純和風キャラクターメイキング

 インストールやアップデートをすべて終えて,ゲームをプレイする準備が整ったら,まずはキャラクターメイキングだ。このあたりは,一般的なMMORPGと同じである。個人的に"あとからキャラクターを作り直す"というのはあまり好きではないので,慎重に進めた。

 信Onには,いわゆる"種族"の違いはない。日本の戦国時代が舞台なので,当然普通の人間しか選べないわけ。となると重要なのは,職業(クラス)の選択。こちらも無論,戦国時代らしいものが用意されている。
 選択可能な職業は,"侍" "僧" "神職(神主/巫女)" "陰陽師" "忍者" "鍛冶屋" "薬師"の7種類だ。どれもこれまでのMMORPGでは見慣れぬ職業だが,やはりパーティプレイでそれぞれの特色が出るようにデザインされているのだろう。そこで,それぞれの役割について考えてみた。
 侍は,いわゆる"ファイター"と同じで,前衛に立ってどんどん敵の攻撃を受ける係だろう。忍者は直接攻撃も魔法みたいな忍術も使えて,だけど打たれ弱い軽戦士タイプな気がする。鍛冶屋は武器防具の生産や修理が得意で,だからといって戦闘ができないことはないだろうから,武具の扱いにも長けているという感じかな。僧は回復役だろう。
 すぐに役割が想像付かなかったのが,残りの3職業。薬師は,薬の調合が得意そうだというのは分かるのだが,パーティ内ではどういう活躍をするんだろう? 僧とはどうちがうのだろうか。また陰陽師と神職の差も気になるところだ。おそらくどちらも魔法使い系,いわゆる"ピュアキャスター"だろう。どっちかが攻撃の術に長けていて,もう一方が特殊効果付与関係の術に長けているのだろうか。ま,これはプレイしていくうちに分かってくるだろう。

 で,悩んだ末,結局忍者にした。直接攻撃もできて,術も使える(と思う)。信Onのいろいろな側面を楽しめそうだというのが理由だ。とはいえ完全に万能なキャラクターなどいるわけないので,のちのち壁にぶつかることもあるだろう。ま,それはどの職業でも同じはず。そこを出会った仲間と協力してなんとかしていくのがMMORPGの面白いところだ。

 職業が決まったら,次に容姿と声を選ぶ。容姿は,顔や髪型のほか,背の高さや横幅といった体型も調節可能。声は,いくつかあらかじめ用意されたものの中から一つを選択する。ちなみに信Onでは,戦闘中や術を唱えるときなどに,キャラクターが声を出すらしい。そのときの声を,ここで選べるわけだ。

 次に,キャラクターが所属する勢力(大名家)を選択する。なんでも,これがかなり重要らしい。どうやらこのゲームでは,同じ勢力(もしくは仲の良い勢力)に属するキャラクター同士でないと徒党(パーティ)が組めないらしいのだ(編注……勢力による制限があるのは合戦場のみで,そのほかの場所では勢力に関係なく徒党を組めます)。
 なるべく人の多いところがいいなぁと思い,少々調査したのちに武田に決めた。ゆくゆくは勢力同士の戦争(大規模PvP)も用意されているというので,かなり楽しみだ。なお,勢力によってキャラクターの能力値には若干の補正が入る。慣れたプレイヤーはこのあたりも考慮してキャラ作りするのかもしれない。

 さて次に,能力値にボーナスを割り振る。腕っ節に自信のあるキャラにしたかったので,「腕力」を高めに割り振った。最後に名前を付けてキャラクターメイキングは終了……なのだが,この名前を決めるのに手間取ってしまった。
 キャラクター名に使えるのは,ひらがなとカタカナと漢字。せっかく戦国時代に生まれるのだから,ここはぜひともそれっぽい名前にしたい。しかし考えてみれば,姓と名からなる純和風の名前を自分のキャラクターにつける機会など,これまでになかった。普段使っているハンドルを漢字に置き換えるか,それともこれを機に新しい名前を考えるか……。という新鮮な悩みを楽しみつつ,なんとか名前(密智 得流)を決め,ようやく戦国の世に足を踏み入れる準備は整った。

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