ダーク・エイジ・オブ・キャメロット
〜暗黒道中膝栗毛〜

= Murayama 編 =

第12話

15th Oct. 2002
Text by Murayama

■モンスターの性格と相性

モンスター同士の戦いを目撃した。なかなかの大迫力で結構珍しいシーンらしい

　ようやくレベルも15になり，首都Tir na Nogの師匠（Enchanter Trainer）の元を訪れると，MagmellのFaganと話をしてこいと言われた。どうやらクエストがスタートしたようなので，まだ見ぬ報酬に胸をふくらませていた私……。クエストのタイトルは「Seek the Moonstone Part.1」。おお，なんか財宝探索っぽくてっかっこいいかも！

　説明がすべて英語であるため相変わらずディテールは分からなかったが，ジャーナルを見ると"Magmellの東の海岸線を進み，Macnolに会え"といったことが書いてあるので，さっそくmacnolさん探しを開始。しばらく海岸線を歩き，とある森の中でMacnol一党を見つけたが，大きな問題が発生。というのも，Macnolとその側近達をカーソルで指してみると，なんと性格がaggressive（敵対）になっているのだ。
　DAoCでのNPC（モンスター含む）の友好さの度合いはfriendly，Natural，hostile，aggressiveの順で，aggressiveだと近づくだけで襲われてしまう。しかも側近達は連れだって襲ってくるので，多勢に無勢であっという間に殺されてしまうだろう。うーむ，諦めるしかないのだろうか？　と，困りながら周りを探索していると，右の写真のような場面に出くわした。モンスター同士の対決である。よく見りゃMacnolの部下が戦ってるじゃないか！
　これを見た瞬間にピンと来た。MMORPGには"Faction"といって，敵対するどちらの勢力に加担することで，友好度が変動するシステムを搭載しているものが多い。確かDAoCにもFactionの概念はあったはずだ。ということは，敵対しているモンスターをジャンジャン倒せば，Macnol達の友好度（？）はアップするんじゃないだろうか？　うん，きっとそうだ。
　ということでMacnolに敵対しているCurmudgeonを探すと，近くにいくつかの村を発見。よっしゃー，こいつらを血祭りに上げて経験値稼ぎ＆Macnolのご機嫌取りをしよう！　ということで戦闘開始。遠くからペットの魔法で攻撃しておびき寄せ，各個撃破！　といういつもの作戦でバリバリ倒して数時間が経過した……。そして再びMacnolの部下達をクリックして確認すると，性格がNatural（中立）になっている。これでちゃんと話が出来る！　ということで，クエストを再開することが出来たのだった。

　今回，Macnol達が敵対していた理由は，どうやら第9話で倒しまくった幽霊（Ghostry Siabra）が原因らしい。幽霊とMacnol達は友好関係にあり，そうとは知らずに倒しまくっていたため，性格がaggressiveになっていたようだ。ひょっとしてGhostry Siabraって，Macnol達のご先祖様なんだろうか？
　いろいろ調べるとDAoCの世界には人間型の種族がたくさん生息しており，彼らには生活圏や敵対勢力が設定されているらしい。よくよく観察すると偵察部隊が巡回しているといった凝りようで，ときどき種族間で戦闘なども発生しているようだ。ちなみにクリックしたときscoutと表示されるモンスターは偵察部隊で，ヘタに攻撃すると拠点に戻り，敵を連れてくるので注意が必要だ。また人間型モンスターに襲われたときに付近にそのモンスターの敵対勢力がいる場合は，逃げ込んで助けてもらうことも出来るようだ。あまり利用するチャンスはないが，覚えておいてもイイかもしれない。
　人間型限定とはいえ，モンスターも状況に応じて敵味方と変化するとは……。これから人間型のモンスターと戦うときには注意せねばなるまい。

macnolは，Ardeeから馬に乗った終着点の北の森に住んでいる	macnolの部下の馬。魔法を使うやっかいなヤツだ	macnolの拠点から南東に進み，丘を越えるとCurmudegeonの村がある

＜以下次号＞

TOPへ戻る