発売記念! 「BF1942:シークレット・ウェポン」ゲーム大会 - 2003/09/01 17:07

 2003年8月28日に発売された,第二次世界大戦をテーマにしたFPS「バトルフィールド1942」(以下,BF1942)の最新拡張パック「バトルフィールド1942 シークレット・ウェポン」(以下,SW)。大戦中に計画・試作はされたものの,実際には歴史の表舞台には姿を現さなかった幻の兵器が登場する本作は,いわゆる"SFのノリ"ではあるが,当時の雰囲気を損うことなく奇抜な兵器をうまくマップに盛り込んだ秀作だ。

 今回の発売に伴い,2003年8月30日,31日の二日間,秋葉原アソビットシティにてSWの対戦大会が開催された。
 週末はいくぶん過ごしやすい気候だったこともあり,会場には多くのプレイヤーと観客が詰めかけていた。ゲーム大会は一日に三度,そして毎回22名の参加者が募られるのだが,実際には定員を大幅に上まわるプレイヤーが来場(結局,毎回20人程度の参加希望者が溢れたとか)。さすがはBF1942といった感じで,現在も世界中に多くのマルチプレイサーバーが稼動しているというのもうなづける。

 大会のルールはBF1942のマルチプレイモードに準拠し,プレイヤー間でKill数が競われた。初日はSWのキャンペーンモードの初期マップ「イーグルネスト」が採用されていたが,これではちょっぴり登場兵器のバラエティに欠ける――というわけで,二日目からは,水陸両用車輌の「シュビムワーゲン」や機動性の高い「ゴブリン護衛機」,強力な対空・対人戦車「フラックパンツァー」などが登場するマップ「ペーネミュンデ」に変更。地形的にも,平地あり,水陸両用車が活躍しそうな川ありと,本作のフィーチャーを堪能するにはピッタリのマップだ。

 プレイ模様を見ていて感じたのは,参加者のほとんどが経験者だということだ(少なくとも,"パラシュートが開けない"といった初心者は少なかった)。
 実は初日には,7名からなる団体で挑む本気のツワモノも来場しており,連携による圧倒的な勝利で賞品をかっさらっていったとのこと。ちなみに賞品は「シムシティ4」や「メダル オブ オナー」などのエレクトロニック・アーツの看板タイトル群で,各回の上位3名がホクホク顔で家に持ち帰ったようだ。

 ところで筆者は,この手のイベント取材時にいつも思うのだが,もう少し"タイトルならではの趣向"が凝らせないものだろうか? 例えばBFなんかはバリバリにチーム対戦やcoop志向のタイトルなわけで,参加者間で協力プレイが可能ならコミュニケーションも活発になるし,団体参加も受け付けやすいと思うんだけど……(まぁ体験会の域を出ないのであれば必要ないことだが,最近は盛り上がりに欠けるのも事実)。
 とはいえ,今回は音楽,ビジュアル共に(一般の人にとっては)インパクトのあるSWの大会ということで,ギャラリーも多く盛況のうちに幕を閉じた。
 現在のところ,SWの製品バージョン1.45に対応したマルチプレイサーバーはまだ少なめだが(先日リリースされたばかりの1.45パッチは「こちら」),荒唐無稽かつ強力な兵器の投入により,さらに過激なプレイが楽しめるようになったBF1942。これから始めるという人は,「こちら」のデモ版などを試しつつ,購入を検討するといいだろう。(Gueed)

→当サイト内の「バトルフィールド1942」特設ページは「こちら」
→当サイト内の「バトルフィールド1942 ロード・トゥ・ローマ」特設ページは「こちら」
→当サイト内の「バトルフィールド1942 シークレット・ウェポン」特設ページは「こちら」

##余談##
 左利きの人はみんなこうやってFPSをプレイするんだろうか……。(写真下段右)


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