ヘイロー ワールドワイド・チャンピオンシップス マスターチーフを目指せ! SIGUMAの世界大会奮戦記

Text&Photo by 奥谷海人

 アメリカ時間の2月17日,カリフォルニア州トーレンス市のインターネットカフェ"Internet PC Cafe"において,世界最強のヘイロープレイヤーを決定する「ヘイロー」ワールドワイド・チャンピオンシップスが開催された
 この大会では,日本の予選を手堅いプレイで勝ち抜いたSIGUMA選手など,世界19か国からその国の優勝者が集い,真の"マスターチーフ"を目指すべく熾烈な戦いが行われたのだ。
 大会の結果についてはすでに「こちら」で記事にしたが,ここでは,より細かい試合の模様をお伝えしよう。

日本を代表して大会に臨んだSIGUMA氏 大会には,世界中から選ばれた猛者どもが集合


19か国から勝ち上がって来た精鋭たちの死闘

 ヘイローの世界規模のトーナメントとしては,今回が初めてとなるヘイロー・ワールドワイド・チャンピオンシップス。各国での予選は,推定で合計約2万人が参加したという大規模なもので,日本の予選については当サイトでも「ここ」で紹介したので,覚えている人もいるだろう。
 19か国の優勝者には協賛のATI社からRadeon 9800Proが贈呈されているが,さらに今回の最終トーナメントの上位3名には,AMD社によってハイエンドPCが贈られることになっている。このPCは,ゲーマー専用のシステム販売会社としてアメリカで名高いAlienWare社の構築した最新式のAuroraモデルで,Athlon64のFX-51系CPUを搭載した時価3000ドル相当の最高級機だ。

 トーナメントルールを説明しておこう。まず19人が3組に分かれて,15分ずつ4マップで"Free for All"を行って各組の上位4人を選び,次のセミファイナルでは勝ち残った12人を2チームに分けて,同じ手順で計8人を選び出す。ファイナルラウンドでは,残った8人で15分ずつ5マップをで戦い,最終的な順位を決定する。
 つまりファイナルまで勝ち抜いたプレイヤーは,13マップ×15分(3時間15分)もプレイすることになるというハードなトーナメントである

19か国のチャンピオンたち

国名 プレイヤー (ニックネーム)
オーストラリア Josh Hall (iS`HoOh++)
ブラジル Henrique Santos Pinto de Souza (Psycho)
チリ Nicolas Friedli Leon (Cloud)
デンマーク Jacob Grubbe Rasmussen (m\m?m_iCe-)
フィンランド Juho Vainio (DSky.kor_)
フランス Sam Cheikh-Saad (aT-Spawnikiv)
オランダ Stefan Dammers (forZe_FooKz)
インド Nickunj Bansal (FINAL ELEMENT)

アイルランド
Rick Sundberg (Melachi)
日本 Teppei Terabe (SIGUMA)
韓国 Ju Yong Shin (Bluemond)
メキシコ Ricardo Pedroza Herrera (Jano_Loco)
ノルウェー Dag Erik Jorgensen (dMb)
シンガポール Sunny Oke Ching Siang (Bloody)
スウェーデン Anders Rudolfsson (Professor)
台湾 Hong-Chi Jang (Achino)
イギリス Jonathan Finglass (BEAST)
アメリカ/カナダ Noah Evans (Chumpp)

 

賞品のAlienWare社製最新PC 試合開始前,セッティングに余念のないSIGUMA氏 会場で無料のフリープレイに興じるゲーマーたち

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