エレクトロニック・アーツが「バトルフィールド2」を正式発表 - 2004/04/23 21:17


 エレクトロニック・アーツは2004年4月20日,同社の大ヒットFPS「バトルフィールド」シリーズの最新作となる「バトルフィールド2」(日本語版)を発表した。
 開発は前作と同様,スウェーデンのデジタル・イリュージョン社。発売は2005年春の予定。

 同作は戦車や軍用機,軍艦などが配備された広大な戦場で,大人数によるオンライン対戦を実現させた大人気ミリタリーFPSの正当な続編。
 これまで同シリーズは第二次世界大戦とベトナム戦争を扱ってきたが,最新作「バトルフィールド2」ではいよいよ待望の"現代戦"がテーマとなる。

 ベースとなるゲームエンジンは完全に一新され,100人以上のプレイヤーが同時参加可能になる。新エンジンのグラフィックスについては,現在公開されている2点の画像をそのまま信じるのであれば,前2作とはケタ違いの描画能力となりそう。また,このエンジンは物質の貫通を可能としており,武器の性能によっては障害物を貫通して敵兵を攻撃できる。兵器の中の人も大変な目に遭うのだろうか。
 また今回は,参加人数に応じてマップ上の武器や乗り物の登場頻度を自動調節するなど,常にバランスの取れたゲームを楽しめるよう工夫がなされる。
 登場する陣営はアメリカ,中国,中東連合。本シリーズの魅力の一つである搭乗可能兵器には,30種類以上の現代兵器が登場するという(このへんの数字は従来どおりか)。
 具体的にどの兵器が収録されるかはまだ不明だが,現在第一線で活躍中の戦車,戦闘機,軍用ヘリなどが精密に再現されるのは間違いない。もちろん兵士達にも,各国の最新鋭装備が与えられる。
 ゲームシステムに関する興味深い新要素に「コマンダーモード」がある。これは通常のプレイヤーのように武器を持って戦場で直接戦うのではなく,仲間に指示を与える立場となって戦略的なチームプレイを実現させる機能。
 また勝利に貢献したプレイヤーは,参加チームの中で昇格していくという要素も追加される。昇格したプレイヤーは,新しい武器や兵器の新デザイン(?),勲章などの報酬を得られるという。

 「バトルフィールド ベトナム」が発売されたばかりの最新作という気がしていたが,そんな気持ちまで一気に吹き飛んでしまいそうな「バトルフィールド2」の電撃発表。発売は1年後とまだ先の話だが,とりあえず続報を楽しみに待つとしよう。(Kawamura)

「バトルフィールド1942」当サイトの記事一覧は,「こちら」
「バトルフィールド ベトナム」当サイトの記事一覧は,「こちら」


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