ダーク・エイジ・オブ・キャメロット
〜暗黒道中膝栗毛〜

= Murayama 編 =

第10話

4th Oct. 2002
Text by Murayama

■フルパーティって素晴らしい

階段で待機中。階段下の奥にいるのがオトリ役の仲間

 以前のダンジョン初体験(第8話参照)では手も足も出ず,すごすごと引き返すハメになってしまい,実に残念だった。とはいえ,今ではレベル10。あのころとは違うぜ! とばかり再びダンジョンへ行ってみることに。といっても,さすがにDarkness Fallsでは瞬殺されるのが目に見えているので,第7話でIwahamaが訪れたダンジョンに向かった。

 このダンジョンはArdeeの町からはそれほど遠くはなく,南西の丘を登ってすぐのところに入り口があった。どうやらここはMuire Tombという名前で,Tombという単語から地下墓地というのは察することが出来たが,もう一つの単語がよく分からない。Muire? Muireって人の墓なのかな? ま,いっか。

 意気揚々とダンジョンに足を踏み入れてみたが,これがなかなかに大苦戦である。苦戦の原因は,Iwahamaの日記にも書かれていたが,オープンスペースではないので敵との距離が取れないってこと。うーむ,建物の中は魔法使い系には苦しいな。まあEnchanterの場合はペットが召喚できるので,ペットに攻撃させて自分は後ろから援護するという戦法でミイラ(MummyHag)やクモ(CryptSpider)ならなんとか倒せるようだ。ただし,1回の戦闘が終了するたびに休息(/sit)を取らねばならないのがちょっと面倒。仕方がない,もう1匹ペットを召喚するかな。「もしもし岩濱? あのさ〜……え,いま忙しいの?」。……召喚に失敗である
 そこで,少々不安もあったが仲間を現地調達することに。ちょうどこの日はレベル10〜12程度の冒険者が周りに大勢いて,みんな同じ気持ちであったのか,あっという間に8人パーティになってしまった

 パーティメンバーが増えると格上の相手との戦いが楽になることは経験済みだったが,8人だとそれに拍車がかかり,第8話で"パーティプレイでもまず勝てない"と説明した"紫"の敵でもなんとかなってしまうのだ
 基本的な戦術は簡単で,誰か一人がオトリとなってダンジョンの奥に進み,残りのメンバーは階段や通路で待機。モンスターを引っ張ってきたところで待ち伏せ部隊が肉弾戦を挑み,それと同時に後衛の魔法使い達が呪文を連発。万が一魔法使いにモンスターが向かってしまったときは,戦士系キャラがそのモンスターを優先的に攻撃してモンスターの注意を自分に向ける……。これを繰り返して,どんどん経験値が入ってゆく。たまにオトリ役がうっかり強いモンスターを数匹連れてきてパーティ全滅の危機にさらされたこともあったが,なんとか生き延びることができ,MMORPG初心者の私は,パーティプレイの神髄を見た気がした
 というのも戦線が維持できずに全滅しそうになった場合,各人は単に逃げたり,薄い望みにかけて無理に戦うのではなく,身を挺してDruidやBardを守り,彼らをダンジョンから脱出(ダンジョンから出るとモンスターが追っかけてこない)させるのだ。復活の呪文が使えるDruidかBardさえ生きていれば,ほかのパーティメンバーも何度も復活できるわけで,おまけに呪文で復活すれば経験値が減らない。なるほど,自分だけのことじゃなくて,全員の利益をちゃんと考えているんだな。

 結局,8人といえどもレベル10ちょいのメンバーでは,地下2階(?)の入り口までが精一杯だった。Muire Tombは地下何階まであるのか? 奥には何が? もうちょっとレベルアップしたら地下2階以降にチャレンジするぞっ!

敵が来たら全力で! これだけの人数なら紫だって怖くない ダンジョンには冒険者がたくさんいるので,仲間を募るのもラクだ Tombの名物Mummy Hag。柱の影などにいることが多くて,魔法使いの私はちょっと苦手だ

<以下次号>

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