バトルフィールド ベトナム WWII MOD
（エレクトロニック・アーツ）

　エレクトロニック・アーツの64人対戦可能なミリタリーFPS「バトルフィールド ベトナム」。ベトナム戦争を題材とした本作のオフィシャルMODとして登場したのが，これから紹介する 「Battlefield Vietnam：WW2 Mod」である。当然，使用するにはバトルフィールド ベトナム本体が必要になる。

　これは何かというと，要するにバトルフィールド ベトナムのレンダリングエンジンで「バトルフィールド 1942」を楽しんでしまおうというMOD。オフィシャルMODということで，バトルフィールド1942に収録されていたマップや兵器などを忠実に（ただしエンジンに合わせてクオリティアップ済み）再現している。

　今回収録されているのはウェーク島，フィリピン侵攻作戦，硫黄島の3マップ。いずれもアメリカ海兵隊と日本帝国軍が対決する，海空戦主体の太平洋マップ。このチョイスは，恐らく「ベトナム」で削られてしまった戦艦と空母による海戦を，まずは優先して復活させようという意図だろうか。ゲームモードはSINGLEPLAY（INSTANT BATTLE），CONQUEST，COOPが使用可能。CUSTOM COMBATには対応していない。

　オリジナルの1942には登場しなかった新兵器として，"迫撃砲"と"火炎放射器"が追加されている。"迫撃砲"はベトナムと同じもので，双眼鏡による砲撃支援と組み合わせて使うと効果が大きい。そして注目の火炎放射器。これはマップのどこかに配置されている隠し兵器で，"G"キーで拾い上げることで，どの兵科でも使える。生身の兵士に対して効果絶大で，一部の兵器にもダメージを与えられるが戦車には効かない。ちなみに，火炎放射器はマルチプレイにしか登場しないようだ。

　下で掲載しているスクリーンショットのうち，上から3段目の3点とだいたい同じシーンのものを，オリジナルの1942で撮影して4段めに掲載してみたので比較してみよう。とくにプログラマブルシェーダーで描かれた海面（一見，地味に見えるので注意）や，生い茂る植物による差を見てもらいたい。

　なお，このMODで遊ぶには，あらかじめ「世界共通1.1パッチ」をインストールしておく必要がある。パッチは当サイトの「こちら」にあるので，入手/インストールを済ませておこう。（Kawamura）

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