の起点となって術で相手にダメージを与えることも得意だ。「僧兵」という言葉があるが,信Onの僧もそのような振る舞いができるようだ。
 西洋ファンタジーの世界観を持つMMORPGでは,直接攻撃と回復の両方をこなすパラディンというクラスがいたりする。筆者などはここで思慮浅く「ああ,薬師は専業ヒーラー,僧はパラディンなのね」と解釈したくなってしまうのだが,この捉え方は正確ではないようだ。
 例えば,僧が薬師よりも回復能力で劣るということは決してない。回復力はほぼ同等で,それ以外の部分での戦闘への関わり方が違っているのだ。どちらも,このゲームならではの興味深い職業である。
 考えてみれば侍と鍛冶屋の関係も似ている部分があり,どちらにでも盾役を安心して任せることができる。メインの盾役/回復役になれるクラスがそれぞれ2種類いるというデザインは,グループメイキングのしやすさにつながっていると思う。

 さて,途中何度か死人も出たが,僧の転生術のおかげでスムースに狩りを進めることができた。
 ちなみに最もよく死んだのは,"柔らか忍者"である筆者のキャラクター。ネタではなく,ナチュラルによく死ぬ。どこかで何か決定的な間違いをしでかしているのではないかと不安になる。レベルも関係していると思うが,ダメージを食らいすぎるのだ。装備を見直してみないといけないのかなぁ。

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