| 材料集めと生産技能
生産材料を求めてあちこちうろつき回っては,手も足も出ない敵に絡まれる……ってことを繰り返す。それでも採れない。ちょっと泣きながら,諦め気味にブラブラとクモ狩りなどをしていたら,町のそばに,いかにも怪しい人だかりを発見した。何人かが"しゃがんで"→"立って"を繰り返している。
「ここに違いない!」と確信しつつ材料採集技能を使ってみると……。初めて採れた! どうやら信Onの生産材料は,木があるところでは必ず木が採れて,山肌に行けばすぐに鉄が採れる……という風ではないらしい。
材料採集や"伐採"といった技能ごとに,それが使える場所がかなりピンポイントで決まっていて,その場所でないと生産材料は採れないのだ。甲斐の場合は,甲府の町のすぐそばの簡素な小屋のようなところが材料採集技能の使用可能ポイントだった。
忍者の生産修行は,苦内(手裏剣の一種)作りから始まる。必要なのはまず"苦内の型"と"細工道具"。これらは店で売っている消耗しない道具なので,あとで購入しよう。
材料としては"消し炭"と"砂鉄"が必要になる。消し炭は材料採集,砂鉄は"採掘"技能で採れるらしい。採掘はまだ覚えていないので,これまで消し炭が欲しくて材料採集ができるポイントを探していたのだ。
材料採集を始めたら,欲しかった消し炭以外にも"水" "綿花" "皮革" "ハンミョウの粉"
"牛黄"などが同時に採れることが分かった。消し炭以外はとりあえず使わないので売ってしまおう。このレベルで採れる安い材料なんか,きっと高レベルの人にとってはゴミなんだろうな……とも思うがとりあえず拾っておく。
しばらくやっていたら問題が発生した。荷物が持ちきれないのだ。所持できるアイテムの数を増やさなくては。
これまでは初めから持っていた"無銘小袋"というコンテナ一つをずっと使っていた。袋を買い足せば増えるかと思い,呉服屋まで足を運んで,なけなしの金を使って一番安い"無銘重箱"を購入。……これが失敗だった。信Onでは袋を「買い足し」てもアイテム所持可能数は増えない。袋をよりキャパシティの大きいものに「買い換え」て,装備し直す必要があったのだ!
無銘小袋を無銘重箱に付け替えた場合,持てる量はむしろ減る……。泣く泣くその場で重箱を売却して,"無銘肩箱"を買って小袋と付け替える。よし,これで持てる量は増えた。しかしサイフの中身は本格的な危機を迎えた。
ある程度材料が集まった。これを売っておにぎりを買わないと,もうじき飢え死にする。いつも人がいっぱいいる"両替商"(銀行のこと)の前まで行き,とりあえずほかの人たちがどれくらいの値段で売っているのかを調査。信Onでは自分に"売却品有り"というフラグを立て,売りたいものの値段を設定すると,そのリストがほかのプレイヤーから見られるようになるのだ。
何人かの売り物リストをチェックして,さらに町中にいるNPCベンダーの売値/買値もチェックする。すると,値付けのだいたいの傾向が分かってきた。今持っている材料の場合,ベンダーから購入できる値段の半額よりちょっと安い程度の値がPC間での相場のようだ。その値段でPCに売れれば,ベンダーで買い取ってもらうよりも数倍は儲かる。なるべくPCに売りたいものだ。
さっそく持ち物を整理して,値段を付け,自分を"売却品有り"状態にする。そう簡単には売れないだろうなぁ,と思っていたのだが,驚いたことに次々に対話で話しかけられ,あっという間にほぼ全部売れた! しかも,水や綿花が1個2文程度なのに対し,なかなか採れない牛黄やハンミョウは1個200文で売れる! 200文! おにぎり50個分である!
ゴミかと思っていた水や皮革もまたたく間に売れていった。ううむ,お金を稼ぐ手段としてはこちらのほうが効率良さそうだ。
何度か材料を売っているうちに,ちょっとずつ生産の仕組みが分かってきた。信Onの各職業は,それぞれが独自の生産技術を持っている。修行さえすれば誰でもなんでも作れるようになるわけではなく,宝飾品ならば神職,毒なら忍者といったように,作成可能なものと職業は固定されているのだ。
そのために特定の生産技能に人気が集まるということが起こりにくく,マーケットには常にさまざまな材料需要が発生する。加えて,自分が必要な材料を採取しに行くと,自分では使わない材料も一緒に採れるため,PCからの供給も潤沢になる。「レベルの低いPCでも採れるものは,高レベルPCにとっては不要なもの」ということもないようなので,材料を販売するだけでも稼げる。
つまり,プレイヤーに材料集めをしたいと思わせるような仕組みになっているのだ。
無論,生産自体へのモチベーションを高める工夫も盛り込まれている。大きいのは,自分が生産した製品をNPCベンダーが比較的高値で買い取ってくれることだ。
材料をすべてNPCベンダーから買っていては無理だ(と思う)が,材料の多くを自分で採り,足りないものをほかのプレイヤーから購入すれば,完成品をNPCに売るだけでも少し儲けが出る。プレイヤーに売ればより儲かるだろう。
もう一つのポイントは,組み上げに失敗することがないということ。完成品の品質や出来上がる個数には当たり外れがあるが,完全に失敗して貴重な材料を失うということはない。このように大幅に損をする可能性が少ないので,信Onでは生産技能に手を出しやすいのだ。すべてのプレイヤーが戦闘も生産も両方自然に楽しめるMMORPGというのは,少ないと思う。
一つ心配なのは,インフレーションだ。これはさまざまなオンラインRPGが抱えている問題である。
プレイヤー側からシステム側にお金を戻す仕組みがうまく機能していないと,マーケットにお金がダブつき,物価がとんでもなく上昇してしまうのだ。NPCベンダーからしか買えない超高額商品を用意したり,大金を払わないと進入できない場所を作ったりして対応している作品もあるようだが,信Onにもきっとそういう仕組みがあるに違いない。まだ自分のレベルが低いのでよく分からないけど……。
さて,うまく材料を売りさばくことができ,おにぎりも買えて餓死は免れた。所持金も初めて1貫(=1000文)を越えた! そこで,いよいよ自分の生産技能修行である苦内作りに挑戦する。
消し炭はあるので砂鉄を買って,さらに苦内の型と細工道具を売っている商人を探す。細工道具は買えた……が……苦内の型が1貫以上する。買えなくはないが,もう少しお金を貯めないとまずいことになるかもしれない……。と,とりあえず,また今度にしようとお店の前で両手いっぱいに消し炭を抱えながら思った。
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