「ライズ オブ ネイション」拡張パックの日本語版が6月に発売 - 2004/04/16 21:53

 マイクロソフトは,2003年7月に発売したリアルタイムストラテジーゲーム「マイクロソフト ライズ オブ ネイション 〜民族の興亡〜」(以下,ライズ オブ ネイション)の拡張キット「マイクロソフト ライズ オブ ネイション 〜民族の興亡〜 拡張パック:皇帝と革命軍」(以下,皇帝と革命軍)を6月に発売すると発表した。

 ライズ オブ ネイションとは,「Civilization II」や「Alpha Centauri」といった名作ストラテジーゲームを手掛けた実績を持つ,ブライアン・レイノルズ(Brian Reynolds)氏が率いるBig Huge Games社製の歴史ストラテジーゲーム。古代から現代までの約6000年が舞台という壮大なゲームスケールに加え,RTSながらもボードゲーム的な要素を意識したシステムが盛り込まれた"クロスジャンル"として,ストラテジーゲームの新しいあり方を提示したのは記憶に新しいところだ。

 今回発表された皇帝と革命軍は,そんなライズ オブ ネイションがより楽しめるようになる追加パック。新たにアメリカ,オランダ,インド,ペルシャ,イロコイ,ラコタの計6か国が追加されるほか,アレクサンドロス大王,ナポレオン,新世界(アメリカ開拓史),冷戦という四つのテーマに沿ったシングルキャンペーンを用意。新たに追加されるユニットは20種類以上にも及び,ペルシャ軍の「象兵」やアメリカの「海兵隊」,オランドの「クリッパー型帆船」,先住民族ラコタの「連発式ライフル銃騎兵」などなど,民族の特徴を反映させたユニットが登場するという。シングルのみならずマルチプレイゲームも親しまれた本作だが,どんなゲーム(バランス)に仕上がっているのか,なかなかに興味深いところだろう。

 また,皇帝と革命軍には「政体」という新たな概念が導入されている点も注目すべきポイント。共和制,君主制,資本主義,社会主義などといった政体を選択していくことで,同じ民族でも長所や短所が変化していくという。まだ詳しいことは分からないが,同社が発売している「エイジ オブ ミソロジー」における「従神システム」のような感じだろうか。ともかく,こちらも詳細が判明次第お伝えしていきたいと思う。

 現在のところ,発売日の詳細な日時や価格は未定。マイクロソフトの発表によれば,それについては5月に改めて発表するという。注目しているユーザーは続報を待とう。(TAITAI)


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