[E3 2004#003]前作からのクオリティアップがメインの「Prince of Persia 2」 - 2004/05/13 13:35


 昨年同様South Hallの真ん中付近に,例年よりひと回り小ぶりになったEAブースとほぼ同様のコマ数を確保していたUbi Soft。出展内容は「Ghost Recon 2」や「Splinter Cell:Pandora Tomorrow」など,実は北米でかなり元気なXbox版タイトルを全面に押し出した内容で,昨年あたりから徐々に顕著になり始めたコンシューマタイトルのSouth Hallへの侵食が目立つ。
 さて,E3初日の朝一番にフラフラとUbiブースを訪れ最初に目が合った(?)のが,5月の頭にUbi Softから正式にアナウンスされた「Prince of Persia:The Sands of Time」(以下,PoP)の続編,Ubi Soft Montreal Studioで開発中の「Prince of Persia 2」だ。
 2003年12月に発売されたPoPは,簡単なパズルと戦闘をバランスよく楽しめる秀逸なアクションタイトルとして,GDCで「Excellence in Game Design」を獲得したタイトル。

 正統な続編となるPoP2は,グラフィックス周りのベースを前作から流用し,戦闘システムと主人公Princeの特殊能力,またゲームそのもののテンポにメスを入れた内容となった。
 具体的には,前作にあったキャラクターがトラップに掛かった場合やケアレスミスをした場合に数秒だけ時間を遡ることができるRewindのシステムに加え,単純に時間の流れをゆるやかにしてキャラクターだけが素早く動くことができるいわゆるバレットタイムが追加されている。
 このシステムはゲーム難度をコントロールするためのプレイアビリティに直結しているだけでなく,ほぼ止まった時間の中でひたすら敵に攻撃を加え,時間の流れが元に戻った瞬間,ダメージを溜め込んだ敵キャラクターがスローモーションではじけ飛ぶ(首が飛んだりする場合もある)といったように,演出面での効果が高い。
 また今回ヒゲを生やしてさりげなくワイルドになったPrinceは,基本的には二刀流となっていて,前作では前転と敵の背後に回っての斬り付けのみであったアクションも相当数追加されている。
 実際前作の戦闘は,"背後斬りつけ"などプレイ当初のインパクトこそあったが,ゲームを進めていくうちにたまらなく単調な作業になるという残念な代物だった。しかし今回は,首をはねる,シミターを突き刺す,相手の首を足で挟んでマップから投げ落とすといった一撃必殺系のスキルがギッシリ詰め込まれていて,戦術性の高い,そして非常にテンポの良い戦闘パートになっている印象を受けた。

 アドベンチャーパートは,前作同様マップのオブジェクトにインタラクトしつつ解いていくスタイルだが,今回は,壁走り→連続壁上り→カーテンを利用して一気に落下,といった具合にトラップとトラップが実に巧妙なつながりをもっていて,プレイヤーが"待つ"という時間がほとんどないほどスピード感が増している

 全体を通して,PoP2は完全に前作の"クオリティアップ"に力を注いだ内容なので,ファンに対しては現時点でもズバリオススメといえるほど期待してよさそうだ。
 発売はPlayStation 2,Xbox,GameCube,Windowsとやはりすべてのプラットフォーム用のものが用意されるとのことで,発売時期は2004年の第四四半期の予定。今回はあくまでもWorking Titleとしての出展ではあったが,製品版も,今回姿を見せたバージョンとほぼ同様となるはずなので,追ってUp予定のムービーもぜひチェックしていただきたい。(Gueed)

(C) 2004 Ubisoft Entertainment. Based on Prince of Persia(R) created by Jordan Mechner. All Rights Reserved. Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries. Prince of Persia is a trademark of Jordan Mechner used under license by Ubisoft Entertainment.

※「Prince of Persia2」の記事一覧は「こちら」


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