MMORPG「ラグナロクオンライン」の同時接続者数が10万人を突破 - 2004/06/14 19:10

 本日ガンホー・オンライン・エンターテイメントは,同社がサービス中のMMORPG「ラグナロクオンライン」(以下,RO)の同時接続者数が,2004年6月13日の計測時点で10万人を突破したと発表した。

 ROは,2002年12月1日に正式サービスインし,現時点(2004年6月)で1年と6か月を迎える国内有数の人気MMORPG。MMORPGというジャンルのライフサイクルでいえば,そろそろ会員数の伸びもゆるやかになり円熟期を迎える頃だ。同社は現在も,同人誌,アニメ,ラジオと,手広いメディアミックスによる新規会員獲得施策を行っており,毎年恒例となったRAG-FES協賛のほか,この6月27日にもRO関連コンテンツを一堂に会した「ラグナロクオンラインドリームスタジアム 〜史上最大の祭典〜 in 東京ビッグサイト」という大規模なイベントを開催する予定だ。

 さて,最近でも自社コンテンツにオンラインアクションゲーム「ゲットアンプド」やR-18指定MMORPG「A3」を追加するなど,会員数はまだまだ伸びを見せると予想される同社だが,そんな時期にあって,今回伝えられたのは"瞬間最大風速"として喩えられることの多い同時接続者数増加に関する一報。
 この同時接続者数というのは,計測対象時間内にゲーム内で使用されているであろうアクティブな"アカウント数"のデータだ。確かにROにログインすると,昼日中でもほとんどのサーバーに数千人規模のプレイヤーが接続しており,ゲームのゴールデンタイムとなる夜間には,目視でも数万人が確認できるほど,多くのプレイヤーで賑わっている。
 ただROプレイヤーなら身に染みて感じているように,こと本作に関しては,この数字を素直に喜べないのも事実。なぜならこの同時接続者数の何割かは,BOT(プログラムによる自動操作キャラクター)が占めているのではないかと考えられるからだ。

 ROは,サービスイン当初からBOTによる被害が何度となく取り沙汰されており,それに付随する正規プレイヤーのアカウント誤削除(俗にいう"冤罪")が指摘されるなど,多くの問題を抱えていた。これまで「ラグナロクサミット」などで,一部のプレイヤーに対してガンホー側から「誠意をもって対応する」との意志が表明されていたが,これが成果として公に報告された例はなく,現在でも多くBOTの目撃や被害が報告されている。

 今回の同時接続者数増加のNewsは,BOT取り締まりの方法やその成果,また正規プレイヤーがキチンと気持ち良く遊べている事実と共に伝えられると,非常に説得力があり喜ばしいことだったのだが。(Gueed)

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