「スターウォーズ ジェダイナイトアカデミー」もうすぐ発売! - 2003/11/07 22:23


 映画「スター・ウォーズ」(SW)のゲーム化作品は数多く存在するが,中でも「ジェダイナイト」シリーズといえば,SWのFPS代表作として位置する作品。プレイヤー自らジェダイの騎士に扮して暗黒面に挑むという,ストーリー性を重視した内容に仕上がっている。SWファンからはもちろん,マルチプレイファンからも熱い支持を受けているシリーズだ。
 最新作「ジェダイアカデミー」は,「ダークフォース」「アウトキャスト」に続く第3作だ。前2作で主人公であったKyle(カイル)は,ルーク・スカイウォーカー(もしかしたら知らない人もいるかもしれないので説明しておくと,映画の主人公だ)と共にNPCとして登場。カイルとルークが運営するジェダイアカデミーで,見習い騎士として育てられるのが第3作の主人公である。

 ゲームエンジンは,あいかわらずチューンしたQUAKE 3エンジンを使用しており,グラフィックス的に際立った進化があるわけではないが,ゲーム性は第3作にふさわしい変化を遂げている。
 第3作ではカスタマイズ性が重視され,主人公であるジェダイの種族,性別やルックス,衣装などを自由に設定できる。ユニークなのはライトセーバーで,カラーリングはもちろん二刀流,さらにはダースモールのようなツーハンド型のライトセーバーも持たせられる。
 さらに,ミッションをクリアするごとに強化されていくフォースの方向性も選ぶことが可能で,プレイヤーが力に溺れ過ぎればダークフォースに満ちたジェダイを作り上げてしまうこともありうる。困ったことにダークフォースはなかなか使い勝手が良く,戦闘で大いに役立ってしまうのである。ミッション自体も,飛行するユニットの上でのライトセーバー対決など,なかなか凝った演出が多い。

 キャラクターのカスタマイズ性のみならず,ミッションをクリアするたびに,次に進むべきミッションを複数の中から選択できる(次に攻略する惑星を選んでいく)。その選択によって,ストーリーや習得できるフォーススキルも変化していく。究極のジェダイとなる道もあれば,破滅の道も用意されているだろう。ルークのように清き道をゆくこともあれば,悪に染まってアナキンのようにダークサイドに落ちてしまうこともある。このカスタマイズ性とストーリー分岐からも分かるように,シングルプレイモードは何度でも遊べる仕組みとなっているのである。

 「ジェダイナイト」シリーズのもう一つの魅力といえば,もちろんマルチプレイ。上記のキャラクターのカスタマイズ機能は,もちろんマルチプレイでも生かすことが可能だ。収録しているゲームモードは"Free for All" "Duel" "Power Duel" "Team FFA" "Capture the Flag" "Siege"の6種類。ゲーム中に登場するさまざまな銃火器を駆使して戦う設定はもちろん,ジェダイナイトならではのライトセーバーのみで戦う人気の設定も可能。あまり頭は良くないが,BOTを呼び出して一人でもマルチプレイ用のゲームモードを楽しめる。

 というわけで,手堅いながらも大きなパワーアップを図ってきた第3作「ジェダイアカデミー」。ゲームシステム自体はさほど新しいとは言い難いが,かなりロースペックなPCでも難なく動いてしまう。シリーズのファンや映画ファンはもちろん,ロースペックユーザーもチェックしてみてはいかがだろうか。(Kawamura)

スターウォーズ ジェダイナイト ジェダイナイトアカデミー【日本語マニュアル付英語版】
■発売日:2003年11月14日
■価格:オープンプライス
■メーカー:サイバーフロント
■動作環境:Windows 9x/2000/Me/XP,PentiumIII・Athlon/450MHz以上(マルチプレイ:PentiumIII/700MHz以上を推奨),メモリ 128MB以上,HDD容量 1.3GB以上

→「ジェダイアカデミー」のデモ版は,「こちら」

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