ダーク・エイジ・オブ・キャメロット
〜暗黒道中膝栗毛〜

= Murayama 編 =

第14話

22nd Oct. 2002
Text by Murayama

■でっかい敵を探して

これまではこんなモンスターで喜んでいたのに,もっと大きい敵がいるなんて!

 DAoCの世界には動物/昆虫系,人間系,アンデッド系,悪魔系といったように多種多様なモンスターが存在している。大きさもさまざまで,すごく巨大なモノも存在しているようだ。しかし考えてみると,あまり大きなモンスターに出会ったことがない。せいぜい自分よりもやや大きい昆虫程度だ。ということで今回は,大きなモンスターを探しに遠出をしてみることにした。

 さて,どこに行けば大きなモンスターはいるのだろう? 勝手な予想だが,きっとド田舎に行けばいるに違いないという結論に落ち着いた。現実の世界だって山奥のハエのほうが大きかったりするしね。
 ということで,なるべく村から離れてドンドン進んでみよう。とくに理由はないが,なんとなく第12話で書いたCurmudgeonの村のほうへと足を進めてみることにした。うん,実にド田舎だ。おまけにそれほどモンスターも多くないので安心して歩けるのもイイ感じ。だが,進めど進めどなかなかデカキャラに出会うことはなかった。もっと遠出するとか,ダンジョンに潜らないとダメ? そう思った矢先に現われたのが,Nofierという赤いスケルトン。なんだスケルトンか楽勝だな,と思って近づくと「で,でかっ!」。ゆうにこちらの2倍以上はある。もちろんターゲット(クリック)すると"紫"(ソロじゃ絶対勝てない)だ。
 このスケルトンは幸いにもこちらに気が付いていない様子なので,試しにペットを召喚して攻撃を仕掛けてみた。だが,ペットの魔法が命中しても敵の体力ゲージは1ミリも減らず,知らぬ顔でズンズン歩いていく。ひょっとしてダメージゼロって攻撃してないのと同じ状態なのかな? だが,このまま逃がしたのでは冒険者の名がすたるというもの。ペットがダメでも私の攻撃魔法なら少しくらいは傷つけられるはずだ。食らえ我が最強の攻撃呪文! ……これまたダメージゼロ。と思った瞬間にこちらに気が付いて襲ってきた。とりあえず,ペットに攻撃命令を出してヤツを足止めし,その間に逃走しよう。だが,足止めするまもなくペットは昇天。Nofierはその足でこっちに近づいてくる。慌ててSprintのスキルで逃走を試みたが,一撃食らっただけで瀕死状態になり,走れなくなったところに第二撃。
 こうして私はアッサリと死んでしまった。どうやら私の全身全霊の攻撃呪文ではヤツを振り向かせるのがやっとらしい(苦笑)。ちなみに私を倒したNofierは,何事もなかったように森の奥へと消えていった。

 この後もしばらくデカキャラを探しを行うと,Nofierを発見したポイント付近で巨大狼(巨大というのは言い過ぎかも)を,首都Tir na Nogから西に行った荒れ地でSheerie Urdsummonerというデカキャラを見つけることができた。狼はそれほど強くはなかったが,Sheerie Urdsummonerはこれまでに遭遇したモンスターとはケタ違いの強さで,ヤツの使う爆炎魔法一発で私のキャラクターはノックアウト。何度かScreenshotsを撮ろうとチャレンジしたが,悲しいかな近づく前に死んでしまう。そこで死んだあとにわざと復活(/relese)せずに,偶然向こうから近づいてきた瞬間を撮影。ああっ,下のScreenshotsを撮るためにどれだけのお金と経験値が無駄になったことか……。

 今回はアチコチに遠出をして新しいモンスターを眺めてみたが,たまには経験値稼ぎやクエストを忘れてみるのもいいものだ。それから聞いた話では,世界には合体して巨大モンスターに変身! といった特殊なモンスターも生息しているとのことで,時間があればそうしたモンスターもこの目で見たいものだ。さらに今回紹介したものよりも,もっともっと超巨大なモンスターも多数生息しているらしい。うーむ,これまで見てきた世界は何だったのだろう。ちょっと大きなモンスターを見つけただけで,すげぇ! と言っていた自分がちょっと恥ずかしかったりする。「井の中の蛙,大海を知らず」とは,まさにこのことだ。時間があったら,もっともっと大きなモンスターを探してみたいと思うが……当面は今回失った経験値を稼ぎ直さなくっちゃ。

今回の冒険で出会ったNofier。気のせいか攻撃範囲が広いような。手が長いから? Nofierの近くで見つけた狼。これくらいならなんとか勝てる 今回の冒険で出会った最強の敵。近づこうとしたら魔法の炎が吹き上がり,あっという間に丸焦げに

<以下次号>

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